【青春18きっぷ旅】福山城 水野勝成とカートタクシー

2022年12月31日
【青春18きっぷ旅】
【福山】
【MR破天荒 水野勝成】
【福山城 カートタクシー】

福山で乗り継ぎ時間が空いたから改札から出る。
何回も乗り降り自由なのが「青春18きっぷ」の良さである。
福山は城がある。
福山城だ。

この城の初代城主は「水野勝成」さんといって、めちゃくちゃ面白い人生を送った人だ。
詳しくはリンクを下に貼っておくけど
水野勝成さんって人は
・19歳2千対1万の戦いでメッチャ手柄立てる
・21歳で父の部下に悪行をチクられ殺しちゃう!激怒したお父さんに勘当されて、出入り禁止になる。
・その後フリーターになってけっこう苦労する
・秀吉死んでから家康の元へ。勝手に門番などしてたがすぐバレる。
・家康にオヤジと仲直りさせてもらう。
・大阪夏の陣では、宮本武蔵が息子を護衛しながら参戦し、軍の最高責任者で51歳なのに先陣に立ち一番乗りを果たし家康にガチ怒られる。
・破天荒が一転、福山で名君になる。
というマンガのような人生なのだ。
そんな人が作った城だから見ないわけにはいかない。(何度か行った事あるけど)

駅を出て城の写真撮ってたら、変な「ゴルフカート」みたいなタクシーがいた。
運転手さんに話しかけると、福山城を回る観光タクシーらしい。しかも200円だという。
乗るしか無い。
乗ってみたらめちゃ面白い。
グイグイ城に登って行く。
坂道登って、普通は階段で登る天守閣の真下までカートで行っちゃう。
やるなぁ福山!さすが水野勝成さんの城!破天荒である。

運転手さんにお礼を行って駅に戻る。
駅にはなんかスゴい市長のポスターがあった。

「街のダニども!震えて眠れ!」
「悪党が怯えて暮らす街。福山市」
というコピーと共に、市長らしき人がピストル持って映ってる。
やるなぁ!さすがMR破天荒!水野勝成さんの街!ますます福山市のファンになって次の街への列車に乗るのであった。
旅は続くのだ。

#青春18きっぷ旅
#福山市
#福山城
#水野勝成
#福山市長

【屋久島プロジェクト】キャンプ場プロデュースと視察の旅

2022年12月11日
【屋久島へ】
【キャンプ場を作る】
【コケ観察】
【釣り竿を持って旅をする】
【アウトドアの学校 特別講義「アウトドア旅 : 屋久島」】

3泊4日で屋久島に、盟友チャーハンの生まれ故郷、屋久島でキャンプ場を作るというのでプロデュースと視察の旅へ。

静岡空港から鹿児島空港へ、鹿児島空港から屋久島空港へ、久しぶりに会ったチャーハンさんと握手。

三度目の屋久島は12月、神秘的な山と森と水の島。
海に浮かぶ標高1900mのとんがり帽子のような屋久島の自然の中、30年放置され、ジャングルに戻った敷地にキャンプ場を作る為の測量をし、図面に落とし、レイアウトをしていく作業。


信じてもらえないかもしれないが、コレは畑だったところである。屋久島は30年で畑がジャングルになる。ここを切り拓いてキャンプ場にするのだ!

夕方に釣りをして、夜は居酒屋へ、いつでも旅にロッド、つまり釣竿を持って行くとこーゆー事が出来るからいい。


寝袋とマットで初日はチャーハンさんの家の床に雑魚寝。ザックの中にあるべきものは、ロッドと寝袋である。
2日目以降は、近隣の宿泊施設を実際に泊まって視察する。実際に泊まるって大切。

ヤクスギランドでコケの大水くんの観察ツアー。コケツアーは面白い、歩いたら30分の道のりを3時間以上かけて歩く。

雲を突くような大木のヤクスギが茂る森の中、ルーペで覗くコケの世界には、もう一つの無限の森がありました。
大水くんは、屋久島でコケガイドをやる予定らしい。パッケージ次第では人気ガイドになる。

屋久島には、コンビニも無く、ケンタッキーも無い、そしてマクドナルドも無い。
島に住んで3ヶ月くらいのチャーハンさんは「ケンタッキーが食べたい」と言っていたし、住んで1年ぐらいの大水君は「本土行ったらすぐマック行きます」と言っていた。せめて世話になった御礼に写真や動画を撮って送ってあげようと思う。

土曜日に静岡空港に帰ってくる。
日曜は戸谷さんのとこのトンカツの撮影なのだ。可愛いちびっ子と美味しいトンカツの撮影。楽しみ。

来年、アウトドアの学校の卒業生やOB・OG向けに、特別講義「アウトドア旅 : 屋久島」をやろうと思う。
何を持っていくか?何が必要か?チケットどうするか?の準備編と、現地編の現地集合・現地解散。面白そうである。
屋久島行きたい人いますか?

#アウトドアプロデューサー
#キャンプ場作る
#屋久島
#コケガイド
#コケガイドツアー
#アウトドアプロデューサーのお仕事
#アウトドアの学校

【アウトドアの学校トマト部】エントリー終了

2022年11月24日
【アウトドアの学校トマト部】
【エントリーを終了します】

11月21日20:11にエントリーを開始したアウトドアの学校トマト部ですが、定員に達しましたので募集を締め切らせて頂きます。(もし以降の希望者がいた場合はキャンセル待ちとなります)。

今は24日15:00、まさか2日ちょっとで埋まるとは思わなくて、驚いております。
ともあれ2022アウトドアの学校トマト号の乗組員は集まりました!後は出港を待つばかりです。

現時点までにエントリーして下さった方には、事務局から受付のメールをお送りしますので、入校手続きをお願いいたします。

#アウトドアの学校
#アウトドアの学校トマト部
#2022アウトドアの学校トマト部
#農業

【アウトドアの学校トマト部】エントリーを開始します

2022年11月21日
【アウトドアの学校トマト部 エントリーを開始します】
【経営学部】
【部員募集】
【134日間のトマト栽培農業体験】
【3つの実験に参加しませんか?】
【アウトドアの学校トマト部に入部して仲間と一緒にトマトを作り売ろう】
【仲間は自分でつくるもの】
【一緒に汗をかき、作業をするから人と人は仲間になる】
【農業はアウトドア】

みなさんこんにちは、マツヤマです。この冬、新しいチャレンジを開始します。

夏にメロンを作った温室で、この冬、なんと「トマト」を栽培しアウトドアスキルを身に着ける講座を開始します。その「アウトドアの学校トマト部」のエントリーを開始します。
この夏、僕らは、暑くて面白い夏を過ごしました。メロンを作るため、みんなで一緒に温室に集まって、笑って、温室の中で汗をかき作業して、キャンプ用の椅子に座り一緒に休憩して、いろいろな話をしました。

僕は思います。

一人きりで生きてない?
一人きりでお母さんやったり、
一人きりで仕事していない?
それは大変だよね。
出来ることなら、相談したり、話したりできる人、仲間がいるといい。
ベタベタなれ合う仲じゃなくて「ああ、あの人は○○を一緒にやった仲間なんだよ」と言える仲間は一生の宝物です。

僕には、アウトドアやまちつくり、仕事や旅やキャンプや登山やボランティア活動で「一緒に汗を流して、ワハハと笑いあった仲間」がいます。何かわからない事や、知らないこと、不安なことがあったらすぐ電話しちゃいます。でも、仲間って、欲しいからってスグには出来ないものです。
イベントで話しただけ、名刺交換したくらいで「仲間」ってなかなかできないんだよ。
一緒に苦労したり、笑ったり、大変なことやったり、何より「時間」ってものが必要です。

僕の師匠の塩田先生がいつも言っていました。
「一杯のコーヒーより一杯の飯、一杯の飯より、一杯の酒だ」と。
「コミュニケーションにはコストを払え、コストとは?分かるな?松山ちゃん?コストとは時間だぞ…忘れないでくれよ」って笑った顔を、僕は忘れていません。
僕は、アウトドアを通じて出来た仲間に、どれだけ助けてもらったか?数え切れません。
アウトドアの学校は、アウトドアを通じて、人生を変える可能性がある学校だと僕は思っています。
ワクワクして、楽しみ、苦労して、喜ぶ体験。それは農業をアウトドアで楽しむことにつながっています。
農業はアウトドアだ。

きっと、農業や植物を育てて、食べ物を作る体験をやってみたいと思っている人はいるはずだけど、いざ自分がやるとなると大変だし、一人きりで取り組むと面白いはずの事が大変な事も増えてしまいます。
でも、一緒にトマトを作ろう!という目的を持った人がチームとして取り組み、作業をしたらきっと楽しいはずだ。と思うのです。
アウトドアは僕たちに色々な楽しみをくれますが、楽しくて人との繋がりを作ってくれる農業体験の喜びは格別なものです。

さぁ、今度はトマトを作ります。
600粒の種をまき、12月から4月にかけて134日間、育て、トマトの収穫をし、そのトマトを販売するところまで行うワークショップです。
今回、新たに、3つの実験を行います。

1つは、「冬季に無暖房」でトマトを栽培するSDGsな栽培方法
2つは、みんなで「素人」のアウトドア農業体験としてトマトを栽培すること
3つは、栽培するだけでなく「販路開拓やブランディング」まで行いマネタイズすること

化石燃料を使わず環境に優しい栽培方法でトマトを育てられるか?素人が集まって楽しく作れるか?そしてそれらをマルシェや売り場を探し販売し、マネタイズするところまで行うのです。
この三つの実験を、マツヤマデザインと大和コンピュータさんのビックルーツさんと一緒に行う計画をたてました。

今回は、アウトドアの学校らしく、トマト栽培だけでなく、
【月イチのアウトドア講座】
月に一度のワークピア磐田でのアウトドア講座と午後のTMT(トークミーティング)を行います。月に一度、アウトドア旅講座やキャンプ講座、トマト料理講座などをし、午後はTMTとして、みんなでご飯の後のテーマを決めてのおしゃべりタイム(思えばメロンの時も休憩時間にみんなでしゃべるのがメッチャ楽しかったのです)を設けます。

【トマトキャンプ】
三月にみんなでキャンプ体験!僕がプロデュースした最新キャンプ場、掛川の「キウイフルーツカントリーキャンプ場」を貸切って、トマト料理のキャンプをします。場所はキウイの大温室の中!雨でも初心者でも安心です。二月にはそのための用意するものなどのキャンプ講座を開催します。(キャンプは全員参加できるか分からないのでキャンプ参加費は別途です)(トマト部はテントが無い人も参加OKです)

【トマトを売る】
四月に、自分たちで収穫したトマトを実際に販売します。マルシェや販売先を探し「自分たちで売る」ところまで。自分たちで作った産物を販売するマネタイズまで体験するチーム戦です。(販売しマネタイズするので参加費を抑えてあります)
という、アウトドアの学校ならではのカリキュラムを用意しました。
さらに、全講義中10回以上参加した人には、ヒミツのプライベートキャンプ講座にも参加できます。(参加費別途)

温室でみんなで作り収穫するトマト栽培だけでなく、ワークピア磐田で行う各講座では、
・トマトの歴史や品種や栽培方法などの「トマトの勉強」(講師トキさん)。
・トマト料理を研究して教わり、アウトドアで美味しく調理して食べる「トマトレシピ講座」、
・キャンプや登山で使う調理器具の「キャンプクッキング道具講座」
・サトリカ先生の「男子禁制の女子のアウトドアウェア講座」。
・アウトドア旅のレパートリーが広がる、レンタカーや飛行機を使った「アウトドア旅レパートリー講座」
などを予定しています。

もちろん受講生には出来上がったトマトのお土産付き(無事に美味しくできたらね)美味しいトマトをお家でたくさん召し上がってください。
アウトドアの学校トマト部は、トマト作りを通してのアウトドア体験や、仲間ができる学校です。

場所はマツヤマデザインのメロン温室(磐田市鮫島※受講者には詳細な地図をお送りします)
受講者は、トマトの栽培の下記約20行程の中で、最低5日以上参加できる方とさせて頂きます。もちろん全行程参加してくれてもOKですし、料金は同一です。
もちろん、自然や植物が相手なので、天候や育成状態により、スケジュールは変化する可能性がありますが、1か月もズレることはありません。
一緒に汗を流して、ワイワイ作業をし、トマトが育つのを喜び、苦労して、心配して、一緒に喜ぶ。知らない人と出会って、一緒に笑う。チームになり、一緒にカンパイして、いろいろな話をする。そしていつしか忘れられない仲間になる。
それは、アウトドアの学校の大きなテーマであり、農業を僕達が行う時にも決して変わらない、アウトドアが僕たちにくれる素晴らしい喜びです。

来年の4月まで退屈はさせません。僕たちのトマトつくりの仲間として、一緒に温室で楽しむ受講生を募集します。
今回は、全講義を通しての「トマト部」としての参加と、
この日だけ行きたい!というスポット参戦の方も受付可能とします。泊りでキャンプは出来ないけど…という方もいるので、特別講座のキャンプ宿泊は別料金としました。

さぁ、面白くなってきた!今度はトマトだ!
アウトドアの学校の農業体験カリキュラム、何人参加してくれるか?僕にも分かりません。
でも、たった一名でも参加してくれたら、その「一名」は、僕たちの大切な「仲間」になります。それはとっても素敵なことだと僕は想うのです。
どんな方が参加して、どんな奇妙奇天烈なトマトつくりが体験できるのでしょう?どんなチキチキレースが繰り広げられるか?僕は今からワクワクしています。

募集要項:【アウトドアの学校 トマト部 農業体験コース】
アウトドアスキルを使った農業体験を通して
作物を作る農業のヨロコビとブランディングとマネタイズ、仲間つくりの面白さを学ぶ体験。
参加条件: 下記スケジュール日程の中で5日以上参加できる方
スケジュール・講座内容:

(※午後のTMTトークミーティングははオマケの自由参加・途中退席自由です)
第1講義 12/14(水)
トマト部説明会・ウェア講座9:30~12:00 2部TMT12:00~15:00※ ワークピア磐田
第2講義 12/21(水)
トマト栽培  温室 誘引  9:00~12:00温室
第3講義 1/9(月)
アウトドア講座2 9:30~12:00 2部TMT12:00~15:00※ワークピア磐田
第4講義 1/11(水)
トマト栽培  温室  誘引 脇芽取り 9:00~12:00温室
第5講義 1/25(水)
トマト栽培 温室 整理 脇芽取り 誘引 9:00~12:00温室
第6講義  2/9(木)
アウトドア講座3 9:30~12:00 2部TMT12:00~15:00※ワークピア磐田
第7講義 2/14(火)
トマト栽培 温室 誘引・整理 収穫準備 9:00~12:00 温室
第8講義 2/22(水)
トマト栽培 温室 誘引・整理 収穫準備 9:00~12:00 温室
第9講義 3/8 (水)
トマト栽培 温室 収穫準備・収穫 9:00~12:00 温室
★特別講義 3/14(火)12:00~3/15(水)11:00
トマトキャンプ in キウイフルーツカントリーキャンプ場(参加費別途)
第10講義 3/22(水)
アウトドア講座4 9:30~12:00 2部TMT12:00~15:00※ワークピア磐田
第11講義3/23(木)
トマト栽培 温室 収穫 9:00~12:00 温室
第12講義3/29(水)
トマト栽培 温室 収穫 9:00~12:00 温室
第13講義4/4 (火)
トマト栽培 温室 収穫 梱包等 9:00~12:00 温室
第14講義4/8(土)
トマト栽培 温室 収穫・梱包・発売出店準備 9:00~12:00 温室
第15講義4/9(日)(予定)トマト販売出店
第16講義4/13(木)
講座5 トマト販売会議  9:30~12:00 2部TMT12:00~15:00※ワークピア磐田
第17講義4/14(金)
トマト栽培 温室 収穫・梱包・発売出店準備 9:00~12:00 温室
第18講義4/15(土)(予定)トマト販売出店
第19講義4/16(日)(予定)トマト販売出店
第20講義4/26(水)
トマト栽培 温室 収穫・木かたずけ等 9:00~12:00 温室

以上の20講義のスケジュールです。
もちろん、農業は自然相手、スケジュールは変更の可能性もありますし、マルシェや出店もみんなで相談し日が変わる可能性もあります。販売先の営業とかもオモシロそうですよね。

※上記日程の内、5日以上参加できる方。もちろん全体験の参加もOKです。
※9:30から作業開始ですが、例えば「子供を送り出してから行くので10:00到着になります」等、事前に連絡頂ければ遅刻しての参加も認めます。
※ワークピア磐田で行うアウトドア講義の午後のTMT(トークミーティング)はオマケの自由参加時間、途中退席自由です。都合のある方は途中で帰ってもOKとします。

【アウトドアの学校トマト部】受講料(入学金) 17000円
・定員10名程度
・費用に含まれるもの農業用アウトドア講座受講費・全20の農業体験への参加権利
・自分で食べる分のトマトのお持ち帰り。
・保険費用は含まれません、各自で保険加入選択をした上でご参加ください。
※受講料は「入学金」であり、受講不参加や辞退した場合でも返金はありません。
■特別講義 3/14(火)3/15(水)トマトキャンプ参加費 8500円
■全20講座中、10回以上参加した人には、4月以降に予定する秘密のプライベートキャンプ講座に参加できます。(参加費別途)

単発スポット参戦費用
・ワークピア磐田でのアウトドア講座 各3500円
・温室での農作業体験 各2500円
・3/14・15のトマトキャンプへの参加は、2月9日のキャンプ講座の受講が条件で12500円(内訳キャンプ講座3500円+キャンプ9000円となります。

よくある質問 Q&A
Q1「子供にも参加させたいのですが、子供を連れての参加は可能ですか?」
A1「アウトドアの学校 トマト部 農業体験講座」は、ガチな農作業を通しての大人の農業体験と仲間つくりをテーマとした講座ですが「ちゃんと挨拶ができる子」を条件として「今日学校休みだから体験させたい」という方は、トマト部員限定で許可を取れば参加が可能です(作業内容により是非は変わりますのでお問合せ下さい)※トマトキャンプは子供には聞かせられない話をするので大人のみです。

Q2「トマトは何個もらえますか?」
A2 あなたの活躍次第です。めっちゃ活躍した人にはめっさご褒美があります「働かざる者、トマト食うべからず」です。世の中そんなもんです。

12月から4月までの134日間、トマトを作り、一緒に過ごし、学び、笑い、遊び、キャンプして、企画を考え、知恵を絞り、トマトを売り、お金にする。みんなで失敗と成功を体験する。いつか一緒に遊ぶ、旅する仲間になっていく。人生が一度変わる学校。それがアウトドアの学校です。

アウトドアの学校トマト部を始めます。
土や植物を触る感触
自然の中で役に立つ服や道具
生きている喜び
苦労したみんなで過ごすキャンプでの宴会
いつもの生活にアウトドアを加えた、
楽しい134日間のトマト生活。

新しい仲間とトマトにまみれる活動を一緒に楽しみましょう。
エントリー方法は以下のurlからアウトドアの学校の公式ホームページの申込フォームよりエントリー下さい。

【アウトドアの学校トマト部】エントリーフォームはコチラです。
https://www.md-f.jp/outdoor/contact/

磐田在宅医療クリニックで「防災アウトドア講座」

2022年10月6日、磐田在宅医療クリニックさんで防災アウトドア講座をお話しさせて頂きました。

在宅医療とは、入院するのではなく自宅で過ごす患者さんの為に、患者さんのところを訪問して回る医療の形です。
お医者さんをはじめ様々な医療のプロがチームになって、日夜あちこちの患者さんの自宅を巡っている、いわば病院から飛び出した「アウトドア医療チーム」の皆さんです。

当然、想定外の事も起こるし、それにその場で対応しなければなりません。移動中のトラブルもあるし、災害時も、安全な病院では無く現場で判断し対応するのです。


毎日移動している医療チームの為に、パンクした場合のタイヤ交換講座もしていました。実戦的!

僕は本当にすごい事だと思います。
なぜそんな大変な事をやるのか?院長の福本さんに尋ねたら「その方が患者さんが安心するし、幸せだから」というのが答えでした。
素敵だよなぁ…。

今回、お時間を頂いたので、僕は、アウトドアスキルを使った防災について。体温維持の技術。アウトドアの基礎知識。コマ結びだけで出来るロープワーク。自然中での安全確保の行動の原則のお話しをさせて頂きました。

大切な患者さんとスタッフさんの命を守る為に少しでもお役に立てたら僕は嬉しいです。

みんなの笑顔を守る為に、今日も頑張ってくれている医療関係者の皆様に心からのリスペクトと感謝を捧げます。
頑張れ!アウトドア医療チーム!

磐田在宅医療クリニック
http://www.iwata-zaitaku.com/index.php

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【アウトドアで大切な事】キャンプ中での災害級の大雨の対応について

2022年9月25日
【キャンプ中での災害級の大雨の対応について】
【アウトドアで大切な事】
【経過、覚え書き】

2022年9月23日24日、大雨の中のキャンプをした体験より覚え書き。

23日金曜AM10時、前夜から天候をチェックしていたが、当日は雨量こそ6mm程度と少し多いが風予想は2mと問題無いレベル。
問題無い、撮影と実地検証を兼ねたキャンプを実行。買い出しをしてキャンプ地へ移動。
このキャンプ場は10月に試験運用をする社会実験の場であり、実際にキャンプする必要がある。一般の方に利用してもらう前に、雨の場合のキャンプの実地調査には最適である。

昼12時過ぎ、小雨の中タープを設営、各自のテントも設営。
今回のキャンプ地は現在企画しているキャンプ地で、かつて村の中心的な広場であり、増水、落石、土砂崩れの危険は無い安全な土地である事は確認済み。(僕がキャンプ地に選ぶのは、昔からその土地で最も安全とされて来たポイントが多い、例えば炭焼の森は、かつては学校であり、今でも避難所になっている、周囲で1番安全な土地だ)

13時、雨が溜まらないゆるい傾斜地を選びタープ、テントを設営完了。今夜は風が弱いので、蒸し暑く無いスクエアタープをチョイス。各自で風雨に強い山岳テントやツーリングテントを張る。冷たいビールで乾杯。キャンプ地は携帯電波がドコモのみ3Gで通話はギリ、メッセンジャーやアプリ閲覧は厳しい環境。

夕方にかけて続々と仲間が集合、雨粒は少し大きくなる。全員で乾杯!夕食を作る。
暗くなりランタンに灯りを灯す。雨想定にセットした5m角のタープに横から降り込む雨よけに4mのタープをサイドに張ったので快適である。小雨で時おり激しく降る。

19時、暗くなりランタンをつける。雨が大粒になる。雷も光り出す。
けっこう降るね、と話しながら飲む。
しかし風は無いので、雨が流れるようにセッティングしたタープの下は快適で楽しくキャンプの時間が過ぎる。
雷が鳴る、雷が落ちる場所では無いので安心だが、タープを叩く雨音と雷の音で離れた場所に座る人の声が聞きづらい。

20時、コレはおかしいな…と思い出す。
夏の夕立のような豪雨は数分で止むが、ずっとやまずに2時間降り続いている。キャンプ地の前の道のアスファルトに水が流れている水が川のようになっている。
尋常では無い雨が止まない…。異常である。

21時、延々と豪雨が止まない。信じられない量の雨が降っている。携帯電波が絶え絶えだがアラートが鳴る、天気サイトを見る、現在地が真っ赤になっている。前の道のアスファルトの上を流れる水が小川のようになってきて、長靴でも渡るのが難しくなってきた。
キャンプサイトの芝の上に水の膜が出来ているようだ。雷もすごい。

この時点で僕は、今日のこの雨は災害級の降水量だろうと予想。こんなタープを叩きつけるようなバケツの水をかけるほどの雨量が「2時間以上も降り続く」のは長くキャンプしているけれど記憶に無いほどだ。尋常じゃない。

22時4分、雨はまだやまない。前のアスファルトの上を、大量の茶色い水が猛スピードで流れていく。

この段階で、僕が危険だなと懸念していたのは、今回のキャンプでは(自分のクルマで来た)ビギナーも数名いたので、彼らが「キャンプ怖いから帰ります」と言って、【移動したがったら危ないな】ということだった。

このキャンプサイトにいる以上安全だが、パニックになって「帰りたい」とか「不安だから移動したい」と言って、この雨の暗闇の中を移動するのは最も危険だからだ。幸いな事に全員お酒を飲んでいたせいか、雨と知ってて(ここまでの雨が降るとは誰も思ってはいなかったろうが)キャンプに来る人達なのでニコニコと楽しく雷の光と音の差で距離を計測したりして過ごしていた。

23時、雨はずーーっとバケツをひっくり返すような雨、地面の芝が雨を吸収出来なくなり、土の上に水が数センチ常にある状態。風も吹いてきたのでお開きにして就寝する事にする。タープはペクを打ち直し、夜中に突風が吹いても大丈夫なようにして就寝する。

朝6時起床。一度も起きる事なく熟睡して起きたら晴れている。
キャンプ地の下の道路に土砂が流れ出ていると聞いて見に行く、その先にも大きな土砂崩れがあるという。
キャンプ地の奥にも土砂崩れがあり、地域住民の方々がシャベルで撤去していると聞き、皆で手伝いに向かう。

すごい量の土砂だ。地域の方は3名の男性と1名の女性の計4名で手作業で土砂を退けたり木を切って、クルマ一台だけでも通れるスペースを作ろうとしていた。こちらから男5名が参戦。計9名となる。地域の方はとても喜んでくれて飲み物の差し入れまでくれた。
1時間ほどの作業でなんとか開通、泥だらけになった。これで地域の方の軽トラックが下流に移動できる。

下流にまだ土砂崩れで通れないところがあるのだ。
少し休憩し、2個目の土砂崩れの撤去作業に向かう。先の土砂崩れとは違い、大きな木や石があるので、人力では動かせない。野田さんのランクルに出動してもらい、登山用のザイルとスリングを繋いでクルマで引っ張り、なんとか片付ける。

2個目の土砂崩れの撤去をもう1時間ほどやり、なんとかクルマが通れるようになってきた。さらにその先に進んでみた野田さんが引き返して来た。「このカーブの先に、森が落ちてる」という報告を聞き見に行って絶望する。80センチほどの高さに土砂と木々がうず高く、小学校の教室くらいの広さで積み上がっている。とても人力でできる量では無い…。

その先は?と不安になり、なんとか乗り越えてその先を偵察してみる。そこから300mほど進むと、さっきよりもっと高く大量の土砂が広い道路を埋め尽くしていた。倒れてきた10mくらいの木が電線をブチ切っている。電線は危険だ。

仲間のところに戻り報告する。重機が来るのを待つしか無い。住民の方とも相談し、しばし待つこととする。泥だらけなので水道で洗い、汗だくだったので、簡易的にシャワーとして身体を洗う。石鹸は持っていて損はない。

昼食をとったり、3個目の土砂崩れを超えたあたりは電波が通るので、情報収集をする、各地でエライ事になっているらしい。各自家族友人に連絡して時間を潰す。

15時、なんとか最後の土砂崩れを通行可能まで重機が復旧してくれたので、地域の方と喜び、お礼を言って現場を後にする。

今之浦は冠水して自走出来なくなったクルマがたくさんあって通行禁止になっていた。たくさんのクルマが道の真ん中で立ち往生していた。

今回、キャンプをしていて、記録的豪雨に遭遇し、土砂崩れで取り残された体験をして気づいた事を書き留めておく。(僕はキャンプしてて土砂崩れで取り残されるの2度目である)

《大切なこと》
・天気予報は当てにならない。
現に出発する直前の11時時点では微風とよくある雨レベルの予報。天候は急変する。
・安全なキャンプ地を選ぶ。
今回、キャンプ地では一回も危険を感じる事は無かった。洪水時に冠水せず、山を背負っておらず、落石・土砂崩れの危険性の無い安全なキャンプ地を選ぶのは何よりも重要である。
・危険な時に移動しない。
視界が奪われる夜、大雨の最中、移動するのは危険を増加させる。明るいうちに安全な地を見つけて移動しない。クルマでの移動は、転落、冠水での立ち往生の可能性がある。むやみに移動しない。安全を確保してから移動するのが大切。明るくなるまで、雨が止むまで、晴れるまで「待つ」のも命を守るアウトドアの大切なスキル。
「夜、雨、視界不良、増水」での移動は危険。「身の安全を守れる場所で動かない」鉄則。
・食料と水と燃料は常に予備を
今回は運良く一日で脱出できたが、崩落の場合や、重機の到着次第ではもう一泊せねばならない可能性もあった。水は確保できたし、食料と燃料(ガス缶予備4本と灯油2L)もあったので安心して待機できた。何があるか分からない。予備は大切。問題は冷えたビールが無い事である。

以上、今回の体験を覚え書きとしてまとめました。
安全な地を見つけ、夜や視界不良時、増水時は動かない。という鉄則を改めて感じた日でした。

【写真でみる覚え書き】

19時時点。雨の中だが問題無くキャンプはできている。タープには雨水も溜まらず流れ、まずまず快適である。でもよく見ると、タープから落ちる水滴がツララのようになっている。

時おり、激しく雨が降る。タープから滝のように雨水が落ちる、でもまぁ、コレくらいの雨はキャンプしてたらよくある事。

20:58の写真、道の脇を水が流れて小さな沢になっている。汚れた長靴を洗うにはちょうど良い。

20:57の写真、上の19時時点の写真と比べると芝生全体に水がタプタプになって光を反射しているのが分かる。

21:00むこうが見えないほどのドシャ降り。尋常じゃない水量の雨が山に降っている。

21時時点の雨雲レーダー。電波の届きにくいキャンプ地でなんとか拾った電波で情報を得る。

22:04。前の道のアスファルト。上の写真から2時間後、同じ場所である。水は濁流に変わり、長靴でも足を取られて渡るのは危ないくらいの水流。濁流になっているのは、1つめの崩落があったからだと後に推測。

同じく22:04。雨は激しさを増し、一向に止まない。この時点で、もう尋常ではない事態になっていると認識済み。安全な場所で動かないという鉄則を守る。キャンプ地では危険を感じる事は無かった。

一つ目の崩落現場、キャンプ地から数100m。翌朝の撤去作業。4人でやるより9人でやった方がいいに決まってる。みんなで頑張る。地元の人とも仲良くなった。お礼にってシイタケくれました。

流れ出た倒木と、道の上、15センチくらいに土砂が堆積している。土砂は水を含んだ「麻婆豆腐」的なジュルジュル、車はスタックしてしまい通れない。

二次災害に気をつけつつなんとか撤去する。

二つ目の崩落現場、大きな木と岩が落ちている。

ドロドロになりながらかきだす。

土砂はガードレールを突き破り、ひん曲げていた。

3個目の崩落現場。とても人力では難しい。

ココが崩れたのだ。山から森がズルっとそのまま落ちている。

4つ目の崩落現場。コレは重機が来てくれたところ。倒木が電線にのし掛かり現地では停電している。