2023年5月1日
【教わり、教える】
【学び合う】
【ルールと「作法」】
アウトドアの学校の開催を来週に控えた先日、僕はアウトドアの学校の卒業生しか見れないFacebookグループにある書き込みをしました。
卒業生は100名をゆうに超えています。
2013年から、かれこれ10年続けて来たアウトドアの学校には、決まりがあります。
それは「一度受講したら、再受講はできない」というルールです。
「学校」だから、卒業式をやって、卒業証書を貰ったら、もう一度入校は出来ません。
そのかわり、「卒業したらOB OGとして無料でいつでもサポート参加できる」という制度にしました。
ちょうど、学校の部活のように、卒業した先輩が後輩の指導の為に学校に来てサポートするのです。
教わった事を、教える。
今度は教える側になる。
新しい気づきや学びを得る。
アウトドアの学校は、幸いな事に、受講してくれた方にはけっこう好評で、初期の頃、「来年も受講したいです!」とか「も一度入学したい!」と言って下さる方もいました。
「再入学を禁じている」という事について、「え〜?マツヤマさん商売ヘタだなぁ…何回も受講させれば儲かるのに」と何人かに言われたのですが、僕はなんとなくイヤで、「儲からないかも知れないけどいいよ…、だって卒業証書、渡しちゃったのにヘンだもんね」とリピート受講を禁じる代わりにこのOBOGとして参加できるルールにしたのでした。
で、10年経って、コレで良かったんだな。って思えています。
最初は初心者の生徒だった人が、教えた僕もビックリするような成長をして立派なアウトドアスキルを身につけたり(そもそもアウトドアはともかく、社会人として人間として僕なんかより立派なスペック高い人がたくさんいる)OBOGとしてサポートしてくれたり、助けてくれたり、今では「頼りになる仲間」になってくれる。それは「儲かる」より100000倍嬉しい「素敵なこと」です。
そんなわけで、アウトドアの学校は、かつての生徒だったOBOGが時に生徒よりたくさん参加して
・受講生
・講師コーチ
・OBOG
という3種の面々が集まるのでした。
OBOGとしての参加する為には、「ルール」と「作法」があります。これも10年の歴史の中で色々な事があって出来上がったものです。
ルールだけで無く「作法」というのも大切だと僕は思っています。
先日、卒業生の皆さんに書いたのもその「ルールと作法」でした。今年初めてOBOGとして参加する去年の卒業生に伝えなきゃいけないからです。
僕は、この「作法」が実は大切なんじゃないかな?と思っています。
思うのですが、ルールは都度作ったり変えたりすればいいけれど「作法」を定めることはすぐには出来なくて、年月がかかると思います。
「作法」は卒業生とって、最初の課題であり、卒業してから成長する為に必要なきっかけになるんだろうな…と思うのでした。
僕は今年の受講生をたくましくなったOBOGと一緒に迎えられる事が、すごく嬉しくて、少し誇らしかったりするのでした。
アウトドアの学校 公式ホームページ
http://www.md-f.jp/outdoor/