【アウトドアの学校の考え方の根幹について】とアウトドアの学校2019第2回・第3回講義報告

【長文注意】

アウトドアの学校2019 第六期の「第2講義カメラ教室とアウトドア道具購入学」、第3講義 選択科目(部活)に分かれての「フライフィッシング講座」と「トレッキング&沢歩き」講座を開催しました。

2日間連続での開催(宿泊でなく各自日帰り)1日目はゼキさんの「アウトドアカメラ講座」と主催の僕による「アウトドア道具購入学②」です。

カメラ講座の後は、実際にフィールドである「さくら咲く学校」の校庭でのカメラ撮影会、講師やOBもモデルや実際に遊んでいるところを撮影します。

2日目は、フィールドを「炭焼の杜キャンプ場」選択科目として、生徒は2つの部(トレッキング部・フライフィッシング部)に分かれ活動しました。

フライフィッシング講座は、「炭焼の杜 管理釣り場」が出来たからこそ開催できる講座、苦節2年以上、なんとか開催することができました。

僕の師である佐藤雄一氏に講師をお願いし、なんと湯川氏と鈴木トシタケ氏という豪華なフライ講師陣にチャーハンさん・松山という5名のフライマンによるフライ講座でした。

 

水生昆虫の知識やフライの道具の講義のあと、川で実際に昆虫をつかまえ、観察して午前は終了。午後はいよいよ実釣りです。初めてフライロッドを持ち、自然渓流に降り立った7名の生徒のほとんどが魚の顔を見れたという出来すぎた結果になりました(講師が立て続けに尺アマゴを釣り上げるデモンストレーションのおかげかもしれません)、「魚を殺さない」をルールとし、アマゴを保護している炭焼きの杜管理釣り場だからこその結果かもしれません。

 

トレッキング部は、元気よく午前はトレッキングに出かけ、秘境に眠る廃村の見学ツアー、午後はドキドキの沢歩き体験でした。梅雨時期で雨が多い沢は大冒険のフィールドです。全員みごとに生還。実体験を通して、生徒たちは新しい何かを少しづつ掴み始めているかもしれません。

 

次回は、いよいよ本番、フライ部は実釣!トレッキング部は遠征!そして泣いても笑っても最後の卒業キャンプへと進みます。

 

今回のフィールド

炭焼の杜 フライ・テンカラ キャッチ&リリース専用管理釣り場http://www.bt-r.jp/smf/

 

 

ここで、【アウトドアの学校の考え方の根幹について】も合わせて記載させて頂きます。

 

「アウトドアの学校に、子供を入れることはできないの?」

 

という質問を頂きます。答えはNOです。

20歳以上の成人しか入校を認めていません。

 

理由は簡単です。アウトドアの学校の根底に流れる考え方は「生涯学習」というテーマが根底に流れています。

生涯学習という考え方は、静岡県掛川市のテーマであり、故 榛村純一市長が唱えた「人は一生成長する、勉強を続けて、新しいことを学ぶ」という、生き方であり、哲学であり、人生の楽しみ方だ。とアウトドアの学校では考えています。

人は成長して、子供を出産し、子育てをします。子供を成長させるため、新しいことを学ばせるわけです。

 

大人は働き、その学費や塾の月謝を払うわけですが、

それはそれで素晴らしいことですが、「大人の個人としての成長する機会はあるの?」と思うわけです。

 

アウトドアの学校では、大人に対して、山を登ったり、川を歩いたり、危険なこと、楽しいこと、まだ見たことのない世界を知るドキドキ、仲間つくりの楽しさを感じてもらいます。

 

まず、自分が成長する。

 

ドキドキしてワクワクする。

 

そんなワクワクしている大人の背中を、子供たちはきっと「うらやましく」思うでしょう。

 

「大人っていいな」

 

「大人になると楽しそうだな」

 

と、子供に感じさせる。

 

それは、本当に大切な大人の仕事だと思っています。

 

子供に教えたいならば、大人が、親がまず学べばいい。

新しいことを学ぶ楽しさを見せ

新しく学習して身に着けた事柄を

自ら子供に教えるべきです。

生涯、学習を続けること

それにより、新しい世界が開けること

新しいことを学ぶ楽しみとヨロコビ。

新しい出会いと、新しい仲間を見つけた幸せ。

危険なこと、やってはいけないこと、やらなければならないこと。

どれも、幸せに人生を生きていくためには大切なことです。

どこまで危険か分からない

だから、全部危険として禁止してしまう。

それは、子供に対して大人が犯す大きな罪です。

胸元までの長靴をはいて水の中に入ったことがありますか?

テレビの中で、タレントが入っているのを見たことがあるだけの大人が大半ではないでしょうか?

アウトドアの世界では、「ここまでが危険で、ここまでは大丈夫」という明確なラインが存在します。

それは、山でも川でも、野遊びの世界でも同じです。

「アウトドアの学校」の考え方の基本は、静岡県掛川市の提唱する生涯学習の精神と、豊かで幸せに暮らすライフスタイルを探し続けるスローライフの仲間によりもたらされたものが根幹となっています。

 

アウトドアの学校で学ぶ生徒は様々です。OL、企業経営者、医者、農家、大学教授、主婦、飲食店オーナー、サラリーマン、etc…。どなたも、今まで知らなかった知識を学び、吸収し、新しい世界と、新しい出会いを体験しています。

 

そして、新しく出逢った方とアウトドアを通じて仲間になり、その方独自のスキルをシェアし、助け合い(アウトドアの仲間は助け合うのです)また、新しい世界へと旅に出ます。

 

上記の理由で、アウトドアの学校では、子供の入校を認めず。

大人が集まり、新しいことを体験し学ぶ学校として活動しています。

 

アウトドアの学校 主催者 松山拓也

 

アウトドアの学校 公式ホームページ http://www.md-f.jp/outdoor/

 

 

アウトドア道具購入学

 

ゼキさんによるアウトドアカメラ講座

 

実例をもとに、初心者でもわかりやすい(スマホでもOK)のカメラ講座です

 

真剣に、楽しく

新しいことを学ぶことは楽しいこと。

 

カメラ講座の時は、講師とOBがモデル役

 

本気で遊ぶ大人

 

むきになる大人

 

楽しいことを夢中でやる大人

 

その姿を写真に撮ろう

 

学校で遊ぼう

 

じゃんけんはいつだって白熱します

 

佐藤雄一氏によるフライ講座

 

フライの道具を実際に説明

 

川で虫を採ります。

魚釣りを学びに来たのに、虫を採るの?

そうです、フライは水生昆虫の生態を知るところから始まります。

 

最初は「?」だった生徒も、ついつい夢中に

 

虫取りが過熱します

 

フライ部員と講師陣

 

カリビアン

チャンチャーララ♪チャーララ♪チャーラーラララ♪

 

開催前に全員であいさつです。

アウトドアではあいさつ大事です。

基本マナーです。

 

校長と行ってらっしゃいのハイタッチ。

 

トレッキング部の出発

 

元気よく歩いていきます。

緑の森が美しい中を進みます。

 

廃村に到着

冒険です。

 

野に咲く花の名前を

まだ君は知らない

 

みんなで歩くと楽しいのです。

 

フライを頑張る

最初はなかなかむつかしい。

魚だって必死に生きているんです、

釣られたくありません

頑張れ!

 

釣れた!!!!!

生まれて初めてフライで自分で釣った一匹。

 

この川にいるだけでシアワセを感じるようになるよ。

 

一心で流れとフライを見つめます。

 

忘れられない魚

 

トレッキング部の沢歩き

 

最初は冷たい水でした

濡れるのが抵抗がありました。

 

たくましくなってくる

 

背中を信じてついていきます。

 

大冒険のあとは笑顔です。

 

こんなところを歩きます。

この日は雨の影響で水が多くてスリリング。

 

がんばれ!!

 

 

乳岩峡 新城市 登山トレイル奥三河ハイキング ブログ

早起きをしたので雨の中、レインウェアを着て乳岩峡に。

 

けっこうな雨で朝5時なので誰とも合わず、神秘的な渓谷を歩きました。汗でレインウェアの中ぐっしょり。でも「ここ日本なの?」と思うようなビックリ奇岩の中を歩く体験は素晴らしい。

 

あまりにもスケールが大きな石のアーチは写真で表現しづらいので現地でお確かめを。ピクニック気分で行くと少し危ないかも、相応の靴で行かないと怪我、もしくは事故があってもおかしくないルートです。

 

下山時は、雨で落葉から染み出したタンニンと思われる水が流れ出し綺麗な沢が「紅茶の流れる川」になっていました。

 

登りだし、朝5時、誰もいない。

結局帰って来ても誰もいなかった。

 

こーゆー道があるけれど、道しるべとかはかなり不親切。いらない情報はあるけれど、肝心の道標は朽ちているという低山あるある。

 

素敵な橋もある

 

休憩所でレインウェアを脱いで休む、この時点で汗で中もびっしょり。何故にたくさんあるレインウェアの中でゴアテックス着てこなかったか不思議。

 

ここから岩の核心ルート、というよりずーっとハシゴ。けっこう怖い。滑ったら死ぬ。

 

岩のトンネルの中、ハシゴをほぼ垂直に登って行く、雨で滑る。

 

写真で見ると楽そうに見える不思議。実際に行くと、ここも怖い。滑って落ちたら30メートルは落ちる。

 

登っても登ってもハシゴ。

 

これ、石のアーチ。

スケールが大きすぎて写真に写らず。

 

洞窟

 

素敵な道

 

絶景

 

乳岩の中から振り返って。

神秘的で少し怖い空間。

 

何故にこーゆー事になって

何故にこのまま放置してあるのか?

鳳来町さん、早く治した方がいいよ。

 

見たいところがビリビリ

 

紅茶の川

 

飲んだらアールグレイの香りがしそう。

 

神秘的ですらある。

綺麗な紅茶の色をして流れる。

登りだしの時はこんな色じゃなかった。

 

今回行った乳岩の地図。

駐車場からゆっくり行ってぐるり2時間弱。

朝のお散歩としたらなかなかいい感じ。

 

 

ベアスプレー安全装置自作

熊スプレーの賞味期限?が5年前!に切れていたので新しい奴を買いました。

取り急ぎ本州限定なら小さいやつで充分かと思って良い感じにコンパクトな奴をポチりました。

ドイツ製とのことなんでまあ信頼性も高そうなイメージでしたし。

ところが届いて開封してびっくり!

安全装置?誤発射防止装備??ロックピン??的なものがどこにも見当たらなーい!箱もケースも無くて、包まれてるプチプチを剥がしたら即!レディートゥファイア~~!!どうやらジャーマンを甘く見てたようです!!

以上取り急ぎご報告まで。

#フライフィッシング#熊スプレー#本州ではカウンターアサルトは大袈裟#かと思いコンパクトなやつポチッと#スゲーのが来た#嵩張らないのはいいのだが#安全装置無し#ドライシェイクスプレーかっちゅーの#ポケットの中で暴発必至#返品しようとしたがある意味危険物#手続きすごくめんどくさい#しょうがないから使おう#安全カバーハンドメイド構想中です汗

 

 


誤発射防止機能がついていなかった熊スプレーその後。

自己防衛目的での民間人の拳銃所持が認められていないわが日本国においては、釣行時の万が一の熊との遭遇、攻撃に対して、セルフディフェンスのために所持できる武器としてはなにがしかの刃物、またはペッパースプレーぐらいしかその選択肢はない。

現在は「カウンターアサルト」という米国製のペッパースプレーを釣行時に携行しているのが、実は随分前(5年前w)にすでに有効期限(保証期限?)が切れており、さすがに機能的な不安を感じてきたので、新しいスプレー(カウンターアサルトよりかなりコンパクトなやつ)をアマゾンで購入したところ、有ろう事かなんの安全装置もついておらず思わずビックリ!

というのは先日お伝えしたとおりである(その危なっかしいスプレーは昨日「とかれふ君」と命名w)

さてその「とかれふ君」だが、今の状況のまま携行するのは常に誤爆の危険を背負うようなものであり、何らかの対策を施して安心安全にコンシールドキャリーできるようにしたいと思うのは当然の成行きである(別に隠し持つ必要はないのだが、腰などにオープンキャリーすると河原、渓流での万一の転倒時などに岩などに強打してスプレー筐体に穴が開きその場で自爆テロを演じる可能性を否定できない笑)。

そこで脱着できる「発射ボタンの安全カバー」を自作して取り付けようと思い、あれこれ構想すること30分、材料を求めに百均に行き店内徘徊すること20分、工作作業に10分。

とりあえずまあまあいい感じに誤爆を防止できそうな感じになりましたので、取り急ぎのご報告をさせていただきます(笑)。まあこんなもんでいいでしょう。

(使用材料:百均ベルクロテープ・百均軽量スプーンw)

 

 

2018.03.17-18 ならここ明ヶ島トレイル【キタザワ】

2018年3月17日~18日 掛川でのトレイルのまとめです。

日本ではまだまだ少ない、登山の知識があまりなくても気軽に歩ける安全なトレイルコース。それを静岡県、掛川で作れないだろうか。作ってみたら面白いよね。実際のところこのコースって楽しいのだろうか。3月になってちょっとあったかくなってきたし、やってみようよ!ということで、検証に行きました。

ルートです

●1日目

掛川市役所→掛川駅(東海道線)→金谷駅(大井川鐵道に乗り換え)→福用駅(登山開始)→八高山 – 馬王平→ならここの里(お昼ご飯)→炭焼の杜 明ケ島キャンプ場(1泊)

●2日目

炭焼の杜 明ケ島キャンプ場→原田駅(天竜浜名湖線)→掛川市役所前駅 (GOAL)

こんな感じです。「楽しく歩く、ゆるゆるキャンプ」と心も軽く、当日をむかえたメンバーの2日間をレポートしたいと思います。

今回のメンバーは、男3:女4の平均年齢30代後半位、体力ある!と言える方は1名のみの、軽い登山と素敵な自然を愛する人達です。

今回泊まる明ケ島キャンプ場では、テント泊もコテージ泊もできるため、
テントは、テント泊をしたい女子3人のみが持ちました。

前日、Facebookのグループメッセージで、

「ザックつめてみたら超重いんですがー」
「私も…重いです」
「全てパックに詰め直したら、10キロでした。」
「テント、食料、水込みで11キロですー」

との会話が飛び交い、自分の荷物を計ってみたら13kg…普段登山もせず、最近した山登りと言えば、アウトドアのがっこうでの日帰り軽登山のみ。こんな荷物を持つのは本当に久しぶりなのでどうなるかと不安もありましたが、ゆるゆるキャンプだから大丈夫だろう、久々に荷物を持つのも、少しは運動不足が解消できそうだし…と自分に言い聞かせ、当日をむかえました。

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●1日目

■7:00頃 掛川駅に集合
車で来た人は掛川市役所駅前から乗り、掛川駅に向かいます。

私は家から電車でいったのでほぼ始発のような電車で掛川駅に到着しました

おはようございますーとみなさん笑顔で、ワクワク感が見える集合でした。

■7:19 掛川駅出発→東海道線で金谷駅まで。
掛川駅発の電車は、時間によってホームが変わる場合があるので注意です。

■7:48 金谷駅出発→大井川鐵道で福用駅まで。


初めて大井川鐵道に乗りました。外見も中身もレトロです。

「切符が固いよーまだこんなのあるんだね」
「シート席も、電車の連結部分も昔っぽいね」
車窓からの眺めも楽しみながら、あっという間に福用駅につきました。

今回の企画では3つの電車を使います。

・東海道線
・大井川鐵道
・天竜浜名湖線(帰り)

どこかに行こうということも最近は忘れていたので新鮮な体験でした。

■8:11 福用駅到着


ここでトイレ休憩ができます。


準備体操をして、登っていきます。

■8:40頃 登山開始

これが私です。流れに身を任せる気持ちで歩いています。

下にある白光神社で今日の無事を祈ります。

急斜面コースの方から登ります。薄着にならないと歩くのがきつい山道からはじまります。
「最初のところだけキツイよ」
本当に最初だけなのかと何度か思いますが、ある程度歩けばなだらかになるいいコースです。

実はここまで6人で登っていたのですが、

7人目のハブカさんが自転車を持って登場!浜松から自転車でここまで来て(!)この急斜面を、自転車を首にかけて登ってくるという猛者です。すごい方です。もちろん自転車は重いです。私には無理です。

林の中を歩いて行くようなコースです。途中自転車で行けます。

やっと開けたところにたどり着き

■10:40頃 チェックポイント馬王平につきました。


この後は車の走る道をひたすら歩いて行きます。

道路の真ん中にある生き物を発見

カエルです!大きいです。

どうやら産卵の時期だったようで、夫婦のカエルをたくさん見つけました。みんなでキャッキャと写真を撮っていたら、マツヤマさんよりもういいでしょの声がかかり、タイヤのくぼみに生み出された卵、今後を心配しつつ後にしました。

■11:20頃 コンクリートの車道歩き開始!

林の中の道路をひたすら歩きます。登山靴だと足が痛い!運動靴とは全然違うと思い知る6人…ハブカさんは元気薄着のため体を冷やさないように時々自転車で走って行っては戻ってを繰り返していました。自転車があるとこういう道はいいと思います。(私は担げません)

ならここの里を目指してとにかく歩きます。

とにかくとにかく歩きます。

歩きすぎて辛くなってきたので、途中で春の歌をあげていこうという企画が始まりました。

なんで自分はこんなに荷物が重いんだろうと、ついていくのに必死になりました。

荷物を持つか聞いてもらったり、大丈夫かと声をかけてもらったり、何度も人の優しさが身に染みました。一人のちっぽけさも感じました。ぜんぜんゆるゆるトレイルじゃありませんでした。とぼとぼ歩いていたらトボトボというあだ名がつきました。


川に魚がいないかのぞきます。

ならここの屋根が見えてきました。

■13:00頃

やっとならここの里につきました。11:20には到着する予定を組んでいましたがだいぶかかりました。車道を登山靴で歩くのってほんとに辛いです。荷物があるときは特に。

ならここの方に立派なしいたけをいただきました。
家で栽培されてるそうですがほんとうにぎゅっと身が詰まってずっしりしていました。


この後もガッツリ動くと思いカツカレーを食べました。カナスギさんとおそばもシェアしました。

マツヤマ隊長より、話がありました。
「この後大尾山を回ってから明ケ島まで行く予定だったけれど、このペースだと厳しいし、みんな足も痛いよね?プランBに変更しよう!」
「ならここでお風呂にも入ろう」
「やったー!」
疲れた体でお風呂に入るのは本当にいいものですね。

明ケ島まで車に乗せていってもらえることになりました。

■15:00頃
明ケ島キャンプ場を管理している(株)山田のオガサさんがるまで迎えに来てくれ、ならここを後にしました。

■16:00頃 明ケ島到着。一息ついてテント設営


ウッドデッキでテント泊は初めてです。

テントは会社のものを使わせてもらっています。自分で持ってきたテントで寝るって、ちょっとうれしいですね。

先日明ケ島で、卵の放流がありました。残念ながら川の中の卵放流ボックスは、雨でうまってしまったようでしたが、同時期にキャンプ場内の養魚場で育てている魚達は大きくなっていました!

私が会社の冷蔵庫で孵化させた一匹も、無事に泳いでいたようです。

後はみんなでご飯を食べてお酒を飲んで話をしました。オガサさんがポトフを作ってくれ、一緒に宴会に加わり、たくさんお酒を飲みました。オガサさんつながりの方々がかわるがわる遊びに来てくれました。山田の相談役が飲みやすい焼酎を教えてくれました。遅くまで話は尽きませんでした。

ならここでもらったしいたけも食べました。新鮮さが感じられるおいしい、しいたけでした。

やりきった一日でした。

↑ゼキさんのとってくれた夜空です

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●2日目 天浜線原田駅に向けて歩きます。

最初の予定では、キャンプ場から駅まで車道をずーっと歩こうと言っていましたが、「現実的に厳しいと思う」とのゼキさんからのありがたい言葉で途中から歩き出すことにしました。とは言っても結構歩きます。

■8:10


車で送ってもらい、写真の位置から歩き出すことになりました。5.4km分のショートカットです。

今日はこの5人で行きます。


お茶畑を横に、元気を出していきます。

歩いていると何度か、近所の方々に、
「どこまでいくの?」「どこから来たの?」と聞かれました。

「炭焼きから歩いてきたんだよ。昨日は八高山も歩いてね…」と
こういう交流も旅感があります。里山ならではの風景や雰囲気が味わえるのがこのルートの特長です。


途中で桜とベンチの絶景ポイントを見つけました。

一時間半くらい歩いてこのあたり


小休憩をとります。たいへんだったのでお菓子を食べながら歩いてしまいました。

■10:00 原田駅まであと6kmの地点
途中でマツヤマさんとおよげたいやきくんを歌いました。こういうことで、ちょっと元気になります。マツヤマさんはそういう提案をしてくれる人です。

だいぶ下の方まできて桜を撮りながら歩きます。

■原田高架下公園
トイレ休憩も兼ねて一休みしました。やっとここまで来たという感じ。

■11:45 やっと原田駅につきました。


リカコさんが屋台のたい焼きを買ってきてくれで1ついただきました。

本当においしかったです。(といいながらパンも食べています)

なんとか歩ききりました。

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今回のトレイルは、このコースは実際のところ歩いてみたらどうなの?ということで検証をした2日間となりました。

春は桜が見られ、カモシカも見ることができたり、カエルや(?)花も楽しめるコースでしたが、ショートカットした工程もありました。2日ではきついかもしれないので、3日間にしたら良さそうだ、とか、テントを持ち歩くのはきついからコテージ泊の方がいいね。とか、もっとこういうポイントがほしいね。と話し合うことのできる、実りある実験第一弾となったと思います。

企画をしてみる→検証してみる→反省点や良いところを見つけるというのを全力で体験できました。

本当に足が悲鳴をあげていたんですが、写真を見ると楽しそうに見えるのが不思議です。

以上キタザワのレポートでした。
(今回のレポートでも、マツヤマさん、zekiさんの撮ってくれた写真をたくさん載せています。ステキ写真ありがとうございました。)


↑荷物は重かったけれど、最後まで持ち歩いたジュースです。思い入れがあります。

2018.03.17-18 ならここ明ヶ島トレイル【カナスギ】

今年の1月にマツヤマデザインに入社して一月程たった頃、「いいアイデアを思いつきました」と松山さんが楽しそうに話し始めたのが、この“ならここ明ヶ島トレイル”の計画でした。よくわからないまま参加を決めた、この前人未到のトレイルを、私の目線でレポートさせていただきます。

■ニンジン=ご褒美は大事
今回思ったことは、目の前にニンジン=ご褒美があれば結構頑張れる、ということです。

ご褒美とは何か、私の場合は歩いた先に見える自然の風景や、頑張った後のご飯&温泉などです。今回出会ったご褒美体験をいくつかご紹介します。

1日目の登山道にて、たくさんの大きなカエルやその卵に出会いました。暦では3月6日頃を啓蟄といい、冬眠していた虫たちが穴から出てくる時期、なのだそうですが、虫も出ればカエルも出てくる、ということなのでしょう。

イチャつくカエル達…春ですね。

そして「虫が出れば魚もでてくる!」と釣り好きな皆さんは川を見るたびに魚がいないかウキウキしながら覗き込んでいました。

釣りが身近でない私はそのウキウキを共有することができませんでしたが、自然に身近に触れ合っている人たちはこんな些細なことでも季節の到来を感じたり、楽しい気持ちになったりするのだなぁ、と少し羨ましく感じました。

他に春を感じるといえば、やはり桜。今回のトレイルでは本当にたくさんのお花を楽しみました。道中突然現れる美しい桜はため息ものです。

ずーっと続くアスファルト道はとても足が疲れますが、お花を見ている間はそんな疲れは吹っ飛んで、花に見とれて写真撮影。

なぜか懐かしく感じる里山の風景と美しいお花たちを愛でながら、ほっこりお茶タイムなんかできたら素敵だろうなぁ。今はまだ休憩スポットがなくて、道路脇の草っ原で休憩するしかありませんでしたが、未来への夢は膨らみました。

そして運動後のご褒美といえばやっぱりご飯。アウトドアで食べるご飯は最高です。1日目のお昼ご飯はならここの里のレストランで食べました。ここまで来るのに相当歩いて疲れ切った我々はまさに飢えたハイエナのように昼ごはんをむさぼりました。私はかつ丼とおそばを。

頑張った後のご飯はなんて美味しいのでしょうか。私たちの頑張りと疲労は何にも代えがたい付加価値となって、この(もちろん普通に食べても美味しい)かつ丼をより特別なものにしてくれました。フレンドリーな食堂のおばさまに、ツクシの佃煮(初めて食べました!)や肉厚シイタケまで頂いてしまいました。両方とても美味しかったです。ごちそうさまです。食後に入った温泉も最高でした。

■ 初キャンプをやってみての発見

大人になってからの本格キャンプはこれが初めてでしたが、一番驚いたのは晩ごはんの時です。

各自自分のご飯は自分で作る、というスタイルは新鮮でした。女性のお二人サトリカさんと大庭さんなんかはそれぞれこだわりの料理を作り、サトリカさんにいたっては素敵な料理をみんなに配ってくれましたし、身一つ自転車一つで参加していた羽深さんは荷物を最小限におさえようというコンセプトのようでしたし、作る料理も全然違って、今回の旅の中で一番個性が出ていた時間だったように思います。
一人1バーナー、私も憧れます。

キャンプの夜はとても自由な時間でした。一つ屋根の下に集まって、各々好きなだけ食べて、好きなだけ話して、好きなときに寝る。気が付くとキャンプ場を運営している山田の皆さんも集まってきて一緒にお酒を飲んだり話したり。一晩キャンプをすれば、誰とでも打ち解けられるんじゃないか、と思えるほどにくつろいだ夜でした。

他には、キャンプ慣れした方々といるだけで、色々学ぶことや発見がありました。具体的な例をいくつかあげると、家族でもキャンプをするというサトリカさんは調理の際、牛乳パックをまな板替わりにしていました。持ってくる時もかさばらないし、使い終わったら捨てればいい…とてもキャンプ向きだと思いましたし、他にはサンダルを持ってくると、トイレに行ったり、ちょっとテントから出たい時はすごく便利だとわかりました。学生時代にワンダーフォーゲル部だったという山のプロ北澤さんが、ザックの脇の紐の部分にタオルをかけて、歩きながら干しているのを見て、なるほど、温泉に入った後のタオルとか、夜露で濡れたタオルのやり場に困っていたけど、こうすればいいのか、と思ったり。先輩方の行動を観察しているだけで、とても勉強になりました。

自分も実際に体験して、キャンプでは何が起きるのか、何が不便かを実感してみないと気づかない発見ばかりです。「ネットなどで調べて知った気になっている人と、実際に体験してみた人は全然違う」という話を松山さんからよく聞きますが、まさにこういう事だよなぁ、と実感しました。

■ はじめてのトレイルルートを歩くという事

子どもの頃の家までの帰り道、いつもと違うルートで帰ってみるワクワク感。今回のトレイルはその感覚に似ていました。
なんでもない普通の道なんだけれど、私にとっては秘密の帰り道。途中に秘密基地を発見したり、カワイイ犬を見つけたり、その道から見る景色は普段とちょっと違って見えたり。
このトレイルも同じで、苦労したからこそ特に美味しいご飯だったり、歩かなければ見つけられない景色だったり、普通の道をつないでできる、秘密のトレイルルート。
今はまだ秘密ですが、もっと素敵なものに育てていって、いつか友だちを誘ったり、多くの人が楽しめるような道になったらいいなぁ。その時は「最初はここには何にも無くてさ…」なんてほっこりお茶でも飲みながら語っていることでしょう。その日が来るのが楽しみです。

そして、今回トレイルに誘ってくれた松山さん、一緒に旅してくれた皆さん、ならここの里の方も、明ヶ島キャンプ場を守る山田の皆様も、楽しいひと時をありがとうございました。

 

 

荷造り ウエア編

2019年4月23日

ゴールデンウィークのテント生活の為にゴソゴソと夜中にアウトドアウェアを並べて、あーでも無いこーでも無いと初デートの前夜の中学生のように出したりしまったり…。出したりしまったりするウェアがノースフェイスとかパタゴニアとか少しばかり値段が張るものに変わったところでやっている事は30年前の中学生と一緒である。

フリースも一枚だけ、ダウンジャケットも一枚だけしか持っていなかった頃の方がシンプルで良かったように思う。

帽子と手袋とか防水の服だとか下着とか、いかに荷物を減らせるか?がどれだけ自由になれるか?の勝負だったりする。

目的地の土曜日の予報は雨、最低気温は2度、何が悲しくて温暖な静岡県に住んでいるのにわざわざそんな寒いところに行くのか?そしてわざわざテントで寝て寒い水に浸かって竿を振ったりするのだろうか?と自問自答するが行くと決めてしまったのだから仕方がない。

ちいちゃな小袋に入っている各種ウェア、ダウンジャケットとかフリースとかレインウェアとか常備薬や応急処置と薬品などあれこれ。

荷物が増えるのは嫌だからこれがあればコレは要らない!とバックに詰め込むものの断捨離を繰り返しつつ荷造り完了。

結局これだけに収まった。
気温2度の中でのキャンプでも快適にワハハと笑って乾杯できて、寒い雨の降る中で釣りが出来る服装と数泊分の着替えを左のバック一つにまとめるのは少しばかり経験とコツがいると思う。

ちなみに真ん中はダウンコート、右は中身が空のバックパック。着替え類が入っているのは左のバックのみ。

ようし、これでウェアはバッチリだ。次はギア(テントとか鍋釜食器とか防水袋とかの道具)と釣り道具だけど明日にしようと思う。
今日はよく頑張った。と言い聞かせて今日は寝ます。