

静岡文化芸術大学生が企画し、掛川西高生が運営に協力いただいた松ヶ岡むかしばなしの会が開催されました。
当日は約20名の参加者が、十王堂、徳雲寺、水源地公園など、松ヶ岡の近隣にある山﨑家ゆかりの地をスタンプラリーで巡り、各ポイントで大学生が解説を行いました。
十王区の皆様には、十王堂の内部や十王区の屋台も特別に見せていただき、地域の歴史を紹介する良い機会となりました。

スタンプラリーは松ヶ岡主屋前から開始

十王堂

十王堂内部

水源地公園
市民が松ヶ岡の修理作業を体験する工事体験会が開催されました。
事前申し込みで集まった親子16人は、まず職人の指導のもと左官作業の練習を行い、その後、掛川市指定文化財松ヶ岡米蔵の壁土塗りを体験しました。
当初はなかなかうまくいかない方もいらっしゃいましたが、皆さん一生懸命取り組み、後半にはうまく道具を使いこなす方もいらっしゃいました。
皆さんに塗っていただいた壁は、実際の修復工事の一部となり、後世に残っていきます。
また、当日は鉋(かんな)かけの体験も行われました。
ご協力いただきました飛鳥工務店、成行左官の皆様大変ありがとうございました。

立てかけた板での土塗り練習

米蔵壁土塗り体験

米蔵壁土塗り体験

鉋体験
松ヶ岡(旧山﨑家住宅)では、毎月第4土曜日の午前10時から午後3時まで一般公開を行ってきました。
令和7年5月以降は公開日を増やし、第2土曜日も公開しています。
3月の一般公開日は3月14日(土)と28日(土)です。
本年度より奥座敷棟などの修復工事が始まりましたので、見学範囲は主屋と長屋門西側、庭園の一部となります。ご了承ください。
清掃活動はどなたでも参加できますので、興味を持たれた方はぜひご参加ください。
※修復工事の実施に伴い、駐車場が狭くなっています。ご注意ください。

修復が完了した主屋 松ヶ岡が国の史蹟に指定された昭和8年(1933)の姿に修復しました。

解体調査前の奥座敷棟屋根

屋根解体調査が進み、瓦の下の葺き土(ふきつち)が見えた状況です。

葺き土を撤去すると、防水のために敷かれた杉皮が現れました。
松ヶ岡塾は、松ヶ岡に関わる「ひと」「もの」「こと」を題材にした連続講座です。
「松ヶ岡ものがたり」を開催している以善会(市民ボランティア)の皆様が企画しており、連続講座にすることで、より深い内容を目指しています。
今期は、江戸時代後期を代表する儒学者の一人で、掛川藩校の教授も務めた松崎慊堂(まつざきこうどう)について、全5回のシリーズで学びます。
掛川藩校教授として招かれた儒学者松崎慊堂の人物像と活躍ぶりを5回の講義で知ることができます。
1月からのスタートです。ぜひ皆様ご来場ください。
1 月 日 令和8年1月18日(日)、2月1日(日)、2月15日(日)、3月8日(日)、3月29日(日)
1日だけの参加も可能です。
2 時 間 午前10時~11時30分
3 会 場 松ヶ岡(掛川市南西郷838)
4 講 師 松ヶ岡を愛する会「以善会」会員・元静岡産業大学非常勤講師 中山正清 氏
5 内 容 儒学者 松崎慊堂の生涯
6 参加費 300円(講師謝礼・資料代)
7 主 催 以善会
8 その他 駐車場は長屋門前です。
10月5日、6日に一般社団法人日本庭園協会主催の伝統庭園技塾(技術研修)が松ヶ岡で開催されました。
研修は令和5年度から毎年行い、令和7年で3年目です。本年は全国から約15人の造園関係者が集まり、池護岸の修復、灯篭や庭石の移動、庭園の現状記録等を行いました。
池の中に埋まっていた灯篭の傘が引き上げられ、古写真を参考に、庭石や灯篭を元の位置に戻していくなど、松ヶ岡の庭園が往時の姿にまた一歩近づきました。






9月13日に、静岡文化芸術大学生と静岡県立掛川西高等学校生徒による「掛川の昔話の会」が開催されました。
当日は親子24人が松ヶ岡に来場し、大学生と高校生が演じる「夜泣き石」など掛川に伝わる昔話を観覧しました。
また、松ヶ岡の中を探検したり、昔の遊びである「はないちもんめ」や大学生が淹れた冷茶も楽しみ、参加者からは「高校生の劇が、迫力あってすごかった」「子供がとても楽しんでいた。」といった声をいただきました。



令和7年7月から、離れへの素屋根設置が進められ、内部では建具や畳の取り外しが行われています。
素屋根が設置された後は、屋根の取り解きと解体部分の調査が始まります。
離れは今後、令和11年までの5ヶ年をかけ、調査と修復が行われる予定です。
日ごとに進む工事に今後ともご注目ください。


松ヶ岡庭園の堀(池)は、長年の土や落ち葉の堆積により、本来の形がわかりにくくなっている状況でした。
そこで、堀の一部について、7月に発掘調査を行い、多くの泥を搬出しました。
その結果、土に埋もれていた石垣や、庭から転落したとみられる大型の石、土どめに使われた丸太などが出土し、堀のかつての形が浮かび上がってきました。
本来の底は、現在の堀底より70cm近く深く、迫力ある石垣も両側に見えています。
松ヶ岡をご見学の際は、庭園の堀にもぜひご注目ください。


以善会(いぜんかい)は、松ヶ岡に関する歴史や建築を勉強し、史料整理などを行っているボランティアグループです。
活動成果の第18弾は、掛川城下の下俣町で村庄屋を務めた大庭松風(代助)に関するレポートです。
山﨑家ともつながりのあった大庭松風の、文化人としての面を考察しています。
どうぞご覧ください。
過去の以善会レポート
掛川大祭三大余興の一つ「獅子舞かんからまち」は、昭和30年(1955年)に指定された静岡県無形民俗文化財であり、掛川城御殿の中で殿様の前でもワラジ履きで舞うことが許された格式高い舞であるといわれています。
10月12日に、市民ボランティアが中心となり、獅子舞かんからまちを松ヶ岡で披露する機会を創出しました。
当日は天気にも恵まれ、200人近い方が、6年ぶりの掛川大祭と松ヶ岡でのかんからまち披露を楽しみました。



