2017/08/25-26 椹島 大井川フライフィッシング研修【オオバ】

8月の25日・26日と、さわらじまの山小屋に泊まり、大井川源流特定区釣り場でのフライフィッシングに連れて行って頂きました。今回のメンバーはマツヤマさんとキタザワさんそして私オオバの3人です。キタザワさんは今回が初めてのフライとなります!

まず、出だしから驚いたこと。
静岡県にある「つの」の秘密。

↓この部分

どうしてこんな形をしているのか。
地形の問題かと想像しましたが、違いました。理由は、この場所がかつてとある人物の所有地だったからなのです。

起源はこうです。(特殊東海製紙株式会社HPより)
明治28年、東海製紙の創業者『大倉喜八郎』が、酒井家からこの土地を購入。購入後ただちに山林調査を依頼。その結果豊富な森林資源・水資源を有する事が判明。木材資源と大井川での水力発電を組み合わせた事業が東海製紙(現:特殊東海製紙株式会)の起源となった。

つまり『大倉喜八郎』が購入し、現在では「特殊東海製紙株式会」の社有林であり、完全に民間が管理している土地(そして山小屋・管理釣り場も)なのです。ちなみに、日本国内で民間が所有する1団地としては最も広く、東京のJR山手線で囲まれる面積の4~5倍に相当するそうです。

これだけの広大な土地を、民間企業が管理しているという事。そして雄大な自然を保護し、多くの登山客の出発点やベースになっているという事実に大変驚かされました。
静岡県の「つの」にこんな事実があったなんて。世界は、まだまだ私の知らない事だらけだと感じました。


朝の3:00にMDを出発し約4時間。
更にバスに乗り換え、約1時間。
ようやく到着したと思ったら、謎の山ルールにより10分で支度をさせられ、大急ぎで川へ向かう慌ただしい事態となりました。

私は、フライ=広河原(野呂川)というなんとも贅沢な経験しかなく、今回初めて大井川での釣りとなりました。

マツヤマ師匠曰く、今日の川は渋いとの事・・・

大きな魚はなかなか出てきてくれませんが、ちいっちゃなアマゴがぴょこぴょこ出てくれました。
私はアマゴとは初対面。軽くて手ごたえが無く、合わせるのがなんと難しい事か・・・。
イワナでさえ苦労している私にとっては、
とても難易度が高いものでした。
それでも、失敗しても何度も遊んでくれるアマゴさん。

ついに、合わせることができました!

こちらはフライ初体験のキタザワさん。マツヤマ師匠にマンツーマンで教えを乞うております。
意外と負けず嫌いなキタザワさん、頑張りつづける事数時間。
初フライにしてなんと!

1匹ゲットです!

フライフィッシングは、魚が釣れなくても面白い釣りだと思っています。渓流につかり、自然の中に溶け込むという感覚自体が、すでに素晴らしいものなのです。
しかし、やはり1度釣れてしまうとその楽しさ、ワクワク感は何倍にも膨れ上がるように思います。

初めてのフライで釣れたキタザワさん。
これからもフライを好きになってくれたら嬉しいです。

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2日目は少し残念な天気でした。
早朝はザーザーとなかなかの大雨。
降ったりやんだりと不安定な天気。
川に降りてみたものの、特に反応もなし。

そんな中湯を沸かし、コーヒーを飲む。
どうしようもない時は、ただ待つ。
そこにコーヒーがあれば、
ちょっと贅沢に過ごすことができる。
そんな時間を、みんなで過ごせてよかったです。

結局この日はマツヤマさん以外、私もキタザワさんも魚と会うことはできませんでした。
それでも、私にとっては初めて入る川、初めて出会った魚。ついでに、山小屋に宿泊するのも初めての経験でした!
3つも新しい経験が出来た、意義のある研修になりました。

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帰り道にある『奥大井湖上駅』。
湖の上に浮かぶように存在する駅。
「秘境駅」に数えられたりもします。

新しい場所に出掛けると、目的地以外でも、今まで見たことのないものに出くわすことができます。それも、外に出ていくことの楽しみだなと感じます。
生きている間に、
いったいどれだけの景色を見ることが出来るのでしょうか。

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最近よく思う事は、
自由に好きな事ができる時間には限りがある、という事です。
子どもの頃は親の影響が大きく、
学生の間はお金が無かったり、
社会人の初めの数年は仕事に追われ、
子どもを持つと自分だけの時間は大幅に少なくなります。
そして子どもが巣立った時には、
いったいどれだけの体力と時間が残されているのでしょうか。

だから自由に色々な所に行ける今の私の状況は、限られた特別な瞬間だと思うのです。
正直今回も、仕事もあるし辛いかも、行けないかもと思いました。実際に前日までに仕事を詰めて終わらせてバタバタと過ごす事になりました。

それでも今、行くべきだなと思ったのです。行動を起こせるうちに、限られたこの時に、多少頑張ってでも、できるだけ色々な所に行き、
色々なものを見たい、
見ておくべきだと、そう感じます。

今までに見てきたもの、体験してきた事が沢山あればあるほど、その人は魅力的に見えますし、会話にも仕事にも生活においても、多くの引き出しを持っているなと感じます。
私の箪笥はまだスカスカで穴だらけですが、小さな引き出しを一つひとつコツコツと、作っていっている状態なのかと思います。

どれだけの大きさの箪笥に成長できるか分かりませんが、
めぐまれた状況にいる今この時に、
出来る限り行動していけたらと思います。

今回もきっかけを下さったマツヤマさん、
一緒に冒険してくれたキタザワさん、
お仕事をフォローしてくださったMDの皆さん、あと、代わりに掃除と洗濯をしてくれた旦那様、本当にありがとうございました。

オオバ

2017/8/25ー8/26 フライフィッシング研修 【キタザワのレポート】

8/25-8/26静岡県の角のあたり、椹島ロッジに一泊し、大井川でフライフィッシングをしてきました。

「そろそろキタザワにもフライを教えようかと思うんだけど」と、マツヤマさんが事務所で一言、ついに私も初フライをやることになったのです。

まずは本を読みなさいとのことで、事務所の本棚から冊子を持ってきては見たものの、はっきり言ってよくわからず、タカノさんにこんなのがいいんじゃないかという雑誌を教えてもらい、ぱらぱらと読みました。釣りというだけでも、自分でやった経験がなく、小さい頃に父と海釣りに行って横で見ているくらいの知識しかありませんでしたが、なんとか釣れたらいいなという気持ちで、準備をしました。

フライフィッシングは、生のエサではなく、虫のような毛針を使って魚をとります。今回、マツヤマさんから出された目標の1つ「フライを無くさないこと」
マツヤマさん、タカノさん、オオバさんが、前日にフライを作るのを見ながら、デザイン会社で、キャンプ場の仕事をしているとはいえ、なぜ研修でフライフィッシングをするのかを掴みたいと強く思いました。

3:00 マツヤマデザイン集合
同じ静岡県ですが、椹島ロッジに向かう7:30初のバスに乗るためには、早めにいかないと間に合わない!とのこと。山奥へ向かいます。

ロッジに向かう車の中で、イワナの種類のこと、川と暮らしのこと、ダムが作られたことによる影響、漁業組合とはなんなのか。静岡県は地図で見るとなぜ角があるのかなどなど、マツヤマさんから教えてもらい、自然を守っていくことについて考えつつ…



途中景色のいいダムの上で休憩し、どんどん山の方へ。


この道が落石で通れなくなったらずーっと遠回りしなければならないし、2本しか道がない。という、がたぼこくねくねな道を進み、やっとバス停へ。


バスに乗ってから1時間ほどで椹島ロッジにつきます。車酔いも山と言えばつきものです。酔い止めを準備しておけばよかったと後悔。北海道の釣り場よりも行くのに時間がかかる静岡の山の中、まだまだ知らないことはたくさんありますね。

ロッジについてからのんびりする計画がマツヤマさんの脳内にはありましたが、「10分で支度してください」と驚きのスケジュール。バスの予定の関係で、準備をしたらすぐ出発し、

バスで10分ちょっとの管理区画で、
いきなり川辺からスタートです。

フライフィッシングを見るのも今回が初めての私は、習うよりもまず見学から始めたのですが、

こんなにも「やってみなければわからない。」が詰まっているものだったとは知りませんでした。実際に見るまでは、フライをビュンビュンビュンと回して、それを遠ーくの方に投げたらそこでしばらく待って、食いついたらググッとひっぱってとれたーって感じかな。などと考えていましたが、全く違いました(ちょっと考えればそうですよね)。
川の流れは緩やかと急なところが交互にあり、その中でも魚がいそうなポイントに投げては流れ、投げては流れの繰り返し。魚が食いついた瞬間にあわせて引っ張らないといけないという高度なテクニックが要求されるものだったのであります。

フライパターンも様々で、そのつど変えるそうです。

1日目はいつもに比べて、釣りにくい日だったようです。それでも何匹かキャッチしたマツヤマさん。

にっこり。模様がきれいです。

オオバさんもアマゴとイワナ、合わせて3匹をゲットしていました!

魚がぱくっときたら楽しくて、取れなくて悔しいのになんだかうれしいし、釣り上げられたら本当にうれしい。魚はびっくりして痛いかもしれませんけれど。

道具が全部そろっていても、リールを付けて糸を結んで、投げ方にもコツがあるし、ちょっと気を抜けば全然違う投げ方になってしまうし、場所が違ったら魚がいない。魚がいても、お腹が空いていなかったら来てくれない。水が多かったら奥深くに潜ってしまう…。時間も、気候だって良くなくっちゃいけない。こんなふうに投げる。こんなところに投げる。やってみなければわからない。教えてもらえるからこそできること。それがフライフィッシングにはたくさん詰まっていました。

仕事もそういうものなのかもしれません。話し方、順番、コミュニケーションにもたくさんの作法があって、コツがあって、すぐに道をそれてしまうけれど、教えてもらって、少しずつ学んで、やってみなければわからないけど、やってみることのなんと前向きなことか。もちろん無謀に進んだりするのは全く正しくなくて、どんどん聞いて教えてもらえばいいんです。別の機会に、自分が教えてあげたり、誰かに渡していけるものがあれば、とても素敵なことですよね。

フライは、何ケタもある数字ロックの南京錠に似ていて、すべてが合わないと釣れない。しっくりくる説明で1から教えてもらいました。

Study to be quiet.
焦ってもうまくいかないこと。自然にあわせること。

とにかく初めは何をするにも難しく、これで大丈夫なのかという言葉ばかりが浮かんできましたが、「慣れ」が必要だと言い聞かせてがんばりました。

竿と糸のまとめ方から始め、狙ったポイントにフライを投げる練習を繰り返し、いざ勝負。

場所から何からすべてを教えてもらい、「釣れるよ、がんばれ」との温かい言葉もいただき、初めての一匹をゲットしました!アマゴです!!

取れた瞬間に思わず、ぐいっと引っ張って後ろの岩まで飛ばしてしまったので、ぶつかってしまったアマゴさんにはごめんねと言いながらも…釣れるって感動的ですね。言葉にはできません。


私もイワナをキャッチしてみたかったのですが、なかなかうまくいかず…次の目標になりました。

数が減ってしまっているヤマトイワナとこのきれいな川。自然と人間のこれからの生き方。大きいイワナはいい場所にいるというごくごく当たり前だけれど見落としてしまいそうなこと。

ちょっとした裏話を聞くと、考えることが増えてよりおもしろいですね。

バスの運転手さんにきいつりふねという、生え方がふしぎな花について教えてもらいました。

1日目はあっという間に過ぎていき、山小屋でおいしいご飯を食べお酒も飲みました。

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2日目、雨の音の中起床。近場で釣ろうかという案もありましたが、運良く小降りになったのでまた管理区画に出かけることにしました。雨が降ったため川の水が増えてしまい、1日目よりもさらに厳しいコンディションとなり…

「待つしかないとき」を知りました。

静かに思えても、ちょっと離れると声が聞こえないほどの水が流れている川辺で、「こうして見ると川ってきれいだねぇ」とマツヤマさん。
朝早くから川に入って疲れましたが、癒された気がします。

2日目には私は残念ながらなにも釣れませんでした。

しかしながら、フライも無くさず、
充実した2日間を過ごすことができました。

「忙しいのに釣りに行っている人は、この期間しかない!という気持ちで、仕事をどこかで詰めていっているんだ。決して遊んでいるわけではないんだよね。」

これからも新しいことにチャレンジしていく気持ちと、テレビやネットや、誰かの知識ではなく自分で体験するということを大事にしていきたいと思います。ありがとうございました。

以上、キタザワのレポートでした。

蔵王 お釜を見に登る登山 蔵王刈田リフトから熊野岳 登山の準備と必要物

蔵王 お釜を見に登る登山 蔵王刈田リフトから熊野岳

2017年8月、静岡県から車でドライブし山形県まで、雑誌や写真で見た蔵王のお釜を見る為に登山支度を整えてチャレンジして来ました。僕の登山は登山歴こそ20年ですが、歩くスピードは、ほぼ地図に書かれているタイムコース通りか、もしくはその1.5倍程度、ゆっくりゆっくり休憩しながら、写真を撮りながら登ります。初心者の方や初めて行く方の参考になれば幸いです。※この記事の末尾に僕が今回持っていったグッズや着た服を記載しておきました。8月の半ばに行く方は参考にして下さい。

2017.08.13 朝10:35 蔵王エコーラインを走り、蔵王刈田リフトに乗る。駐車場は無料、広い駐車場はお盆のタイミングでしたが10時の段階で50%ほどの駐車、チケット往復680円を購入し、意気揚々と挑みます。

昔懐かしいリフト、一人乗りです。途中、記念写真を撮る人がいて半ば強制的に、笑顔を求められて写真を撮られます(後で売られる)。鳥取砂丘にもあったけど、あれはいかがなものか…

看板で今回のコースを確認、リフト下り場→刈田岳→お釜鑑賞→熊野岳というコース予定

リフトはゆっくり進みます、しかし歩くことを思えば天国!いいねぇリフト登山。僕は好きだなぁ。

振り返れば、もう駐車場があんなに小さい

けっこうな斜度です。

リフト終点に到着、10:45

曇っていて涼しい、18度です。この日は曇っていたからちょうどいい温度でした。そのころ、平地では30度前後の夏日です、東北、山最高。

リフトから下りても曇り、山の向こう側もガスです。というより雲の中か

遠くに刈田岳が見えます。まずはあそこに行こう

道はこんな感じで、なだらか

進むと人だかりが、あそこからお釜が見えるのか?

たくさんの人が群がっている

おおお!なんか見えた!あれがお釜か!

緑やんけ!

想像より、大きくて、広くて、そして遠い

お釜を見ながら刈田岳を目指してトコトコ歩く

左をチョコチョコ見ながら、写真撮りながらだから意外と時間がかかるこの時点で11:02、もうリフトを降りて15分経過している

あっという間に雲(ガス)がかかったりサーッと晴れたり。

11:13刈田岳の上にある「刈田嶺神社・奥宮」に到着。お参りをしました。11:13

なにげに、この神社から見るお釜はベスポジではないかと思う。

熊野岳方面はガスで上が白い、この時点では行くか止めようか悩み中

しかし、本当に凄いところにある、噴火口に水がたまってると言えばそれまでだけど、それにしてもスゴイ。

一度リフト方面に下りて、レストハウスがあるので入る、するとレストハウスの裏手はすぐに駐車場で観光バスが一杯止まっているのでびっくり

お腹が減ったので山菜ソバを食べる、なかなか美味しい。

ソバを食べていたら熊野岳方面が晴れてきた、行くことにする

熊野岳を目指すには一度上げた標高を下げねばならぬ、ちょっともったいない

リフトから合流したところに戻って、お釜を回って歩く

角度によって見える色や迫力が違う

なかなか見飽きない、オジサンが本気カメラを三脚で構えて写真を撮っている所を歩く、息切れがして来た

気付けば観光客はいなくなっていた、本気登山的な世界だ

ガスが出てきて、お釜が見えたり見えなくなったりする

しかし、熊野岳方面の空は青いのでなんだか勇気が出てくるのだった

いいなぁ、夏の道だなぁとテクテク歩く

気付けばお釜は小さくなっていった

後で気付いたのだけど、さっき登った刈田岳の標高1,754 mと、今から登る熊野岳の標高標高1,841mは少ししか違わない、でも、その間は下がっているから、一度下がってまた登るという道なのだ。しかも地味に遠い。

つまり、刈田リフトを上がって合流した所(1710m)から刈田岳1,754 mと登り、また1710mに下り、そして1841mの熊野岳に登るというわけ。
標高差が+-44mと+-130mこうして数字で見ると少ないので、広河原から北岳に登るとか考えるとイージーなんだけどね…横移動がけっこうある。僕がいつも登っている八ヶ岳や北、南アルプスと違って東北の山は森林限界が低いから1700m付近でも森は無く見渡す限りの景色になるのでそれはそれでワンダホーなのであるが見えてるところまで行くのが遠い!これが僕の感じた東北ショックであった。

お釜の縁に落ちそうな岩

道にあった昔のジュースの空き缶。こういうものが今も出てくるって、ゴミを捨てるって罪深いと思う。

かなり歩いた、12:31刈田岳が遠くに見える。

一度下がっているのが分かるだろうか?じわじわ足に来る

熊野岳の向こうにはサワヤカな青空が広がっている

お釜方面は曇ったりガスったり

前をみたり、後ろを見たり、写真を撮りながらトボトボ歩く

ついに山頂に到着!12:49。山菜ソバを食べていたのが11:40だから約一時間近くかかった計算になる

熊野岳山頂にある祠でおまいりをしてあたりを見ると、高山植物がたくさんある

コマクサはっけーん!

咲き終わっているものもあったけど、綺麗に咲いている花もある。これ、アルプスだと保護の為に柵やロープがあるけど、蔵王にはそんなものは無く、登山の人が悪気無く踏みつけちゃわないか心配。

あっという間にガスの中

これ、もう少し天候が悪ければ遭難できるレベルのガスです

少し肌寒くなるけれど歩いている間は大丈夫

避難小屋発見

うむむ、もしもの時は頼むぞ

帰りは違うルートを歩こう

コマクサまたはっけーん

かわいいねぇ

なんだかわからないけど、綺麗な草はっけーん

つぶつぶ

お釜のほうに戻ってきた

おお、今度は綺麗に見えると、思ったらガスが

振り返れば青空が(こればっか)

でも、数分でまたガスが出て

その数十秒後には晴れて

見飽きるまで見てから下山

さあ帰ろう

リフト方面への分岐まで戻ってきた13:43。この場所から見ると、ちょいと散歩のつもりで行った刈田岳もある程度高い所にあったことにいまさら気付く、あそこを一度登って下りてきて、また行ったのね。

リフトを降りたら「玉こんにゃく」が鍋で美味しそう…

もちろん購入

カラシを付ける

リフトを見ながらコンニャクを頂く、

うん、カラシ付けすぎたかも。

14:00 無事に駐車場まで降りてきました。

用意した道具

30リットルザック(黄色のサロモン) レインウェア上下(ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE) RAINTEX Plasma(レインテックス プラズマ)) 水1リットル(500mlはペットボトル残りはプラティパス)寒くなったときの為の予備防寒着(モンベル ライトシェルジャケット)、ザックが空いてたのでめちゃ寒くなってもいいように温かい服(パタゴニア ナノエア)
※結果レインウェアとライトシェルとナノエアは使用せず)

着ていった服

パンツ(モンベル リッジラインパンツ)、ベースレイヤー(パタゴニア キャプリーン薄手
※2011年くらいに購入したもの)、Tシャツ(モンベル ウィックロンのプリントしてあるやつ)
靴(モンベル テナヤブーツ)

※はじめての場所だったので一応、「何かあっては…」と靴も本気モードをセレクト、結果着たままで帰ってきました。蔵王刈田リフトから刈田岳山頂までは、サンダルの人もたくさん歩いている観光地(北アルプスの上高地のお散歩コース的な道、水溜りはあるけれど基本歩道で、登山靴は不要でしたが、お釜をぐるっと回って熊野岳まで、となると道も登山道になり、傾斜もきつくなるので用意して行って良かったです。

2017南アルプス北岳登山口「広河原」一週間テント泊研修 【マツヤマのレポート】

ここ数年、株式会社マツヤマデザインでは、夏に「社員研修」という「旅」をすることにしています。

最近では、2013年に社員全員で北海道、2014年にはアメリカ・青森、2015年には八丈島と北海道、2016年には、ニュージーランド・ハワイ・北海道と多岐にわたります。

時々、FBやブログ、公式ホームページなどを見て頂いた方に声を掛けて頂きます。人によりさまざまですが大きく分けるとその声は二つです。
「いいなぁ」や「豪華で楽しそうだね」という、うらやましいなぁ的なお声と、「良い事やってるね」や「良い会社だなぁ(笑)」という、ガンバレヨ的な応援の声です。

時々、勘違いをする人は、そんないっぱい観光旅行にいけて、骨休みしていいなぁオイ。と妙に羨ましがって頂いたりすることもありますが(笑)

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僕は、この研修を、株式会社マツヤマデザインの中での大切な骨子のひとつを作る「体験する学びの場」だと考えています。

人は、いつ「学び」「勉強する」ことを止めるのでしょう?学校を卒業した時?新入社員では無くなった時でしょうか?僕は会社こそが最終的な「学び・教育・成長」の最後の砦かと思っています。

株式会社マツヤマデザインはデザイン会社です。創造し、制作し、納品する。その多くのパートはパソコンやソフトだけでなく、そこで働いている「人」に起因すると考えています。

とすれば、昨年よりも、今年度は良い成績を収めたければ、働いている「人」が昨年よりも成長しないことには難しいのです。

僕の尊敬する表現者の一人に宮崎駿さんがいます。子供の頃から、カリオストロの城やラピュタを何回見たでしょう?(ちなみに僕の理想の女性のタイプはドーラです)。

宮崎さんの記事で、こんな趣旨の話を以前読みました。要約すると「焚き火に当たる顔(頬)のシーンの絵を若手に書かせて、何度やってもいいものが描けない。若い人に聞いてみたら「焚き火をしたことがない」ことが分かる→実際に焚き火を体験させる→頬が熱くなると知る→描く→OK出る。といった話だったように思います。

これを、今時の若い人は焚き火も…と言って笑って収めるのはカンタンですが、そこをキチンとやって行くのは、苦労と熱意とお金、何より「意思」と「時間」が必要になります。

僕は、テレビはニセモノだと思う。グーグルや画像検索で調べた画像や知識はただそれだけだと思うのです。

結論を急ぎすぎました。分かり難いですね、すみません。

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たとえば、僕がアンコールワットの遺跡の話をしたとします。僕が、朝日の中のアンコールワットの水面の色や、小さな寺院の中の話をしたとします、するとこういう人がいます。
「ああ、知ってる、見たよ!知ってるテレビで見たよ」と「うん、そこらへん詳しく知ってる調べたもん、以前行きたいと思って」と、

僕の尊敬する大先輩に、残間正行さんという世界70カ国以上を釣り竿を持って旅した方がいらっしゃいます。残間さんなら、きっとこういうかもしれません、「ああ、アンコールワットのあたりで釣るナマズはね…」

知ってると、知ってるは同じ言葉だけど、違う。

テレビは、見たフリ、行ったフリをさせる機械です。日曜の午前中、ベッキーの司会で世界各地の旅の動画を見ているその60分のうち、20分間は広告です。

インターネットは、知ってるフリ、知ったフリをさせる機械です。深夜に買いたいモノや行きたい場所をどれだけ調べても、品物が届いて、自分がそれを使ったり体験して見なければ本当に「知った」ことにはなりません。

少なくとも、僕は、僕が社長をしている株式会社マツヤマデザインは、テレビだけ見て知ったフリ、ネットを調べて知ってるフリから始まる、デザインの制作はしたくないと願っています。

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研修は、少し大変です。
会社で、少しばかり効きの遅いエアコンの中でパソコンを叩いている方が楽です。

研修は、1月、新年と同時に告げられます。
2016年は1月に、全員バラバラに世界のどこかに行ってもらう!と宣言しました。

2017年はこんな感じでした。
「今年の研修は、携帯の届かない、南アルプスの山奥でテント生活をする、一人一つのテントで一週間フライフィッシングをしたりキャンプ!一週間分の食料などは全員自分のものは自分で用意するように」。

自分のは自分で…?

アウトドアには慣れたスタッフですが、一週間、標高1500mのところで自炊テント生活なんてしたことがない人ばかりです。
今回研修初参加のオオバさんに至っては一年ちょっと前まで、東京の目黒で働いていたアウトドア初心者です

世話して連れて行く人はいない。
一週間、ここで生きる道具を考え、揃え、支度をして、自分で荷物を詰めて運び。そこで暮らす。
そこで過ごす時間を想い、想像し、用意する。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

標高1500mは、僕たちが暮らす場所より、温度は約10度低くなります。異世界です。夏でも夜は冷えます。
一週間、冷蔵庫もないテントで、常温で保存が出来るものだけを食べる。

その状況下で、スタッフ全員で力を合わせ、「楽しく」「仲良く」「個々に有意義に過ごす」それが研修です。

いつもよりも、厳しく、初めての条件下で、行ってみたい、行った事のない場所に対応すること。
「人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる」とディオ・ブランドーは言いました。
だとすると、「安心と安全な日々の日常を離れ」初めての環境下で「不安や恐怖を克服して安心を得る」こと

それは、つまり「旅」です。

決して、成果が保障された、「観光旅行」や、ましてや「慰安旅行」ではありません。

やったことのない事をやると「やったことがある人」になります。
成功してもしなくてもです。
テレビで見たことがある人ではありません。その身と心でチャレンジした人です。

今回、株式会社マツヤマデザインの研修に参加したスタッフ達は、「南アルプスで一週間テント生活したことある人」になりました。

じゃあ、それがデザインの役にどう立つのさ?と聞かれたら?
きっと僕たちはこう答えるでしょう。

「さぁ…?」と。

でも、きっとその顔は笑っているはずです。

答えなんて今は出ない、でもいつかきっと答えは出ます。
僕たちは急ぎません。

子供の頃読んだ、ミヒャエル・エンデの「モモ」に出てくる「灰色の男たち」が少しづつ見えてきた気がします。
僕たちの「生きている時間」の使い道を、テレビを見ている事に時間を使わず。

僕たちプロにとって、デザインすることは働くことです。
働くこととはお金を稼ぐことです。
稼いだお金をどう使うのか?それも学ぶべきです。
正しくお金を稼ぎ、正しくお金を使う。

それを学べるからこそ、僕は会社こそが最終的な「学び・教育・成長」の最後の場所だと思っています。

現実の世界は広く、世界は本当に素敵です。

ホントに行った、ホントにやった。

そのラベルを世界地図に貼っていきたく思います。

【オオバのレポート】2017南アルプス広河原-1週間テント泊研修

1週間の広河原研修に参加させて頂きました。

広河原山荘前のテント場に各自テントを張り、そこで7日間、フライフィッシングをしながら生活してみようという研修です。

ちょうど1年前、入社間もない私はマツヤマさんに連れられ、この地で初めてのテント泊とフライフィッシングを経験しました。

昨年の写真。
昨年のレポートはこちらです。

今回は初めての長期研修で、また同じ広河原を訪れることができたことはとてもありがたく、この1年間で自分は果たして少しは成長できたのか?
それを分かりやすく確認できる、良い機会を頂いたなと感じます。

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今回の研修を前に、マツヤマさんにしてもらったお話。

本気で「遊ぶ」人生について。

多くの人は、平日遅くまで働き、土日を使って混雑する行楽地へ向かいます。そこで人ごみにもまれ、時計を気にしながら、元をとるべく一日粘るのです。
そして疲れた状態で月曜日がやってきます。

それがもし、
平日に休みを取り、空いてる時に遊びに行けたら、
1日・2日ではなく、もっと長い期間遊びに行けたら、
焦らずに、もっとゆったりした気持ちで楽しめたのなら、どうでしょうか。今回の私たちの研修のように。
それはきっと、「そうじゃない」人生より豊かで楽しいと思うのです。

 

普通の会社では、なかなか難しい事でしょう。
でも、私たちはあえてそういう生活をし、
自分の人生をもデザインし、
「素敵」「いいな」「行ってみたい!」を作っていかなければ。
そして、少しでも多くの人を「こっち側」に引っ張ってこれるように。

私も自分なりに考えてみました。
この一週間の広河原での過ごし方。
私なりの「素敵」な時間の過ごし方と、
それをどう人に伝えていくか。
どうすれば「いいな!」と思ってもらえて、「こっち側」に引き寄せられるのか。

これだ!という答えは、簡単には浮かんで来ませんでした。
どう過ごせば素敵なのか。素敵ってなんだろう。
幸い時間だけはたっぷりあります。
1週間テント生活をしながら、ゆっくり考えてみることにしました。

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今回の研修に向けて、
マツヤマさんから必要な装備(食糧含む)を調達する軍資金を頂きました。
アウトドア1年生の私は、まだまだ基本装備が手薄です。
1週間を快適に、そして無事に過ごすために、
何が必要かを考える所から始まりました。

そして、90ℓの大きなザック。
食料や着替えがいつも(1、2泊)とは段違いの量。
荷物を増やしたくなくて、極力無駄なものは持っていないつもりです。
それでも人間が1週間生きていくには、
必要な物がこんなにあるんですね。

逆に、これだけあれば1週間生き抜くことができるんだ、という見方もあると思います。
日頃私たちは、どんなに無駄な(なくても生きていけるような)モノに囲まれ過ごしているのか。屋外での生活は、今までとは違った視点をくれます。



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今回の研修の楽しいところは、
ゲストの方々がかわるがわる来て下さるところ!


イデタさん

チャーハンさん
シンさん
ナオミさん

タナカさん

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勿論フライフィッシングも。

去年は一緒に竿を振ってもらい、なんとか1匹。

今年は自分で選んだポイントに、自分で投げて2匹!
少しは成長できたでしょうか。

しかし今年は木や岩に引っ掛けて、
沢山フライを無くしてしまいました。

初めて自分で巻いたフライ達。

次の目標は、「なるべくフライを無くさない」にしようと思います。

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それぞれの個性が表れるのは、その他の時間。
北岳に上る人、
散歩する人、
本を読む人。

私は久しぶりにスケッチブックをもってうろうろしました。

大人になって、社会人になって
ずっと、絵を描く時間を上手く確保できずにいました。
1円にもならない下手な絵を描いていることが、
後ろめたいような、
時間を無駄にしているような気がしていました。

絵を描くって、すごく贅沢な時間だと思うのです。
短くても数十分、長ければ数時間、
自然に囲まれ、観察し、
自分の解釈を紙の上に映し、自分と向き合う時間。

私の絵の先生は、山の絵を描く人でした。
夏にはみんなで八ヶ岳に行き、一日中スケッチをしていました。
思い返すとすごく贅沢な時間でした。
その時の感覚を、少し思い出しました。

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楽しい事だけではなく、
考えさせられることもありました。

目の前を流れているこの川で、行方不明になっていた方が
残念ながら亡くなっていたことや、
山小屋のすぐ近くに、手負いのクマが出たこと。

普段の生活の中で、事故のニュースを聞いたとしても
どこか他人事のように感じてしまうけれど、
自然の中にいると、とても身近な出来事に感じます。
いつも以上に、危険や死はすぐそこにあるものだと気づかされます。

生きるために必要な感覚を、取り戻しているような気がします。

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一週間、電波もろくに入らない所での生活は、
普通ではない体験と共に、
普通はあまり考えられない所まで思いを馳せることのできる時間でした。

楽しい事はもちろん、
危なかったり辛かったり、
普段の慌ただしい生活の中では吹き飛んでしまうよう様な小さなことにも

思いを巡らせたりします。

自分自身や日々の暮らしについても考え、
見直す、きっかけになります。

豊かな自然の中で、そう感じたことや、
マツヤマさんや、先輩達、ゲストの方が教えてくれたことを
もっと色々な人にも知ってほしい。

「素敵」の定義は人それぞれで
どう感じるかは人それぞれだけど、
まずは感じ考えるきっかけを、他の人にも伝えるえることができれば。
私が頂いたものを、他の人に還すことができれば。

例えば、写真や絵で残してみたり、文字にして記したり、
勿論日々のデザインの上でも、それが出来たら素敵なことだと思います。
どれもまだ下手で、上手く伝えられないけれど
これからはそんな目標をもって、腕を上げていければと思います。
何年か後に、私が残した何かで旅に出たくなる人が表れてくれるように。
頑張りたいなと思いました。

新たな目標が見えてきた、初めての長期研修でした。
貴重な機会を与えてくれたマツヤマさん、
一緒に楽しんでくださったゲストの方々、
そしてMDの皆さん、
1週間ありがとうございました!
次の研修までに、更に成長できるよう
また1年頑張っていきます。

以上、オオバの研修レポートでした。

【タカノの研修レポート】2017南アルプス広河原

2017年、タカノの研修レポートです。

7/5~7/8までの期間研修で南アルプス広河原に行かせてもらいました。

今回のテーマは、
「一週間、南アルプス広河原でキャンプ&釣り生活」です。

諸事情により僕は4日間の滞在となりましたが、夏の南アルプスを十分満喫させてもらいました。

雪の残る北岳を望む、
標高1500mの広河原。

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テント場の目の前にはイワナの宝庫、
野呂川が流れています。

今回はこの広河原をベースキャンプにしてフライフィッシングをしながら、自然をゆっくりと感じ、同じ場所に留まりキャンプをすると言う研修を行いました。

川風が心地よく、
日陰にいると寒いくらいの空気。
夏の蒸し暑さから少しの間だけ開放です。

空は青く、緑は色濃く
川の流れる音を聞きながら過ごす
とても贅沢な時間。

夜が明けてから日が暮れるまで、
好きな時に川に入り、好きな場所で
思う存分フライフィッシングを楽しむ。

元気なイワナが顔を見せてくれました。

休憩も自由に。

フライを巻いてみたり。

食事は持ち込んだ食材を
工夫しながら各自で調理。

長い期間を同じ場所で
快適に楽しく過ごす為に、
持ち込む食材を考え、レシピを考え、
日持ちする食材を使って
いかに美味しい物を作って食べるか。

今回の研修で一番悩んだ点が食事だと思います。
しっかり準備をしたおかげで各自満足のいく食事が出来た様です。

今回は今までの研修とは違い、旅をしながら新しいコトに出会うのではなく、
ひとつの場所に留まり、過ごし、じっくり、ゆっくりとした時間の中で何かを感じる研修でした。

そんな中で大事だなって思ったことがあります。

それは、“距離感”と“バランス感覚”

自然の中にお邪魔して遊ぶからには、
当然の様に熊などの野生動物がいて、
多くの雨が降れば、川は増水し容赦なく激流にかわります。
実際に今回もテントのすぐ側で、熊が出没し怖いおもいをしました。

むやみに自然に近づきすぎると命にかかわると言う事。
でも、きちんと距離をとって遊べば心底楽しいと言う事。
素晴らしい景色も見れると言う事。

僕たちのまわりには便利があふれていて、
大型ショッピングセンターや24時間営業の店があったり、
インターネットでの買物がいつでも出来ます。

普段、便利な物に囲まれて過ごしている僕たちが、決して便利とは言えない自然の中で長い時間過ごした事で見えてきた、不便を楽しむ事と、便利な物のありがたさ。

キャンプ場では電話は使えなかったし、
シャワーが壊れていたため、お湯を沸かし手ぬぐいで体をふき、お湯を頭からかぶり汗を流しました。
これも本当にイイ経験になったと思います。

便利が良くて、不便がダメではなく。どう感じるか。どう使うか。どう楽しむか。
どちらか片方に偏ると、それが当たり前になって面白くないから、
絶妙な所を探って自分なりに切り取って楽しむ。
なんとなく今回のキャンプで感じたのはそんなバランス感覚の大切さ。

人それぞれに、ペースや生活のスタイルがあって、
なんかうまい事バランスとって、絶妙な距離感でゆっくり自然を楽しむ。
そんなキャンプが僕は大好きです。
僕にはあってる気がします。

マツヤマ・デザインに入社して松山さんに教えてもらったキャンプの知識と、
フライフィッシングのおかげで、
アウトドアがより楽しくなりました。

入社した年に生まれた我が家の双子は、今年6歳になりました。
外遊びの好きな僕に付き合わされて、釣りやキャンプに連れていかれる日々を元気に過ごしています。
彼らもキャンプにだいぶ慣れてきた様で、
テントをで張る時にどちらがペグ(杭)を打つかで、よくもめています。(笑)

毎年研修へ出かける時には、
大きな荷物を背負い、
釣竿を持って出かける姿を見て、
少しうらやましそうに、そして笑顔で見送ってくれます。ありがたい事です。
彼らとも、この先イイ距離感とバランスで付き合っていけたらと思っています。

最近つくづく思います。
フライフィッシングとキャンプってなんて楽しいんだろうって。
行くたびに楽しいなぁ~って毎回思います。
自分の人生でこんなにもハマるとは思ってもみませんでした。

夏が終わったら本格的なキャンプシーズン到来です。
今年の秋冬キャンプも思いっきり楽しみたいと思います。

以上、タカノの研修レポートでした。