【アウトドア旅】フライフィッシング旅のウエア

2021年5月16日
【フライフィッシング旅】
【「アウトドア旅」のレポート】
【フライフィッシング編】
【雨だからなんだってんだ】
【延々と歩く】
【道なんて無い】
【倒木と藪と岩と崖はある】
【ズブ濡れになり寒い】
【腹ペコになる】
【腹一杯食べる】
【美味い店は押さえ済み】

土曜日の朝6時集合。5時起き。
全員アウトドア用のパンツとベースレイヤーとウエア。
3時間ドライブ。
9時30分目的地到着、そのままウェーダーとレインウェアを着て出発。

釣り場まで歩く。歩く宿題10時間くらい。

ゴロゴロ岩の源流の川の中と岩と藪の中を延々と歩きながら釣る3時間、寒く、運動して汗をかくのでベースレイヤーは必須、小雨も降ってくるし、藪の中や水の中で転ぶのでレインウェアは必須(僕は二回転んだ)そしてまた歩いて車まで戻る。この繰り返しで夕暮れになる。

しぶきで全身濡れる。
水は冷たい。手を入れるとかじかむ。それもそのはず、道の脇に雪が残ってる。標高1800mくらい。

ちっこいの釣れた。
赤いレインウェアは登山のブランド、マーモット。ゴアテックスです。

結局9:30〜6:30まで9時間歩き回る。腰と足が痛い…。靴下は汗と蒸れるのでウールの厚手の靴下が必須。防水ハットと偏光グラス(これがないと川の中の岩が見えないので危険)にも助けられる。

夜は食事のあと部屋で宴会。
ここは標高が高いので気温が低くて夜は寒い。ユニクロのダウンジャケットを着ていました。
宴会は僕の部屋だったので、痛む腰を伸ばすためベットの上でストレッチをしていたら寝てしまって、起きたら酔ったオッさんが好きな事をノタマウ言葉に、陽気に酔ったオッさんが全然違う自論を展開し、それを聞いていた酔ったオッさんがガハハと笑っていた。幸せな人たちだ。起きて薬草風呂に入る。北海道と次のフライ旅の予定を検討する。

翌朝は雨、大雨の予報。構わず朝ごはんを何杯もおかわりして食べる。ここでちゃんと食べておかなきゃ昼まで持たない。宿の軒先で雨を避けながら、ウェーダーを着てレインウェアを着る。
9:00 出発する。

雨がすごい。でも川は増水していない。釣りになる。レインウェアにバラバラと雨がブチ当たる。背中のザックはズブ濡れだけど防水袋に大事なものは入れてある。

付きっきりでガイドした初心者が念願の一匹!とんでもなく嬉しい。雨の中歓声を上げる。雨だからなんだってんだ。降りたきゃふれ。13:00まで釣る。宿に戻りウェーダーを脱ぐ。何から何まで濡れている。寒い。腹ペコ。


14:00美味い中華の店に行く。テーブルに乗り切らないほどオーダーする。腹一杯食べる。

運転する。眠くなる。運転手交代しながら戻る。釣り道具とウェーダーと北海道行きの飛行機のチケットを相談する。17:30地元に戻って交通費精算して解散。

これらの旅をするのに、アウトドアウェアと道具はかなり役立つのです。
以上、アウトドアウェアの実用性を紹介しながらの週末レポートでした。

ガイド&宿主の榊原さんと記念撮影。
ちなみに僕の着てるのは、シャツ(フォックスファイヤー※登山とフライフィッシングのブランド)、パンツ(ノースフェイス)靴、防水、ゴアテックスのトレランシューズ、普段ばきにしてる(ブランドはサロモン、登山とスキー系のブランド)、インナーのベースレイヤーはモンベルのウィックロン。

ちなみにパンツは田中、美鈴、マツヤマが同じパンツ、ノースフェイスのアルパインライトパンツ 。結局ここに行き着く。https://www.goldwin.co.jp/ap/item/i/m/NB32301

【雑誌に紹介されました】炭焼の杜明ヶ島キャンプ場

2021年5月6日
【雑誌に紹介されました】
【炭焼の杜明ヶ島キャンプ場】
【『男の隠れ家』2021年6月号】
【いやはやなんとも】

先日雑誌社からご連絡頂いて取材に応えたのですが、それが出版されて、雑誌が郵送されてきました。

記事の内容は「必ず訪ねたくなる○○なキャンプ場」という特集です。僕のプロデュースした「炭焼の杜明ヶ島キャンプ場」のウッドデッキサイトについてでした。

雑誌のタイトルは『男の隠れ家』!!!!!デーン!と、なんとも気恥ずかしくなっちゃうようなド直球の雑誌です。いやはやなんとも…、逆に載った僕が照れくさくて隠れちゃいたくなります。

だって、タイトルがさ、
「男の!!!!!!隠れ家!!!」
ですよ、
「魁!!!!!!!!男塾!!!」的な何かを感じるね僕は、油風呂!富樫源次ッ!!!二号生筆頭赤石剛次!男塾名物ッ!打怒泥気(ウッドデッキ)!!!みたいなね。氣志團の愛羅武勇てきなね。余談だけど、最初に「男の」とか「女の」とか付けると何でもないものでも途端に面白くなってきたり、よくわかんない意味を持たせるから不思議よね。「男のFAX!!!」とか、「女の上履き!!!!」とかね。「女の決断」とか「男の未練」とかね、演歌の匂いもしてくるから不思議よね。
男だけじゃなくて女の子もお爺ちゃんもお婆ちゃんも来てくださいね~♪ 僕針愚だよ~♪とか言いたくなっちゃうわけです。

日本全国の特徴あるキャンプ場をピックアップして掲載するキャンプ特集にプロデュースしたサイトが載り、そして全国発売されるのは非常に光栄なことで、ありがたいのでありました感謝です。

ちなみに、もう一冊、「ひととき(ウェッジ出版)」さんという雑誌の取材を受けていて、それが今月に発売される予定です(次のはこの前琵琶湖に行って特集の取材を受けてきた分です)。

それも発刊されたらお知らせいたしますので、ぜひ「男の隠れ家2021年6月号」と一緒に本屋さんでお手に取って見てくれたら幸いです。全国の書店やコンビニなどで販売中です。
よろしくお願いします。

【屋久島プロジェクト】視察 グランピング場が経営できるか

2021年4月29日
【屋久島でグランピング場】
【経営が可能かどうか視察】
【アウトドアプロデューサーのお仕事】
【ときどき釣り】
【山小屋泊 寝袋生活】

盟友チャーハン氏の故郷、屋久島にグランピング施設が設置されて可能かどうか?そして作ったら採算が取れるかどうか?視察の旅に来ています。

泊まるのは、現在リフォーム中のチャーハン氏の生家。
30年放置された庭と畑は10m近い木がはえ、ジャングルのようになっていました。

今回の旅はチャーハンさんと美鈴ちゃんの3人旅。
明るいチャーハンさんと笑顔で気が利く美鈴ちゃんという素敵なトリオでワイワイキャッキャと過ごしています。

ゴールデンウィーク前ということもあり、観光客は皆無。
静かな島時間を満喫。島をレンタカーで一周し防波堤や磯もくまなくチェック!
旅をするにはロッド(釣竿)は忘れてはならない道具です。行く先々で島の釣り人に挨拶して、釣れる魚、潮、仕掛けなどの話を聞くのも旅の醍醐味です。


(ハデなアロハ着てるとハデな魚釣れる。)

屋久島の釣り人は皆優しくて、とっても親切。頼んでいないのにコマセを撒いてくれたり、泳がせ釣りにコレ使いなよ!と釣れたばかりの魚をくれたり、今日初めて会った僕たちに良くしてくれました。

朝から晩まで、日が上がる前から夕陽が沈むまで。運転し、歩き、竿を振ってお腹ペコペコ。喉がカラカラ。

首折れサバや新鮮な刺身と島の美味いものをデーンと並べての夕食。
リフォーム中で、床板に直に座ってキャンプ道具を広げての、まるで山小屋のようなチャーハンさんの生家で寝袋を広げての宿泊体験も、普通の観光客として屋久島に来るのとは違って忘れられない体験です。

これもアウトドア旅の醍醐味。ホテルに泊まって過ごす屋久島とは少し違います。
どこへ行くのか?何を食べるのか?どこで寝るのかも全部自由。バーナーと寝袋とマット、テントがあればどこでもそこが今夜の宿です。
海はとんでもなく綺麗で、空は遥か彼方まで広がっていて。

屋久島の魅力は縄文杉ばかりではありません。今回は縄文杉とかヤクスギ関係は全然無し(縄文杉は以前テント背負って行ったことあるので)。

屋久島をレンタカーで一周したり、グランピング場として経営出来るか?周囲の施設や空港や港までの位置関係などみっちり調べあげました。

どこに行くかじゃなく
誰と行くか?
旅の魅力はそこにあると僕は思っています。
愉快でココロ優しくて賑やかな大人の2人と、忘れられない旅をしています。

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飛び魚のお造り。
めちゃくちゃ美味い。

100年だったかな?昭和の昔からやっている「八重岳食堂」さん、こーゆー店はエビフライが超絶美味い。エビフライがご馳走だった頃のエビフライ。今回一番美味しかったかも…。ポテトサラダも美味かったー!

僕のエビフライと美鈴ちゃんの唐揚げとチャーハン。(一つ人名)

今回の寝室兼食堂。この後、熱帯のスコールによる雨漏り多発事件の現場。この時はまだ平和。

青いラインが素敵
神様ってセンスいいよなぁ。

今回のとんでもない看板。
なぜにこんなに屋久屋久するのか?声に出して読んでみてほしい。

【アウトドアの学校 】特別編 「ぐるぐる回転寿司」募集開始します 

2021416

【募集開始します アウトドアの学校 特別編】
【『アウトドアぐるぐる回転寿司』】
【アウトドアの学校の人気講師が集結して行う一日だけの特別講座。】
5つの科目が、たった1日でぜーんぶ受講出来る盛りだくさんのアウトドア体験教室です。】
5つのチームに分かれて、5つの科目教室を巡る『アウトドアぐるぐる回転寿司システム』】
【アウトドアの全くの初心者!『ドシロート』さんでも参加できる!チームに分かれて仲間と楽しく1日過ごして仲良く勉強&体験しよう。】
【キャンプや登山の未経験者、アウトドアに興味はあるけれどやったこと無い!でもやってみたい!道具はなにも持っていない!そんな方でも参加出来ます。】
【手ぶらで参加できる「アウトドアぐるぐる回転寿司」だから持ち物は自分の「お弁当」だけ。(寿司は出ません)。】

キャンプを始めたいけど、何から買えばいいか?アウトドアや登山を始めたいけれど、服装は?道具は?テントは?バーナーは?高いアウトドア道具を買うべきなの?どのブランドがいいの?何を揃えればいいか?分からない、そんな悩みをお持ちの方。

最初の体験だけでもやってみたい、実際に道具をその手に持って、先生に教えてもらったり、使うところを見てみたい。そんな方に最適な講座です。

スリルと笑顔と歓声とマッタリが詰まった1教室45✖️5回。

貸し切りのキャンプ場に設置された各教室を『ぐるぐる回転寿司システム』で時間割に従って移動しよう。

アウトドアぐるぐる回転寿司のぐるぐる講義メニューは以下の5つ。

▪️カメラマン大関先生のスマホで撮れる「アウトドア写真教室」
▪️山岳プロガイド鈴木渉先生の「登山技術ロープ下りプチ体験教室」
▪️アウトドアプロデューサー松山先生の「カンタン焚火体験」
▪️アウトドアフードコーディネーターRIKAKO先生の「野外でほっこりティータイム教室」
▪️キャンプ歴20年以上!マサ先生のやってみよう!「テント設営&撤収体験」

これら全ての体験を、5つのチームに分かれ、カリキュラムに沿って、順に巡って、1日で全て体験できます。

【日時】2012526日水曜日
【場所】炭焼の杜明ヶ島キャンプ場
【時間】8:45集合 9時~16
【申込金】15000円(先着10名の方は13000円。山ルールです)
【定員】20
【費用に含まれているもの】
・各種講座受講費
・あなたの分の予約枠確保の権利
・スポーツ保険
・炭焼の杜明ケ島キャンプ場貸切利用費
・アマゴ保護基金への寄付

【使用代金・レンタル】
焚火台、薪、焚火台テーブル、ザイル、カラビナ、スリング、安全装置、ハーネス、ヘルメット、登山用具、キャンピングバーナー、ケトル、クッキングセット、アウトドアテーブル、アウトドアチェア、タープ、テント、マット、シュラフ、レインウェア、その他アウトドア道具一式。今回は超初心者も参加可能とする為、手ぶらで参加できるよう全ての道具と用具は主催者が用意し使用・レンタルします。

手ぶらで参加出来ます。全ての教室で使用する道具やギアのレンタル費を含むので参加者の持ち物は自分のお弁当だけです。

【持ち物】
・お弁当

【受講資格】
・マナーを守れる常識を持つ者
・心身が健康で本学での講座を積極的な姿勢で履修できる者
・年齢:20歳以上
・カメラ教室があるので撮影&投稿の了承ができる者

【申込方法】
アウトドアの学校の公式ページhttp://www.md-f.jp/outdoor/ より必要事項を記入の上、お申込み下さい。
返信されたメールによる申込金のお振込を持って予約受付とします。(保険手続きの為住所等は正確に記載下さい)

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414日にアッコさんのぐるぐる回転寿司ギバーに参加して、「ぐるぐる回転寿司」って響き素敵!やりたい!と思って早速諸所の関係者に連絡、手配!

関係者に電話して「ねぇ、アウトドアぐるぐる回転寿司やるから手伝って!」というと、ほぼ全員「ぐるぐる?回転寿司?なんすかソレ?」と言われながらも説明&スケジュール確保&会場などアレコレ手配すること48時間。

今日16日に募集開始します。

そもそも今年は、昨年のアウトドアの学校がコロナで延期してしまい、募集することなく今年分のアウトドアの学校が定員に達してしまっています。(なんと今年は北海道から毎回参加したいという希望者も出てきました()通学遠いな!!!)

なにか、初めてみたいビギナーさん向けに開催できないかな?と思っていました。

手軽に一日体験で、アウトドアの基礎を手ぶらで体験できるおもしろそうな一日講座をやってもいいかな?と思っていたのです。

来月、526日水曜日、平日の朝から晩まで、まったくの初心者向けの一日での体験講座。
持ってくるのは元気とお弁当だけという手ぶら参加OKなハードルが低くて、中身はぐるぐる回転寿司システムで盛りだくさんの体験ができるオモシロ講座です。(その分、参加者全員分の用具とレンタル品を用意しなきゃいけないから多分僕の車のトランクはエライことになるはずです()

アウトドアやってみたいでも不安、何からやればいいの?買えばいいの?という方には最適な45分の体験講座を午前午後に分かれて午前2科目午後3科目といういかにも学校なスケジュール。

アウトドア仲間のゼキさん渉さん炭焼の杜キャンプ場さんサトリカさん、マサ君が大集結して繰り広げるオモシロ体験講座をやってみようと思います。

用意した講座は5

「カンタン焚火体験」
僕(マツヤマ)の、「アウトドア焚火講座」。キャンプの主役の「焚火」を楽しむ方法を、焚火ビギナーでも手軽に楽しめる僕がプロデュースした「ポータブルロケットストーブ てんぐの小太鼓」を使って

「登山技術ロープ下りプチ体験教室」
山のプロガイドの渉さんによる、ロープ結びの基礎と山のきつい斜面の坂道を渉さんのザイルを頼って降りるドキドキ体験。(これメチャ面白そう)。プロガイドに繋がれたザイルの安心感で導かれる感覚!超初心者、階段を降りれる人なら参加できます。

「アウトドア写真教室」
何処で撮ったの?こんな写真!と驚かれるほどの、プロカメラマンのゼキさんによるアウトドア野外写真教室。綺麗な自然やみんなの活動の様子をスマホで綺麗に撮る秘訣を教わりましょう(一眼レフなどは不要です)

「野外でほっこりティータイム教室」
アウトドアでバーナーでお湯を沸かし、自然の風に吹かれながらお茶を楽しむ。素敵な時間を演出するサトリカ先生のティータイム、ワイワイと楽しい講座の中でのゆったりとした時間を楽しみましょう。

「テント設営&撤収体験」
テント設営の基本となり、ソロキャンプでも注目されている山岳用テントや基本中の基本のドームテントを実際に設営して、一番ビギナーが困る「撤収」までやってみよう。その手でテントを張り、キャンプサイトを作り上げる体験をキャンプ歴20年のマサ先生が楽しく教えてくれます。

こんな感じの盛りだくさんの内容です。
それをなんと、ぜーんぶ参加者全員が体験できるようにしたのがアウトドアぐるぐる回転寿司システムです。

5つのチームに分かれて5つの教室(講座)を巡るので定員は20名としました。平日の9時~16時までのぎっしり詰まった体験講座。なんだか面白そうで素敵じゃないですか?まさに「アウトドアぐるぐる回転寿司」。

受付はこの投稿後のスタートです。
申込方法は本日中にアウトドアの学校公式ページに出現する(夕方には申し込みフォームできる予定です)申し込みフォームからエントリー開始します。例によって早い者勝ちの「山ルール」を適用し、募集開始後しばらくは先着優先、定員間際になったら期間を区切って抽選とさせて頂きます。

その他基本ルールは「アウトドアの学校」と同一ですので、疑問などあったらアウトドアの学校公式ページhttp://www.md-f.jp/outdoor/ の参加要項などをご参照ください。

さぁ、526日水曜日は「アウトドアの学校 特別編 アウトドアぐるぐる回転寿司」でみんなでぐるぐるしましょう!

【メロン温室プロジェクト】報告 ついにメロン温室を借りれました

【報告 ついにメロン温室を借りれました】
【アウトドア ライフスタイル】
【磐田市でメロンを栽培します】
【2018年からスタートして4年かかった】
【アウトドア メロンプロジェクトは繋がっている】
【「全然別の事をやり出した」と思うかもしれないけれど、僕の中ではしっかり繋がっています】
【会社の定款に「農業」を追加提出しました】
【分からない事だらけ】
【楽しむことだ】

今年、2021年3月、僕はメロン温室を4棟借りました。
2018年、4年前からFacebookのお友達だった方は覚えていらっしゃる方もいるかもしれませんが、僕は会社としてメロン温室をかりて農業をやるべく、出勤前にみっちゃんとメロン農家さんの近藤さんのところで修行をしていました。
実はその後、温室を借りれそうなところが何件かあったのですが、どれもご縁がなくて、なかなか借りれなかったのです。

このプロジェクトがスタートしてから4年。今年の3月にようやくメロン温室を借りれるご縁があり、磐田市でメロンの栽培を始めました。

僕は一度決めたらシツコイのです。なかなか諦めません。何年待ってもやります。

そもそもなぜ僕がメロンの栽培にチャレンジするようになったかというと、袋井市の啓介くんからの紹介で、大和コンピューターさんという会社を知り、そして株式会社サンメロウさんという「コンピュータを使ったメロン栽培システム」の会社を知ったのでした。その会社のホームページhttp://www.sun-mellow.jpを作ったのです。

幼なじみのムラマツシンイチロウの父(シーボー)が袋井市沖山梨でメロン農家で、子供の頃からムラマツシンイチロウの家で遊んでいた僕にはメロン温室やメロン農家は身近な存在であり、大変な作業を見ていました。
それが、コンピュータで自動制御できるようになる。すごくいい事じゃないか…。
そう思いました。

数年経ちサンメロウのタシロさんとお会いして「どうですか?コンピュータ栽培増えました?」と聞くと、
あまり増えていません。
との事。
「ふぇ???」
なんで?聞けば、メロン温室は高価で、オーナーさんは年配の方が多く、その多くのかたが引退を既に考えている。いまさら設備投資するのははばかられる。
また、コンピュータでスマホで操作できるという大利点も、「スマホ自体が不慣れだからメリットが少ない」
という事。

すごく残念な気持ちになりました。
大変な水やりや、毎日のフォローをコンピュータがサポートしてくれて、スマホで遠隔でチェックやコントロールが出来るのに。

それならば、メロン温室を離れ、旅をする事も可能だし、たくさん作る事も出来そうな可能性があるのに。

「それならば僕がやってみようか?」
「温室でメロンを育て、デザインを考え、アウトドアを楽しんでもいいじゃないか?」
キャンプ場でデザインする事と、温室でデザインする事は似てないか?
そもそも僕は、デザイン会社として、毎日毎日、エアコンの効いた事務所でパソコンと向き合って生きているのは「よくない」と思っています。

人は、太陽の下で汗をかいたり、風に吹かれ、雨に打たれている方が「気持ちよく生きれるのではないか?」僕がアウトドアを愛する理由のひとつです。

科学や技術の進歩は、人をしあわせにするためにある。

スマホやコンピュータがどれだけ進んでも、それに使われて、どんどん「不自由」になっていっては本末転倒です。
科学や技術は人を自由にしてくれる。

僕はそう信じています。

あれから4年、僕はアウトドアの経験や体験を生かして「アウトドアプロデューサー」としての肩書を手にし、キャンプ場やアウトドアグッズのプロデュースをするようになっていました。

僕にフライフィッシングや様々な事を教えてくれた師匠であるコンセプトの佐藤さんが僕に以前言いました。
「マシヤマクン、あのね、ホントはね、アナタはアウトドアプロデューサーじゃなくて『アウトドアライフ プロデューサー』じゃなきゃイケンのよ」

佐藤さんは「天才」です。天才は普通の人が見えないモノやコトが見れます。

「アウトドアライフ プロデューサー」
そうね、そうかもしれないね。

僕は素直に、株式会社マツヤマデザインのアウトドア関係を紹介しているページにアウトドアライフプロデューサーと書きました。http://www.md-f.jp/produce/index.html

野山を旅する
山に登る
川を歩く
植物を育てる
新しい道具、新しい技術を身につける。学ぶ。

ずっと生きている限り、勉強し、成長する「生涯学習」です。

それは僕たちをもっと自由にしてくれるはずです。

会社として、磐田市に申請し、定款に農業と書き加えました。

土地を借り、システムをリースし、中古の軽自動車(軽ボックス)を買い、作業用のコンテナハウスを買い、トイレを設置しました。

知らない事だらけです。
一緒にやってくれる仲間を集いました。ヨコヤマさんとスナコが手を挙げてくれました。
アベレージ80歳のメロン農家の師匠、山田さんと近藤さんに教えてもらっています。大和コンピュータのタシロさんやトキ君にサポートしてもらっています。
コンテナやトイレは、炭焼の杜キャンプ場のパートナー土建屋さんの株式会社山田のオガサさんとタカヤナギ君が休日返上して設置してくれました。

デザインやホームページ制作は25年やってきたのである程度は分かるのですが、農業は初めてです。半年通ったメロン修行、でもそれだけでは分からない事も続出しています。
種を植え、自動制御だ!と思って水を出したら、パイプからホースが抜けました。
あわてて繋いだら、反対側が抜けました。それも繋いだら、また違うホースが抜けて水がジャバジャバ出ました。
ドリフターズを思い出しました。

温室のセンサーが壊れて、40度ある温室なのに0度と誤解してボイラーがフル稼働し出しました。
最初に植えた種は、400植えて100しか芽を出しません。
朝起きて、磐田の温室に行き、メロンをチェックして、浜松のデザイン事務所に行く。ヨコヤマさんと交代ばんこにチェックです。手がかかる作業の日はスナコが来てくれています。この前タケハラ君も見に来てくれました。
色々な道具や知識が必要となります。でもそれは、僕のアウトドアの経験や知識が助けてくれる事も多いと感じています。

僕は思うのです。
たぶん僕がメロン温室で栽培を始めた事は、一見、全然違う事を始めたように見えるかも知れません。
でも、それは、デザインし、ホームページを作り、山に登り、川を歩き、キャンプをしてアウトドアを楽しみ。キャンプ場をプロデュースする事と、全て繋がっているように思っています。
全てはデザインです。
アウトドアライフをデザインする。
人生をデザインし、仕事と趣味を繋げ、新しい事を学ぶ。
新しい人と出会い。頭を下げ。知見を請う。師を見つけ、仲間を見つけ、共によろこぶ。

知らない事
失敗することばかりです。
借りたのは古い温室です。
さまざまなモノが壊れたり、足りなかったりします。
10やったら8か9くらい失敗します。
僕は今、そんな状況です。

でも、そんな状況、知らない事、失敗すること、思うようにならない事まで含めて「楽しもう」と思っています。
青森で本多さんとバーで知り合って、連れて行かれた「青森で1番素敵なバー」クレイジーホースの壁に書かれていた言葉。
「楽しむことだ」

僕は、メロン作りを通じて、この春、ピカピカの一年生として新しい世界を知識を楽しもうと思っています。

僕は信じています。

この道はアウトドアと繋がっている。アウトドアの学校を始めた8年前、登山と野外撮影、そしてキャンプをカリキュラムに入れました。その頃はキャンプなんて人気は無かった。数年後、科目にフライフィッシングを入れました。キャンプもフライフィッシングも、今は知りたい、体験してみたいという方がたくさんいます。
数年後、僕は「農業」や「温室でのメロン栽培」もアウトドアの学校の科目になっているかもしれないなと思っています。

分からない事を楽しんで、失敗しながら学んでいこうと思っています。

お友達の皆様。僕のメロン温室に遊びに来てくださいね。

水耕栽培用のポッド(鉢)に綿を詰めていきます。奥にいるのはメロンの相棒横山さんと師匠の山田会長。

「舟」と呼ばれるケースを使います

これをちゃんとやらないと後でエライことになる(事実そうなった)

助っ人スナコも登場。育児の合間に参戦です。毎日一杯作業があるわけでは無いので、週1日とか2日の参戦でOKなのですが頼りになります。

(株)サンメロウ、山田会長(82歳)が取り出したのは、なにやら時代を感じさせる箱、この中でメロンの種が育っています。おおー!まさに宝箱だ!!!

種を植えたあとに水をじょろじょろかけます。「このジョロはダメだなぁ」と、翌日交換しました。

種を埋める穴をあけているところ

種を植えてみんなで記念撮影。右からスナコ、山田会長、横山さん、伊藤さん(温室の大家さん)、僕。記念すべき初の種植えです。

めっちゃムツカシイ!


記念写真の練習


水をかける赤い男。

横移動できる椅子、コレが便利。

週数日、数時間、楽しくやっております。
(基本的に水や肥料はオートなので週に数回、午前だけとか午後だけとかで今はOKです)

しかし大事件、ホースが根元から外れる事件が多発!!これじゃオートじゃないじゃんよ!!!


2012年3月28日 やたー!芽が出たよ!!

4月2日、ホースが外れたよ!!水がぴゅーぴゅー出てるヨ、これじゃマーライオンと変わらないよ。(この日からホースが外れていないか見回りに行かなきゃいけないことに…、ドコがオートメーションやねん!!今は解決済みだけど(笑))

水がメロンの赤ちゃんの芽にあげられていなくてビックリ、ホースが外れてる。(この事件多発で4月の前半はほぼそれ対応でした)

温室の間、ここに作業小屋(プレハブ)を設置して、出来上がったメロンを段ボール詰めするのだ。プレハブも買った!

4月5日、芽がおおきくなってきた。綿の上に広がる緑色のは栄養のある肥料と水を上げているその肥料の色なんだって。コケかと思った…。

2017年の終わりから2018年の春、僕にメロン作りを教えてくれた師匠である近藤さんに温室借りれました、頑張ります!と訪問して記念写真。

4月7日、芽がかなり出てきた、でも、最初の綿の詰め方が甘かったり、ホース抜け事件で水が行かなかったりで、かなりの数のメロンの苗がダメになっちゃった…。キチンと育つのは4分の1くらい…。


この昭和の工場みたいなのがボイラー室。

作業をする時に手袋をします。最近僕はしなくなりました。手の皮が厚くなるかなぁ?

第二弾の芽を植えるべく、ポッドに綿を詰めて、水を。
こんどはしっかりやるぞー!

遊びに来て手伝ってくれる竹原君。天気も良くてメロン日和です。

ホースがやたら抜けるので、この緑のキャップ(古くて割れたりしてる)を諦め、針金で縛ることに。養生テープとか針金とかペンチは、アウトドアやイベントの道具。いつも使っているものが農業でもそのまま使えます。

ホース抜け事件から、「ホースの根本を固定する器具」に興味がシンシン、これいいなぁ。

頼りになる仲間、炭焼の杜を一緒にやっている株式会社山田(建築・土木)が友情の大協力!トイレとプレハブハウスを手配し、運搬してきてくれました。めちゃくちゃ頼りになるぜ!!!

メロン温室にはトイレがないことに僕は驚きました。農家の方は家まで帰るらしい…。働いてくれるスタッフに女性もいるから、清潔なお手洗いは絶対必要だと僕は思います。

プレハブを設置する為に水平を図る専用の機械でミリまで図る…、さすが本職。仕事が細かくて丁寧。そして早い!!!

運転が得意じゃない人だっている。入り口の車をぶつけそうな角も綺麗に安全に取り除いてもらいました。ありがとうオガサさんコウジロウ君

じゃじゃーん、作業小屋が設置完了。エアコンもついてます。

ギリギリの幅を通る大きなトラック…、すげえな…

4月12日。2温室分の種を植えたところ、これから苗を移すんだって…、でも最初のは綿の詰め方や水のトラブルで半数以上が使えないと!!!(涙)。せっかく植えたのにー!日々勉強です。

4月12日、二回目に植えたメロンの種、こんどはビックリするくらい揃って出てきた…。こんなに違うのか…

目視で見たいから温度計を設置、これはまだ反応していない。

夜はこんな感じ。ホース抜けやボイラーのセンサートラブルで夜に仕事を終えてから見に行くこともあります。

2018年2月7日の修行中の写真(今も絶賛修行中だけど)、とても親切に教えてくれたメロン作りの師匠の近藤さんと。この日から3年以上経ってようやく温室ゲットだぜ!!!だから人生はおもしろい。

キャンプ道具を下ろしてキャンプ道具を積む

2021319
【滋賀から帰って来ました】
【キャンプの取材終了】
【キャンプ道具を下ろしてキャンプ道具を積む】

滋賀県の琵琶湖から帰って来ました。
今回は僕が取材するのではなくて、取材される方。

コレはコレで緊張するし疲れるものですね。取材させてもらっている方々、ありがとうございました。気持ちがわかりました。

編集のサトウさん、ライターのワダさん、カメラマンのエビスさん、奥様と娘さんのココロちゃん、ありがとうございました。勉強になりました。

今日の取材の結果は5月発行の雑誌に掲載される予定です(どこのなんて取材かはまだ言っちゃいけないんだって)。

一泊二日でトンボ帰り。往復550キロを走り事務所に戻って、仕事をして、車に積んだキャンプ道具を下ろし、明日の炭焼の杜のイベントで使う【違うキャンプ道具】をまた車に積み込みました。

フライも撮影したのでウェーダーが乾く時間が無い。

荷物を三階に運びこむ時、エレベーターの中でマサに「キャンプ嫌いになりません?w」と聞かれるくらいキャンプづいている1週間です。

明日は懐かしいみんなと会えるのが楽しみです。雨がほどほどですみますように。