高校生にバトンを渡す

2023年5月18日
今日の午後、遠江総合高校で講師として高校生に講演をします。
全校生徒600人が、教室で授業を受けずに、ホールで僕のお話を聴くのです。

こずえさんと話していて、「マツヤマさん、今度、高校生にお話してくれませんか?」と言われたので、「はーい♪いいですよ♪」と答えたらこうなりました。まさか保護者まで参加するとは思わなかったけど…。


まぁ、5人に話すのも600人に話すのも一緒です。少しでも興味を持ってもらえるように、講師紹介は激レアさんみたいにしてみました。わかりやすい方がいいよね。

少しでも興味を持って聴いてもらえて、いつか、何年か経って、悩んだり不安になった時に、ああ、あの時来た陽気なオッさんがこんな事言ってたよなぁ…と思ってもらえるように、楽しく話してこようと思います。
ダダ滑りして凹んだら慰めてください。

分かりやすく講師の紹介を書いてみた

僕が伝えてもらった事を伝えるよ。バトンを渡すのです。

仕事を始めたばかりの人に伝えたい事

何個か、僕が大切だと思う事を話すつもりです。

若かりし僕に伝えたい事

【アウトドアの学校トマト部】笑顔

2023517

【笑顔】
【田園って曲】

玉置浩二が1996年にリリースした「田園」(でんえん)って曲があります。
僕はなぜかこの曲が好きでたまに口ずさむ時があるのですが、いい曲です。

生きていくんだ

それでいいんだ

僕がいるんだ

みんないるんだ

なんだか「命の肯定」という感じがしませんか?僕は好きなんです。

でも、この曲のほとんどは、大変なこと、ツラいこと、そんな内容で占められています。

決して、楽しい事ばかりじゃ無い。

悩みや悔しさ、うまくいかない事もたくさんある。

歌詞には

何もできないで

誰も救えないで

悲しみひとつもいやせないで

と続きます。

 

僕は今日、トマトを収穫しながら、一緒に作業している仲間の写真を撮りました。

一見、楽しそうに、何も悩みや、苦労、辛い事なんて何も無くて、キャッキャと笑っているように見える写真です。

でも僕は知っています。

ここに写る人達には、普通の人と同じように、辛かったり、苦しかったり、プライベートや仕事のこと、どうしたらいいか分からない不安や、悔しい想いだって、たくさんある事を

だからこそ、僕はこうして一緒に集まって、一緒に作業して笑えること。

この笑顔に価値があるのだと思ったりするのです。

【田園】ではこう続きます。

カッコつけてないで

やれるもんだけで

毎日何かを頑張っていりゃ

生きていくんだ

それでいいんだ

色々なツラさや不安を持ち寄って

時に相談して、悩みや不安を抱えながら、一緒に汗をかいて笑う。

田んぼの中にある温室で写真を撮りながら、僕はそんな笑顔を愛しく思ったのでした。

今月末、もう少しでトマトの収穫の季節が終わります。

あと少し、この時間を大切に過ごしたいと思うのでした。

#アウトドアの学校
#アウトドアの学校トマト部
#2022アウトドアの学校トマト部
#農業はアウトドア
#農業

【アウトドアの学校】9期生とOBOGのみんなへ  2023.05.09

【最初に必要な服・道具の参考に】

お疲れ様です、マツヤマです。大雨と倒木での道路閉鎖というアウトドア体験の第一回はいかがでしたでしょうか?

でも、これがもし、自分ひとりで、友達と二人でチャレンジした時だったら、きっともっと不安になっていたかもしれませんね。

大雨も、道路閉鎖も、これからアウトドアをやっていけば、いつか体験することかもしれません。

その時、思い出すかもしれません「アウトドアの学校の第一講義でも、大雨だったなぁ…、道路が閉鎖されて三時間閉じ込められたっけ」と(笑)

今回はとても良い経験になったと思います。

地域の避難所に指定された安全な学校と言う場所で、頼りになる先輩と一緒に、危険な時は、安全が確保されるまで「動かない」ということは大切です。

 

さてさて、第一講義で話した、最低限必要なアウトドアウェアなどを紹介しておこうと思います。

■ベースレイヤー (肌着)

汗を吸い取り、身体をドライに保つインナー。
基本は長袖。

ベタなところで、ぼくがいつも使っているものを紹介します。

「WIC.ロングスリーブT」

https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1114112

↑ほぼ毎日これ着ています。

 

WICって素材でしたらOKです、別にクールとかでなくともOK、たいがい山やキャンプでは寒くなるので、クールだと真夏日にいいくらいであんま年中使えないので僕はお勧めしません。

この上に、同じWIC素材の半袖Tシャツや山用のシャツを(ミドルレイヤーとして)合わせて来たりします。

あと、モンベルだと、アンダーシャツとして、色々なラインナップがあるのですが、アンダーシャツは身体にぴちっとしてるので、そのまま着ると恥ずかしい感じです。上になにか着ないとちょっとね。渉さんとかは使っていると思うけど、僕も持っていますが、あんまり使いません。本気の時だけ。

その素材だと「ジオライン」ってのがおススメです。(素材はジオラインは涼しい・メリノはあったかいと覚えると楽です)

まぁ、モンベルだとそんな感じです。

 

パタゴニアだと、「ロングスリーブ・キャプリーン・クール・デイリー・シャツ」ってのも夏や沢登りの時によく使います。でもちょっと高いです(6600円だから倍する)。めちゃいいけど。

https://www.patagonia.jp/product/mens-long-sleeved-capilene-cool-daily-shirt/45180.html?dwvar_45180_color=VKNX&cgid=mens-baselayers

参考にして下さいませ。

 

あとはザックと靴ですね、ちなみに、第二講義以降、『絶対に無いと困るよ』ってのは、上に書いた「ベースレイヤー」です。

ザックと靴はマストではないので安心してください。ザックはレンタルもあるし、靴は講義でも話しましたが、選ぶのに慎重にいろいろなものを足に合うものを試して、時間をかけて選んだ方がいいです。

 

ザックは、雨蓋付きのものがおススメです。そして腰のベルトがしっかりしているもの、モンベルなら「中型パック(30~45L)」のカテゴリです。https://webshop.montbell.jp/goods/list.php?category=262000

 

ちなみに、僕が使っているのは「チャチャパック35」です(30だと小さすぎてアレンジ効かないので35にしてます)

https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1133301

山だけでなく、これで、一週間くらいの電車旅や、アウトドア旅なども行きます。

ま、ミレーとか、マーモットとか、ノースとか、マムートなどいろいろいいザックもあるので、実際に背負ったりして選ぶといいです。

 

ポイントはメインの入るところ(気室・キシツと言います)の開閉方式が「ジッパーではないこと」です。別にジッパー式でも、今回のアウトドアの学校の講義レベルでも参加できますし、まぁ問題ないと思いますが、卒業して、みんなで山行こう!とかなった時に、結局買い直さないといけないのでムダなお金を使うことになります。

ジッパーで閉まるものは、タウンユース、上から荷物を入れて詰めるのが山用!と大雑把に覚えておけばいいです(もちろん・そうでないものも色々ありますが、まずはそれを覚えておけばいいです)

あと、ザックに「ライト」とか「ウルトラライト」という種類のものがありますが、生徒が最初に買うザックには僕はおススメしません(当然僕も持っていますし使うこともありますが)。

理由は、軽くするために「いろいろ犠牲にしているから」です。犠牲になっているのは、背負い心地だったり、フイット感だったり、耐久性だったり、色々です。店の人が「これが流行っていますよ」とかよく言いますが、何個も持ってて、何年かやってて、経験ある人が、詰め方や背負い方に慣れてから使う方がいいと僕は思います。

あと、2気室、1気室とかあります、これは何かというと、メインの仕舞うところの中が分かれて2つになるものがあり、それを2気室といいます。スタンダードなのは1気室です。2気室の方が便利そうに感じますが、それも慣れて来てからでいいかと思います。基本は1気室と覚えておきましょう。しゃぶしゃぶ鍋でたまに真ん中が仕分けられてて2種類の味を一つの鍋で!とかいう感じです。ひとつありゃ充分です。そもそも分けてると長いもの入れれないから、やっぱり1気室のものが欲しくなります。

 

取り急ぎ今日はこれくらいにします。

何か質問があれば、9期生ウォールに書き込んで下さいませ。

【アウトドアの学校】 旅の写真セレクト

2023年5月2日

連休最後の7日に行われるアウトドアの学校の第一講義「アウトドア基礎講座」で話すアウトドア旅の講義資料作り。

いつも同じ写真じゃつまらないかと思って、最新の2022年の僕の旅の写真をセレクト。いっぱいあって選びきれない…。よくもまぁこんなに行ったもんです。

ゼキさんと北海道の羅臼の海でホタテを食べる

よしむーさんと八ヶ岳を縦走する

知床半島でオショロコマ釣る

天狗岳を目指す

温室で農業をする

屋久島で釣りをする

釧路の港を歩いて写真撮る

横岳の難所を通る

北海道で毛蟹を食べる

九州でソロキャンプ

八丈島で魚を釣る

テントの中で昼寝する。

北海道の海鮮丼を食べる

講座では、普通の「観光旅行」とは違う、アウトドアを主軸にした「旅」とは何か?その仕方、そのために必要なこと、道具のことをお話する予定です。

今年も楽しい講座ができて、受講生が素敵な旅に出ることができるように一生懸命頑張ります。
講座の準備が出来たら、6日までテントを持って旅に出ます。

【アウトドアの学校】ルールと「作法」

2023年5月1日
【教わり、教える】
【学び合う】
【ルールと「作法」】

アウトドアの学校の開催を来週に控えた先日、僕はアウトドアの学校の卒業生しか見れないFacebookグループにある書き込みをしました。
卒業生は100名をゆうに超えています。

2013年から、かれこれ10年続けて来たアウトドアの学校には、決まりがあります。
それは「一度受講したら、再受講はできない」というルールです。

「学校」だから、卒業式をやって、卒業証書を貰ったら、もう一度入校は出来ません。
そのかわり、「卒業したらOB OGとして無料でいつでもサポート参加できる」という制度にしました。
ちょうど、学校の部活のように、卒業した先輩が後輩の指導の為に学校に来てサポートするのです。

教わった事を、教える。
今度は教える側になる。
新しい気づきや学びを得る。

アウトドアの学校は、幸いな事に、受講してくれた方にはけっこう好評で、初期の頃、「来年も受講したいです!」とか「も一度入学したい!」と言って下さる方もいました。
「再入学を禁じている」という事について、「え〜?マツヤマさん商売ヘタだなぁ…何回も受講させれば儲かるのに」と何人かに言われたのですが、僕はなんとなくイヤで、「儲からないかも知れないけどいいよ…、だって卒業証書、渡しちゃったのにヘンだもんね」とリピート受講を禁じる代わりにこのOBOGとして参加できるルールにしたのでした。

で、10年経って、コレで良かったんだな。って思えています。
最初は初心者の生徒だった人が、教えた僕もビックリするような成長をして立派なアウトドアスキルを身につけたり(そもそもアウトドアはともかく、社会人として人間として僕なんかより立派なスペック高い人がたくさんいる)OBOGとしてサポートしてくれたり、助けてくれたり、今では「頼りになる仲間」になってくれる。それは「儲かる」より100000倍嬉しい「素敵なこと」です。

そんなわけで、アウトドアの学校は、かつての生徒だったOBOGが時に生徒よりたくさん参加して
・受講生
・講師コーチ
・OBOG
という3種の面々が集まるのでした。

OBOGとしての参加する為には、「ルール」と「作法」があります。これも10年の歴史の中で色々な事があって出来上がったものです。
ルールだけで無く「作法」というのも大切だと僕は思っています。
先日、卒業生の皆さんに書いたのもその「ルールと作法」でした。今年初めてOBOGとして参加する去年の卒業生に伝えなきゃいけないからです。

僕は、この「作法」が実は大切なんじゃないかな?と思っています。
思うのですが、ルールは都度作ったり変えたりすればいいけれど「作法」を定めることはすぐには出来なくて、年月がかかると思います。
「作法」は卒業生とって、最初の課題であり、卒業してから成長する為に必要なきっかけになるんだろうな…と思うのでした。

僕は今年の受講生をたくましくなったOBOGと一緒に迎えられる事が、すごく嬉しくて、少し誇らしかったりするのでした。

アウトドアの学校 公式ホームページ
http://www.md-f.jp/outdoor/

髪を緑に染めた事がある人

2023年4月26日

【緑髪特集】
50歳になった際にわかりやすく髪を緑に染めたのが3月31日。
そろそろブロッコリーの緑の髪での生活も1か月近くなりました。

地毛も伸びて来たのでそろそろ、切るか染めるかしようと思います。

「50歳になるから、ブロッコリーになろう!」と決めたのが昨年の秋。半年かけて髪を伸ばし、パーマして、ブリーチして脱色して、緑に染めて、緑の髪にするのに、半年の時間と美容室代金に4万円〜5万円くらいのお金をかけました。
で、緑になったらどうだったか?

その感想は?
「あんま、変わらなかった」
でした。
当たり前ですが、髪が緑でも、僕から見た景色って変わらないからね。
毎日会う人は、まぁ数日で慣れてくれるし…。

でも、僕は、おかげで
【髪を緑に染めた事がある人】
になれました。
(ブロッコリーにするんだ、と言ったら、「カツラ被れば良いじゃない?緑のカツラ売ってるよ」と言った人がいましたが、全然違う。それじゃ何にも面白く無い。ただのふざけた結婚式の余興です)


カツラを被った訳でなく、画像加工して緑に染めた写真を作った訳でなく、自分の髪をリアルに緑にした事がある。それで生活する。それで仕事して、会議に出て、打合せして、撮影して、遊んで、旅して、コンビニ寄って、運転して、サービスエリア入って、電車乗って、起きて寝て、暮らす。
やった事がある。
って、やった事の無い人には分からない感覚です。
その感想が
「あんま、変わんなかった」
ってのもどうかと思いますが、ともあれ、僕はやりたかった事をやりました。
やりたかった事を、やるか?どうか?
僕はやると自分で決めて、
やりたかった事(ブロッコリー)をやりました。
それに意味がある。
人目を気にして、変だから、変に思われるかもしれない…。だからやめとく我慢する。それも素敵な事ですが、
人生は一度きり。
やりたかった事を、やりたかったなぁ…と年取ってから話す老人になるか?(年寄りのそんな言葉は聞きたくないよね)

出田パイセンの作ってくれた最高の表紙に書かれたコピー。
「ヤルかヤラないかの人生だったら、お前たちはどっちを選ぶんだ、ブラザー!?」
THEアイコン ハルクホーガンに問われたら
僕は迷わず前者を選びます。
もちろんヤルぜブラザー!!!

「我慢」って、日本人けっこうみんな我慢してたり、出来てたりしますよね。遠慮や我慢してない人っていなくない?むしろ「人目を気にせずやりたい事をやる」方が数倍ハードル高くて難しい気がします。意思と計画と予算と関係性となんかアレコレ色々欲しい。我慢してる方がよっぽど楽です。

考えてみます。
子どもに教えるとしたら?どちらを教えたいですか?
どちらを教えるのが難しいと思いますか?

乳幼児なら我慢を教えるのも大切ですが、僕はこの時代のこの日本の社会では「人目を気にせずやりたい事をやる」事を子どもに教える方が、大切だし難しいと思います。
もし、子どもに「やりたい事をやれる人になって欲しい」と親が願うならば、塾入れるだけじゃなくて、やり方を見せて、教えなきゃダメだよね。
きっと、僕の親や祖父祖母も僕にそう願ったと思う。
でもね。
いつか、みんな、全員。遅かれ早かれ年取って死んじゃうんだから、
僕はやりたい事をやる。
緑の頭には、そんな気持ちというか、そんな想いがあったりしたのでした。

#ブロッコリー

久しぶりにジャンプ!マリモちゃんと一緒に飛びました。
後ろの2人も開脚してる4人開脚の珍しい写真。