#虹バトン 活動のまとめ

虹バトンは、2020年3月より社会に多くの影響を与えた「新型コロナウィルス」の社会不安の中、静岡県浜松市の株式会社マツヤマデザインの代表取締役松山拓也が、同2020年4月20日に会社の窓から見える「浜松労災病院」の関係者と入院患者に向けてエールを送るべく、株式会社マツヤマデザインの南面の窓に虹の絵と「病院の皆様 WE RESPECT YOU(私たちはあなたを応援し、尊敬しています)」というメッセージを掲示したことから始まった活動です。

2020年4月20日の松山拓也 フェィスブックより引用

医療関係者の皆様

患者の皆様

頑張ってください。

 

朝の来ない夜は無く

止まない雨もありません

嵐の後には虹がでます。

 

その日まで頑張れ!

心から応援しています

 

「病院の皆様 WE RESPECT YOU(私たちはあなたを応援し、尊敬しています)」

という短い言葉にしました。

僕の大好きだったおばあちゃん、もう亡くなってしまったけど、岩本和子ばあちゃん(僕の母親の母)のいつも使っていたマグカップに書かれていた言葉。今でも覚えています。

 

「朝の来ない夜も無く、乾かない涙もありません」

 

今は本当に大変な時だけど、これを乗り越えればきっとあの素敵な毎日が帰ってくる。

つらい日々、苦しい日々。大きな嵐、雨がやんだら、青い空に虹が出るはずです。

その日を信じる大きな虹。早く嵐がやんで虹がかかりますように。

 

尊敬しています。応援しています。頑張ってください。僕らは想いを伝えることしかできないけれど、このメッセージが少しでも届けば僕たちは嬉しく思います。

全国の医療関係者の皆様、マツヤマデザインの窓から見える労災病院の皆様。お医者さんも看護師さんも大変な時に入院している患者さんも、支えてくれる医療関係者の皆様も。ありがとうございます。心から尊敬し、応援しています。頑張って下さい。

 

株式会社マツヤマデザイン スタッフ一同。


 

 

 

この行動をフェイスブックに掲載したところ、多くのコメントやシェアの反響があり、松山拓也の友人である静岡県掛川市の株式会社ママバトン杉山有希子は、友人やフェイスブックで紹介し、ステイホームとして自宅で子供と過ごしている主婦層を中心に、虹の絵を窓に飾る活動が広がる。この活動は「#虹バトン」と名付けられ、杉山有希子は、2020年4月22日の#虹バトン②から30回にわたる活動を紹介する活動を始める。

 

 

2020年5月6日、静岡県を中心とした虹の絵を飾る広がりに注目した、静岡第一テレビにより、#虹バトンとして紹介される。

 

 

また、広がりは家庭の窓だけにとどまらず、伊豆箱根鉄道のヘッドマークや公共施設、藤枝駅北口には、藤枝MYFC様が虹バトンを飾るなど広がりを見せ、全国100か所を超え福島県 大阪府 三重県 和歌山県などでも虹の絵を飾る活動が始まる。

 

2020年5月13日、株式会社マツヤマデザインに「浜松労災病院」より「地域からも応援されていると知り感動した」等の病院で従事するスタッフからの感謝の寄せ書きの手紙が届く。松山拓也は『窓に勝手に虹を張って、「リスペクトしています。」なんて書いて、それがテレビのニュースに取り上げられてしまったから「勝手にやって怒られるのだろうか…」と心配した』という。

 

2020年7月3日、緊急事態宣言の解除を受けて、株式会社マツヤマデザインの窓より虹のイラストの掲示を解除する。

 

この活動により2020年4月20日からの約2か月に渡り「#虹バトン」として、静岡県では、浜松市17か所、掛川市17か所、磐田市13か所、袋井市11か所、伊豆の国市焼津市、島田市、富士市、御前崎市、菊川市、静岡市、藤枝市、小山町、伊豆市、修善寺、浜北、長泉、。静岡県外では大阪、三重、福島、和歌山と計100か所以上の広がりをみせ多くの虹の絵の掲示が「#虹バトン」として行われた。

 

 

虹バトン #虹バトン 活動のまとめ

 

 

 

テレワークの実践の旅

2020年7月31日
【テレワークの実践の旅に出ます】
【新しい生活様式の実験として働きます】

今夜から旅に出ます。テントを持ってキャンプ旅です。人里離れたキャンプ地で、ご飯を食べて、仕事をして、テントで寝ます。
2週間。
一人で出かけます。

携帯の電波が届くところであれば、僕の仕事は「たぶん」進みます。できるはずだと思います。

旅に出るときに時々聞かれる言葉。「それ、仕事なの?遊びなの?」。今回はハッキリ言います。仕事をします。そして旅もします。と。

一般的な旅のイメージは、例えば財産が100万円あったとしたら、毎日98万円、96万円…と目減りしていき、30万円になっちゃったから、帰ってきてまた働く。というような感じなのか思います。
でも、今回の旅は違います。
仕事をし、1日経ったら103万円、3日経ったら110万円、5日経ったら120万円。と、財産が増えていくイメージです(実際は会社なので僕のポケットではなく会社の売上となりますが)。
テントで仕事もできるはず、原稿を書き、チェックをし、HPやイメージを作り、送られて来たPDFやhpを修正し構築し、イメージを作り上げる。それが僕の仕事です。当然、会社である株式会社マツヤマデザインは営業中マサとタカノも事務所で働いています(お盆休みは8/8~8/16です)

ノートパソコンを持って行こうかとも思いましたがやめました。その代わり、大学ノートとペンを持って行くつもりです。村松伸さんと東大で買った「東京大学」のノートにしました、頭良くなる気がしません?ノートに書き込み、それを写真に撮って送る。マツヤマデザインのスタッフや仕事を引き受けて下さっている仕事仲間は10年来のお付き合い。たぶんそれで行けるはず。なんとかなるか実験です。
仕事中、でも、旅の途中。
なんだかスナフキンみたいで素敵じゃないですか。

アウトドアプロデューサーとして、キャンプ場で過ごし、多くのキャンプ場をこの目で見て、自分のテントで泊って来ようと思います。
コロナのリスクのある人気の多い場所を避け、山奥に…閉鎖しているキャンプ場に友人のコネなどで特別に泊まらせて頂いたり、予定などほとんど決めていない旅です。

持ち物は、じっくり選んだテントやバーナーなどのキャンプ道具とフライフィッシングの竿。ゆっくり読みなおしたい本、ビーチボーイズの50周年のCD、スマホと大学ノートとペン。モロイさんからもらったハンモック。ロープ、焚火台、掛川森林組合のミャウチくんに選んでもらったナタ、ゴムで膨らませるカヤック…その他たくさんです。これらの道具を、いっこづつ解説していって記事にするのもオモシロいなぁと思っています。かなりの量だから大変そうだけど…。

僕が2週間キャンプするために選んだ道具。興味のある人はいるのかしら?ともあれ、出かけます。実は前から決めて準備をしていました。

新しい生活様式
リモートワーク
テレワーク
ワーケーション
人から聞いたり、テレビで見るだけじゃ分からない。僕がこの目で、まだ見ぬ生活と、素晴らしい世界を見てみたいのです。

だから
ロッドを抱えて旅に出る。
僕は僕の旅に出掛けます。
例の言葉を言わせて下さい。

旅に出ます、探さないでください。
たくや

 

僕がキャンプ場で見た夕日。世界は美しいもので満ちているはず。色々な場所に行ってみたいのです。

朝霧高原 新キャンプ場のプロデュース

2020年6月30日
【朝霧高原に新しくできるキャンプ場のプロデュースを手掛けます】
【これからできるキャンプ場予定地でキャンプを仲間と実際にしてみる】
【アウトドアプロデューサーのお仕事】

朝霧高原に広がる2万坪の敷地、森と草原と農場。
そこに新しいテーマでキャンプ場を作るお仕事をご縁(近藤くんありがとう!)があってさせて頂く事になりました。

場所は標高900m朝霧高原。夏も涼しくていい感じ。でも近くには有名なふもとっぱらキャンプ場とか朝霧ジャンボリーキャンプ場、富士五湖の歴史ある有名老舗キャンプ場がある激戦地です。

でも、ワイワイガヤガヤぎゅう詰め馬鹿騒ぎのユーチューブ&焼肉バーベQキャンプ場でキャンプしても満足出来ない哀しい「すれっからし」のキャンプ歴30年選手としては…。

サイト数は少なくて、プライバシーがお互い守れるソーシャルディスタンスなキャンプ場。
どこのサイトも絵になって、ゆっくり本を読んでいるだけで満ち足りた気分になっちゃうキャンプ場。
可愛いあの子と一緒にキャンプに行きたくなっちゃうようなキャンプ場。
プシュッとビールのプルタブを開けて冷たいビールを手に取ってうぐうぐと顔を上げると目に映るは美しき森の緑と青い空、風が気持ちいいじゃないの…ああ幸せ…テントもタープもピンと張れたし、夏にお似合いのアホバカ大学生やバカモノのギャハハグハハハの乱痴気騒ぎも無いし、それにつけてもこうして見直すとオイラのテントもタープもこうなかなか良い感じなんでないかい?やっぱ悩んだけど買って良かったなぁ…、ちょいと向こうからも見てみようかしら?と自画自賛しちゃうようなキャンプ場。
夜に少し降ったかな、いやはや寝てて気づかなかったよ、ま、空も青いし撤収までにはテントも乾くだろ、車はすぐそこだ、荷物を積むだけだから撤収は楽なものよ、おお、鳥の声がいい感じだな、よしよし、んでは、ま、一つコーヒーでもいれちゃいましょうか、ああいい朝だ…のキャンプ場。

とかそーいったキャンプ場が好きなわけでして、ズバリ、自分が一番いい!と思えるキャンプ場を創る予定です。
ハッキリ言って「言うと人が来ちゃうから予約取り辛くなるからあまり人に言いたくないキャンプ場」をゼロから創り上げるべくプロデューサーとして取り組もうと思っております。

オープンは来年の予定です。
今回、まずは整備してオープンする予定の場所で、ゼキさんとアッコさんと美鈴ちゃんに付き合ってもらって、実際にテントを張って一晩過ごして来たのですが…。
感想は…「ああ…森の中のキャンプっていいなぁ、いい森だなぁ…」という現時点では満点のロケーションでした。今では「バレてしまって」混むようになって行き辛くなった上高地の小梨平キャンプ場の木立の中のテントサイトを思い出すようなこの「素材の良さ」を殺さぬようにキャンプ場を作って行けるように頑張ります。

キャンプ場のオープンに向けて進捗をここでもお知らせするので、オープンの時には「マツヤマさんの友達です」と言ってナイショで泊まりに出かけて下さい。
大々的に広告は打ちません。そもそもサイト数も絞った秘密のキャンプ場というコンセプトなのです、うふふのふ。

やっぱりですね、例えタープやテントに樹液が落ちてシミになろうと、カンカン照りの原っぱとか駐車場みたいなキャンプ場よりも、緑の下、ふかふかした土の上で寝る、森の中のテントってのは落ち着くのだなぁと思ったのであります。

これをお読みのアウトドア好きなお友達の皆さん。そう思いませんか?

アウトドアプロデューサーになる為に読むべき10冊の本

2020年5月13日

【アウトドアプロデューサーになる為に読むべき10冊の本】
【僕に影響を与えた本】

小川さんと堀さんと豊田さんから回って来た好きな本を紹介するバトンに挑戦します。携帯の圏外に行っている時もあるので1週間毎日じゃなくて一気に載せてしまってゴメンなさい。

僕は本が好きで子供の頃から本ばかり読んでいました。今でもたーくさん読みます。本って面白いですよね。

実はご紹介するこの本たちは、昨年出版した僕の本【キャンプ大事典】 におススメの本として載せようとまとめていた本たちなのです。
佐藤幸稔さんに撮影して頂いてさぁ載せるばかりなり、という感じだったのですが、紙面の都合で載せられなかった本たち。
どれも素敵な本です。
アウトドアプロデューサーとして活動している根底にこの本たちがあるのは間違いありません。

なので勝手に【アウトドアプロデューサーになる為に読むべき10冊の本】と題してご紹介いたします。
もし、将来はアウトドアプロデューサーになりたい!と考えている人がいたらこの本全部読むところから始めてみたらどうでしょうか?

編集、および情報整理は「キャンプ大事典」の出版の際に本当にお世話になった恩人の小川ましろさん。撮影は佐藤幸稔さんです。
ありがとうございました。

#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge #day1

(01)怪しい探検隊に夢を馳せて

自転車にテントを載せてキャンプしていた少年の頃、島キャンプや外国を旅して釣り……どれだけ夢を馳せたことか。夏休み前の子どもに、仕事に疲れた大人にも。/『わしらは怪しい探険隊』椎名誠著 (角川文庫)

(02)
旅の「核」を見つけよう


世界の辺境に釣竿を持ち旅した男の物語。釣りでもなんでもいい、1つ「核」があると旅の面白みは倍増する。これは釣りの本じゃない、旅人の本です。/『だからロッドを抱えて旅に出る』残間正之著(エイ出版社)

(03)
言わずとしれた大冒険

どこから読んでも面白い。『オーパ』は人にあげてしまうので手元にない! 胸躍る写真を撮った高橋昇氏は前述の残間氏(僕の師匠)の従弟だと北海道の原野で知った。/『オーパ、オーパ!』開高健(集英社文庫)

(04)
ここではない、どこかに旅に出る

何にも縛られずに、自分の足で、自分の衣食住を背負って歩く。それを実現するためのノウハウと哲学の教科書、テントのなかの昼寝前に読むのが最高。/『遊歩大全』コリン・フレッチャー著(ヤマケイ文庫)

 

(05)
流行にとらわれない考え方

大人ってこういう風に楽しむんだよ、と教えてくれる本。自然を壊さず、この世界を楽しむ「考え方」が書かれている。/『メイベル男爵のバックパッキング教書』ジェリダン・アンダーソン著(晶文社)

(06)
山頂だけではない山の魅力

テッペン目指すのはそろそろやめにしませんか? と山の魅力を知り尽くした鈴木氏が語りかけるような一冊。山旅を愛する人、静かな時間を持ちたい人に。/『頂上を目指さない 富士山さんぽ』鈴木渉著(ポプラ社)

(07)
オモシロくてかっこよくて

初めて読んだときのドキドキは忘れられない。アウトドアを始めると気になる「道具」の物語。いつしか「旅の相棒」になる道具の奥深さを楽しむ。ホーボーさんの文大好きです。/『実戦主義道具学』ボーボージュン著(ワールドフォトプレス)

(08)
山や森で夜過ごした人ならわかるはず

闇夜に感じる妖怪の存在。先人の知恵や自然との付き合い方は彼らが教えてくれる。妖怪はね、ほんとにいるんだよ。僕は時々見たり感じたりしています。それはとても幸せな事です。/『遠野物語―付・遠野物語拾遺』柳田国男著(角川ソフィア文庫)『完全復刻・妖怪馬鹿』京極夏彦、村上健司、多田克己(新潮文庫)

(09)
美味しいものは旅をしない

キャンプや旅の楽しみの1つが「まだ見ぬ美味しいものと出逢い」。池波文体に酔いながら、次の旅の妄想をするのは実に楽しい。/『散歩のとき何か食べたくなって』池波正太郎著(新潮文庫)

(10)
旅の本であり、生き方の本

僕のフライフィッシングの師である脳外科医の川野先生の旅行記。美しい川ときれいな鱒と愉快な仲間がいる世界が描かれている。実は若かりし僕もこの本の中に載っています。/『ドクター・カワノのある毛鉤釣り師の足跡』川野信之著(水公舎)

 

倒木!道路立ち往生と魚

【倒木!道路立ち往生と魚】

金曜の雨が上がり、土曜の朝から釣りに行こうとチャーハンさんとタナカくんとアッチと炭焼の杜の毛鉤釣り場に向かう。途中、大きな倒木が道を塞ぎ道路閉鎖で立ち往生。急いで携帯が繋がるところまで戻り、キャンプ場を管理する株式会社山田のカズヤさんに連絡して現場の写真を送る。「あー、いっちゃってますね。わかりました行きます」と心強い返事。

30分も経たない内に、屈強な男達4名がユンボとチェーンソーを持って登場。アレヨアレヨという30分くらいで倒木は撤去され、崩れて道を塞いでいた土砂も取り除かれ、竹ボウキで清掃された道路は前よりも綺麗になっていた。

すごいよなー、カズヤさんとかコウジロウくんとかマツくん(も一人の方は名前知らなくてゴメンなさい)は、いつもニコニコして、気立てのいいお兄ちゃん、って感じなのに、涼しい顔してこんな事をサラっとやっちゃうのがカッコイイ!僕らの普段通っている道はこんな気持ちのいいお兄ちゃん達に守られているんだなぁと嬉しくなりました。

掛川、袋井、磐田市内の川は茶色く増水して釣りなんて、って感じだったけど、さすが源流域、炭焼の杜明ヶ島の清流は水は増えているけれど濁りもほぼ無く、午後になれば釣りが出来る状態。いや、多少の濁りと増水、しかも気温は天気予報で19度でいつもよりコンディションがいい。

タナカ君に増水した時のポイントとか教えながらB区間の半分くらい釣り上がっただけで流れからポンポン出る。しかもなかなかいいサイズも混じる。結局楽しくて13匹。教えてるのにこんな釣ったらダメですよね。ゴメンねタナカ君。

ゆっくり昼ごはんを食べて、よもやま話をして、魚が、生命感溢れる貸切の川で純真無垢な魚を釣る。

ホントに思うのだけど、僕がプロデュースし、ルールを定めたこの川は、数年内で予約が取れない程の川になると思います。掛川が全国的に有名になり、多くの方が訪れ、話題にする。そんなビジョンを持って、魚と環境の保護、「釣りに来る人が多ければ多いほど魚が守られるスパイラル」を作っていけたらと思います。

炭焼の杜 フライ・テンカラ キャッチ&リリース専用管理釣り場」の公式ホームページ。http://www.bt-r.jp/smf/

#フライフィッシング

#管理釣り場

#flyfishing

#炭焼の杜

 

いつもよりは増水してるけど、水はいい感じにササ濁り、全然釣りになる。

 

道を塞ぐ倒木!なすすべなく立ち尽くすナインスケッチ!どうするどうなるナインスケッチ!

 

たとえ道を塞ぐ倒木を撤去しても、上から別の倒木が落ちてきそう!

 

倒木をタナカ君が持ってたノコギリで切ってみる事に!頑張れナインスケッチタナカ&アッチwithチャーハン!僕は携帯で株式会社山田に応援を呼ぶぞ!

 

ちっちゃなノコギリで根性でこんなに切っちゃう!

 

かなり切った後はクルマで

 

株式会社山田到着!手前でスタコラ涼しげに歩いているのがカズヤさん。僕の仲良し。(株式会社山田ってのはキャンプ場を運営している会社ね、僕はプロデューサー)

 

ノコギリで手切りした太い倒木を頑張りましたねーとコウジロウくん。

 

んだばやりまっか?ってな感じでとりかかるとアレヨアレヨ

 

みんなすごい!プロだなぁ

 

感心しながら見るアッチ

 

来た時よりも美しく。

丁寧に竹ボウキで清掃する仕事振りに感心しました。ありがとうみんな!

 

川はこんな感じ、水量はいつもはこれより20センチは低い。

 

それでも出る

 

ポコポコ出る

 

綺麗な魚、素直な魚。14番のパラシュートの一本やりで最初から最後まで。

 

結局覚えているだけで13匹、途中でバラしたの、合わせ損なったのも多数(釣りは数でもないと思うので、釣った数を報告するのはどうかとも思うのですが管理釣り場の状態報告として報告した方が良いかと思い記載しています)。2人で教えながらB区間だけでこんな感じ。今日は虫もたくさん飛んで非常に素敵な川の空気でした。これから虫も増えて、魚も大きくなって良くなりそう。昨年より確実に魚が増えているのを感じます。これもキャンプ場のおじさん達が、魚を守ってくれているおかげ、他の川で話題になっている「違法に魚を釣って殺して持っていってしまう人」通称密猟者もここでは問題になっていません。

この川では道が一本しかないので、クルマは必ずキャンプ場の前を通る。そうすると、不審なクルマの場合はすぐさまおじさん監視員の腕章を腕に出動するのです。毎日のたゆまぬパトロールと卵、稚魚などの放流を繰り返して川と魚を守っています。いつか見た夢を叶えるために。

 

 

北海道になぜ行くのか? がんこ祭を中止したこと 遊ぶこと 旅すること 気付くこと 学ぶこと

「北海道になぜ行くのか? がんこ祭を中止したこと 遊ぶこと 旅すること 気付くこと 学ぶこと」

※自分自身の考えをまとめる為に書き記した文です。読み辛いかもしれませんしすごく長くなりそうです、数年経って、ああ、こんなことを2020年の2月の僕は想っていたのだなぁ…と自分で読み返すために書いたようなものです。「それでもいいよ」という方は読んでくれたら嬉しいですが、くれぐれも注意しますが長いですよ。あとで文句言わないでくださいね。

北海道に行く荷物が重くなるからと、ソレルのデカくて重いスノーブーツを履いたまま、春の陽気の静岡空港を旅立って数日、無事に帰ってきました。現地では見たことの無いほどの見るみる積る雪。そしてそれをガンガン除雪する人たち。

広ーい雪原、それは凍った湖なのだけれど、そこに前日に設営しておいたテントが横殴りの暴風でなぎ倒されていましたが、骨が折れたテントを撤収してみるみるうちに新しいテントを建てアイスフィッシングを開始する現場対応できるアウトドア仲間の頼もしさを目の当たりにしました。

僕は掛川のサトウさんと出会って、北海道に行くようになりザンマさんをはじめ、多くの方に出会うことが出来ました。静岡と違い、圧倒的な大自然に囲まれて暮らしていて、それは世界有数の大自然なんだけど(それに気づかずに暮らしている人もたくさんいるけど)その中で素晴らしい自然をたくましく楽しんでいる方と出会うことが出来ました。その人達は多くの方と会い、多くの気付きを得て、今でも新しいことにチャレンジしています。

僕は今年も開催しますが「アウトドアの学校」を主催しています。アウトドア、登山をメインにして、フライフィッシングやキャンプなど、着る服、履く靴、使う道具や危険や注意事項、野外で遊ぶこと、食べること、過ごすこと、寝ること。などを伝える学校です。でも僕は「アウトドアの学校」で教えることの「先に」は、「旅すること」と「人に出会うこと」、「人に伝えること」があるのだと思っています。

アウトドアの学校で教えることの先には「旅」があり、まだ見たことの無い大自然と、まだ出逢ったことの無い人との出会いがあり、そしてそれを経験したからこその気付きや「学び」があり、人生は変わっていくのだと僕は思っています。

それは、僕の憧れた旅人である師匠の歩いた道であり、僕が歩きたい道であって、アウトドアの学校の生徒さんたちに一番伝えたい素敵なことの一つです。

アウトドアの学校の「先」には北海道があって、そのまた先には外国の素晴らしい自然と人との出会いがあると僕は信じています。

仕事の面でも、その体験を基に、僕が発することが出来る言葉や原稿が生まれて、写真で、文章で、言葉で帰ってきてまだ行ったことの無い地元の仲間に「伝え」僕の会社マツヤマデザインが創るものに確実に反映することだと思っています。

時々、お会いする人に「マツヤマさん、またどこかに行ったのね、それ、遊び?仕事?」と聞かれるのです。僕の答えはまちまちで(両方あるから)

A 「ええと…、遊びです」と答えると「いいですねぇ」となり

B 「ええと…、仕事です」と答えても「いいですねぇ」となります。

ホントはどっちもイエスでどっちもノーなんだけど、聞いてくれた方がそう答えた方がいいだろうな…と想像して答えてみたりするのですが難しいものです。

北海道に行く数日前からコロナウィルスが猛威を振るい、全国でイベントや催しが中止になりました。3月14日15日に開催を予定していた僕が共同代表を務める「第20回浜松がんこ祭」も開催の是非を決断しなければならなくなっていました。僕は浜松がんこ祭に第4回から関わっています。足掛け16年の実行委員会の活動。僕は今年のがんこ祭が終わると「共同代表」の座から降り「相談役」になることに実行委員で決めていました。

僕が共同代表として関わる最後のがんこ祭。

北海道行きの前から、コロナウイルス対策のガイドライン、開催か?中止か?シナリオと発表時期(遅れると数多くの方のキャンセル費がかかる)を検討していました。

がんこ祭は、今では大きな催しです。参加者が7000名、東北から、関西から、100名単位のチームが110チーム。数多くの方が、バスで、電車で、青春18きっぷで浜松にやって来ます。ホテルは浜松市内はもちろん(約5000人が泊るから)近隣の都市、豊橋や掛川のホテルも参加者の予約が数か月前からいっぱいです。

それを、開催するか?中止するか?

決断する。

問い合わせのメールは毎日何通も届きました。もちろん北海道の僕のスマホにも毎日。

がんこ祭は、よく誤解されるのですが、浜松市や県をはじめとする、補助金や税金は一円も頂いていません(たまに間違えて市にクレームをいう方がいると結局こっちに来ます)。開催には費用が掛かり、その額は約一千五百万円前後。収入の内訳は参加費と広告協賛、夜会と呼ばれるイベントと出店などの出展料です。支出は舞台や音源機材や広告費、機材のレンタル費や警備員代金、倉庫の維持費や封筒とかアレコレ、こんなかかんの?ってくらい色々かかります。そして多くの舞台や機材のキャンセル代金は一か月前からかかってきます。

全国から大学生がギュウギュウ詰めのバスで、ワイワイ楽しそうに浜松にやってきて狭い部屋で寿司詰めで眠り、また、ギュウギュウ詰めのバスで帰っていきます。その中に一人コロナの人いたら…、うつるわなぁ…。

開催する場合は、「なんでこんな時にやるんだ!」という怒りの声があることは容易に想像できるし。「うつったら責任とれるんですか!」というメールも既に何通も届いています。

中止する際は、なぜやめたのか?楽しみにしてたのに!という声や(申込事項に明確に「返金できません」と書いてありますが)、参加費を返してくれ!という声も出ることも想像できます。また、中止することにより入るはずの収入(夜会や協賛広告や様々な見込み収入)が未収になり、赤字になり損失を実行委員会で補填しなければなならない可能性も出てきます。

結局、北海道から帰った数時間後、僕が共同代表として、2020年2月25日に最後にやった仕事は「「第20回 浜松がんこ祭」開催中止のお知らせ」を公式ホームページに記載することでした。

発表後、インスタの現在を知らせる「リアルタイム速報」では、「がんこ祭中止」の速報が飛び回り、全国でリツイートされ、NHKの静岡版のテレビニュースになりました。

決断すること

それには、タイミングとスピードが大切です。また、時期も本当に重要です。僕はそれをアウトドアで学びました。登山で、山で、人の誰もいない源流で、大雨暴風に揺らされるテントの中で「決断」しないといけません。状況をギリギリまで見つめて決断する。決断が遅いと命にかかわります。僕は小さな会社を経営して12年になりますが会社の経営にも役に立っていると実感できています。

遊ぶこと

旅すること

仕事を片付け、時間を作り、野外で遊ぶこと。いろいろな所に行くこと。たくさんの人に会い、話を聞き、時に笑い、時に怒られ、時に泣くこと。痛い目をみたり、反省したり、後悔すること。そして誤解されること。誤解、いわれなき批判といえば、今回、よしむーさんと僕と杉山さんと三人で北海道に行く予定がコロナの影響で受験生と接する機会の多いよしむーさんが当日にキャンセルで杉山さんと二人で静岡から参加することに、空港でハラダイスケが待ち構えているから全然二人きりじゃないのだけれど(機内の数時間だけ、着いたら20人での集団行動)杉山さんは「子供を置いて男と旅している人にイベントなんてやらしていいんですか!?」と関係の機関に匿名の電話が入ったらしい…。いいぞ匿名の人!ナイス陰湿でダークネス!スターウォーズもフォースの暗黒面に落ちたダースベイダーがいないと盛り上がらないってものだと私は思う。アワレ杉山、悪いのは全部よしむーとコロナだぞ、ダースベイダーを恨んじゃいかん。でも、アウトドアの学校の卒業生であり、僕の生徒である杉山さんにとって、僕は、初めて北海道に行って、遊んで学んで帰ってきた時のこの「事件」は、素晴らしい「学び」をくれるのだと思う。そう、いろいろ言われるのです、いろいろ。たぶんイギリスに留学して学んで、金髪女性に惚れてフラれて帰ってきた夏目漱石も医術を学びにいってドイツの舞姫にまいった森鴎外もきっと色々言われたのだと私は思う。しかし、それでも頑張らんといかんのです。願わくはフォースと共にあらんことを。May the Force be with you、暗黒面に落ちたら負けなのです。

毎日山に行って、顧客の命をあづかって、素晴らしい体験をさせて、忙しく仕事をしている凄腕のプロのアウトドアガイドがご近所で「あの旦那さんいつも遊びに行ってばかり…」と言われて噂されたり。10年経ったら絶対に「素晴らしいものを作ってくれた」と言われる(と僕は確信している)施設を作ろうとしている方が妨害されたり。若かりし日のマサが、家で真面目に忙しくてひーひー言いながらホームページ作っていたら実の父親から「マサは毎日パソコンでピコピコして遊んでやがって」と怒られたり、そーゆーことはいろいろある。それでも「決断して、遊び、旅して、学ぶ」ことは本当に大切なことなのだと僕は思うのです。いわれなき批判や中傷をうけること、それが、遊び、発信することとセットなのだと私は思う。それがいやなら秘密でナイショで遊んでFBやなんかに書かなきゃいいのです。秘密でナイショで不倫旅行とかアンナコトやコンナコトをしている人はたくさんいるはずです、ええ、僕はオトナだからそーゆー友人のいろいろなナイショ話も聞いたことあるゾ。うふふ。

今年だけでも僕は、九州の18きっぷの旅、三島でのアウトドア講座、フィリピンのハブカのところ、北海道のアイスフィッシングに行っています。そしてこれからもきっとあちこちに行くでしょう。アウトドアの学校も、通常のナンバーシリーズと呼ばれる5回連続講義が5/9から(2013年から始めて7年目になりました)、三島のアウトドア講義が4/29。ヨガキャンプは4/18。今年はアメリカも行くし、南アルプスの野呂川のクラタさんから年券も届きました。JFFの全国で開かれるミーティングにも出来る限り参加したいと思っています。

なんとかかんとか仕事をやりくりして、僕の場合は、素敵なものを一つでも多く作る。悩んで、考えて、全国から身体で体験して、かき集めてきた情報と感覚を使っていろいろなものを発信すること。明るく、笑って生きていくこと。いつでも学ぶこと。小さなことをしつこくコツコツ積み重ねること。自然の中に身をおくこと。穏やかなることを学ぶこと。それらを忘れずに生きていきたいなぁと思ったりするのです。北海道から帰ってきて一日たった今、思ったことを書き連ねておきたくて、こんな長くなりました。

あ、北海道の行き来で読んだ京極夏彦の「今昔百鬼拾遺 鬼」は面白かったです。中善寺敦子主人公で話が進み鳥口君が「うへぇ」と言うだけで僕は満足、鬼、鬼と言ったらあの方が出てくる展開に僕も機内で「うへぇ」とうなりました。まだ河童と天狗は読んでいないから楽しみです。

あ、ここまで読んで下さったキトクで優しい方にお知らせです。先日、僕はホームページを一つ仕上げました。袋井市にある「可睡斎」というお寺のHPです。約一年くらいかかったのですが北海道に行く前に完成しました、けっこう素敵だと思うのですが、良かったらぜひ見てくださいね。可睡斎ホームページ https://www.kasuisai.or.jp/

そろそろ桜も咲いてきます。あたたかな陽気がそこまで来ています。「五月の風は乙女の髪を揺らし、僕の毛鉤を魚の口へと運ぶ」のです。

 

ps 今回の旅で拾った名言・学んだことの覚え書き

■お守りしてるんじゃないんだから、知るわけないっての…!

■検査をしなけりゃいいんだって。

■あなた手足が短い。

■ユウイチさんはそっけないのに時々「よう、どう?」とか女子に聞いてくれるから「ユウイチさんが声をかけてくれた…」って女子はドキドキしてた。

■人は悪意なく悪評を流すことが出来る。

■英語圏の客を取れない原因は、僕が英語が喋れないだけなんですよね。カンタンな理由です。

■松山さん、ホントは、あと30m残ってます。