【コールマン508A スポーツスター】妻がコートを取りに・続編

2022年2月24日
【妻が戻って来ました】
【ご報告】
【コールマン508A】

妻がコートを取りに実家に帰ったら、若く、出逢ったばかりの姿になって戻って来た…。今までの思い出や記憶を全て消して…。

先日の記事「【コールマン508A スポーツスター】妻がコートを取りに」の続きです。

やっぱり、何度考えても、今までの思い入れのあるものが良いので(まさかあれが今生の別れとは思わなかったし)、コールマンに電話して、事情を話しました。ちゃんとキープしてくれてあるそうで、僕の彼女を返してくれるそうです。
そして今送られて来ている新しいコート(ケース)に入れて、中身の新しいピカピカの子は送り返すという事にさせて頂きました。

そして二日後。
無事にコールマンのカスタマーセンターから、僕の大切な妻、コールマン508Aが送られて来ました!
封を開けるまでドキドキ。
会社に届いたので、マサとタカノと一緒に開封!中には見覚えのある懐かしい僕のパートナーが入っていました。

おかえり!
なんだかめちゃ嬉しい。
先に届いていたケースに入れるとピッタリ!バッチリじゃん!えかった〜戻って来て。
無事に、可愛い彼女に、新しいコートを着せてあげる事ができました。と、いうより、取り戻せて良かった〜…。ホッとしました。
写真とか見返しちゃったりしてました。

並べてみると全然違う。古いしボロいし、ススも付いてるけど僕は左の妻の方がいい。これからも寒い夜に暖かくて美味しいものを作って欲しい。一緒に朝ごはんを食べような。^_^

やっぱ、新しいものだけがいいんじゃなくて、慣れ親しんだいつものアイツがイイんですよね。
これからも大切に使おうと思います。

先月のキャンプの仕事の撮影で活躍してくれた僕の大切な508Aの写真。
無事に戻って来てくれてホントに嬉しいです。(この写真が遺影になるところだった…ホッとしています)やっぱ、新しいものより、使い込んだこの子の方が絵になるよ!

【コールマン508A スポーツスター】妻がコートを取りに

2022年2月22日
【妻がコートを取りに】
【実家に帰った】
【若く、出逢ったばかりの姿になって戻って来た…。】
【驚いた!突然戻ってきたら…】
【新婚当時の年齢になった】
【今までの全ての記憶が消えた妻】

僕が冬に最近よく使う、キャンプ用のバーナー「コールマン508A スポーツスター」というバーナーがある。
燃料はホワイトガソリン、気温が低い冬にキャンプする僕にはとても使いやすいバーナーで、ここ数年、冬のキャンプではメインのバーナーとして使用していた。
安定感があって、ポンピングしなければいけないけれど、手順を踏んでちゃんと付き合えば、誠実に返してくれる、派手さは無いけれど、液体燃料のバーナーを初めて使う人にはオススメのバーナーだ。

僕と508Aは少しづつ信頼関係を結び、僕は508Aの特徴を理解し、508Aはわがままで突然色々なところに連れて行く僕のリクエストにいじらしいほど従順に応えてくれた。

僕は彼女、508Aをあえてそう呼ばせてもらおう、だって、寒い一人きりのキャンプで温かな食べ物を作ってくれるのも、夜寝る前の湯たんぽのお湯を沸かすのも、朝の光の中コーヒーを作ってくれるのも508Aだったのだ。

まるで彼女か奥さんである。それどころか来客の多い僕のテントに、突然多くのゲストが訪れても、嫌な顔一つせずに10人分の美味しい鍋を作ってくれたり、突然の撮影にも、落として傷をつけてしまっても、文句一つも言わずに尽くしてくれたのだ。思えば僕は彼女にずいぶん甘えていた。

しかし、彼女には一つ、難点があった。
彼女自身には何一つ問題は無かったのだが、使用を終えて持ち運ぶ時に収納するケースに入れた時だ。
プラスティックのケースにサイズが合わないのだ。
ほんの数ミリ、ケースが小さく、508Aの本体が大きいのか?ケースが小さいのか?蓋がパチンと閉まらない…。
もちろんケースは実家(メーカーであるコールマン)から来た時の純正の銀色のプラスティックケースである。
ケースに入れてもなかなか蓋が閉まらない…。蓋を閉めたつもりで持ち上げると「ガチャン!」と落ちてしまう。仕方なくあわただしいキャンプの収納の時に、落とさないように、蓋さえ閉まれば片手で楽々持ち運べるものを、いつ落ちるか分からない彼女を壊れ物を扱うように両手で抱き抱えるように運んでいた。

先日、朝霧高原で雪のキャンプをした時、マイナス5度の気温でケースのプラスティックが冷えていたせいか?ついにケースに収納し、パチンとロックする事すら出来なくなった…。
僕は困った…。
何か、おかしいのでは無いか…?
何かが違う…。
本体のサイズが大きいのか?
ケースのサイズが小さいのか?
ほんの数ミリの違いが、思わぬ結果を引き起こす事がある。
「帰ったら、実家であるコールマンに相談してみよう…」

思えば僕と彼女の蜜月は、この時から新しい局面を迎えていたのかもしれない。
破局の始まりは、ほんの小さな出来事と、思いつきと決断から生まれる。

コールマンには、「カスタマーセンター」という部署があり、製品のメンテナンスや相談に乗ってくれる。
電話をして症状を伝えた。
「蓋が、ちゃんと閉まらないのです」
「持ち上げると、2回に1回はガチャンと落ちてしまいます」
「サイズが合っていないのでは無いか?」
「508Aの本体にはなんら問題はありません」
「とても役立ってくれています」

カスタマーセンターの方はとても親切で、電話越しにアレコレと僕に聞き、僕はスマホをスピーカーにしながら、両手でアレコレと彼女をなんとかケースに入れようと数分かけてトライしてみた。
ダメだった。
「梱包して、一度カスタマーセンターに送って下さい」
結局、カスタマーセンターに送る事になった。
実家に帰るのだ。
「2週間程度はお時間を頂きます」そう言われた。頻繁にキャンプをする僕だが、2週間くらいなら大丈夫。彼女無しでもなんとかやっていけるさ。

僕は、彼女を大切に梱包し、手紙を添えた。
「本当に素敵なバーナーです。とても役立ってくれています。ケースが合わないと、508Aを落として傷つけてしまいます。どうぞよろしくお願い申し上げます。」という趣旨の手紙だ。言われた通り、僕の名前と住所をちゃんと書いた。しっかり返送されて来なければ大変だ。
ちゃんと見てもらって、帰って来るんだよ…。
行っておいで。
元気になって戻って来るんだよ。
配送した。
先週の事だ。

2022年2月21日月曜日、コールマンが小包みが届いた。
カスタマーセンターからだ。

こんなに早く?
まだ1週間も経っていない…。
さすがコールマンのカスタマーセンター。
迅速すぎるほどの対応だ…。
ツルツルの綺麗な段ボールに収納されていた。
持ち上げると、いつものズシリと来る重量。
彼女だ…。
期待に胸を弾ませて開封する。
段ボールの中には真新しい箱。そうそう、新品の時にはこんな箱に入って売られていたっけ。
もう忘れてしまっているくらい昔の事のようだ。
胸が高鳴る。
箱を開けた。

真新しい銀色のプラスティックのケースが入っていた。
おお!コレが!彼女の新しいコートか!?
このケースがあれば、もう彼女を重い荷物でひしめくトランクから取り出す時に、雨でビシャビシャのキャンプで、ぬかるんだ地面に落とす危険も無く守ってあげる事ができる。
僕は真新しいケースごと彼女を取り出して、ピシッとはまった感触を楽しんだ。
少し振ってみた。
問題無い…。
面白いようにピッタリハマっている。
コレでもう、大切な彼女を落とす心配無くどこにだって連れて行ける…。
おかえり、僕の大切な508A。

万全となった今、久しぶりの対面をしようと蓋を開けた。
丸くてつるんとしたボディの感触と重量をこの手で楽しむのだ…。

ガクゼンとした。
中には、真新しい508Aの「新品」が入っていた。
中には手紙が添えられていた。(添付の写真だ)

「(中略)大変ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
早速ではございますが、弊社にて新しい商品をご用意させて頂きましたので、引き続きご使用いただければ幸いです。」
傷一つ無い、一度も火をつけた事も無いピカピカのプレート…。
妻がコートを取りに実家に帰ったら、若く、出逢ったばかりの姿になって戻って来た…。
今までの思い出や記憶を全て消して…。

今の僕の心境はそんな感じです。
あなたならどう思いますか?

僕が子供の頃憧れたルパンと次元の旅。
このシーンのように
暗い夜に温かな料理を作ってくれるのはバーナーだ。

ルパン3世「カリオストロの城」では、こういうバーナーが2回登場する。映画では形はナマスルに似ているが、508Aは僕の大切な旅の相棒だ。

#Coleman Japan
#コールマンジャパン
#アウトドア
#アウトドアプロデューサー
#アウトドアプロデューサーのお仕事
#アウトドアの学校

 

今までの思い出や記憶が全て消えてしまった妻はどうなってしまうのか?
続きはこちらです。
【コールマン508A スポーツスター】妻がコートを取りに・続編

「冬キャン極暖マット」販売開始します

2022年2月21日
【広告させてください】
【来週2022年2月28日(月)に新しいアウトドア道具を販売開始します】
【キャンプで寝る時、寝袋の下に敷くマット】
【35年キャンプしている僕が】
【ガチで欲しいと思うものを作りました】
【めちゃ温かくて】
【めちゃふかふかで寝心地がいいマット】
【腰痛の人におススメ】
【コテージでの宴会の座布団に】
【どんな時に使えるマットか?】
【一年中使えるマット】
【防災の避難所の体育館とかでも使えると思う】
【アウトドアの歴史の中で、人工芝素材のマットは世界初】
【今まで無かったアウトドア製品を開発して販売してみる件】
【名前発表!】

来週、新しい道具を販売開始します。
僕がプロデュースするアウトドア用具の商品です。

【冬キャン極暖マット】

商品のジャンルは「アウトドア用品」、商品はキャンプの時に寝袋の下に敷くマットです。

アウトドアの学校をやって、初心者の方にキャンプを教えると、「寝袋」の事はよく質問されるけど、下に敷くマットの事はあまり考えていない人が多いのです。
それは仕方ないこと。
でも、一度でもテントの中で寝たことがある人は分かりますが、実はキャンプでの睡眠は、寝袋よりも下に敷くマットにより左右されることが多いのです。
下が冷たい&硬いと、寒い&寝心地が悪いのです。
自慢じゃないけど、僕は寝るのが大好きで、睡眠は人一倍大切にします。(若いころ10年以上も布団屋さんの広告を作っていたせいかもしれません)
だからキャンプでもぐっすり寝たい。
でも、なかなか納得するマットがありませんでした。
だから「作ってみた」のです。

20年来の友人のミナトダニさんが人工芝関連の仕事をしていて、新素材の人工芝を紹介された時、「これだ!!!」と思って言ったのです。
「なぁオイ、これでキャンプ用のマット作れないかな?」と。そして実験を繰り返して完成しました。(1年以上かかった)。
ハッキリ言って最高です。
寝心地がいい。
寝てて寒くない。
ふかふかしてて下が地面でも床でも硬くない。
空気を含んでくれるから冬でも温かく寝れる。

どんな時に使えるマットか?
一年の内、どれくらいの時期にオススメのマットか?書いてみますね。
1月〇
2月〇
3月〇
4月〇
5月〇
6月〇
7月〇
8月△
9月△
10月〇
11月〇
12月〇
まぁ、つまり一年中使えるマットなのです。

理由はなぜか?
それは、キャンプでは、街の気温とかなり違って、僕がよく行く「炭焼の杜明ケ島キャンプ場」なんて、掛川市の気温より常に5℃低いのです。
7月の上旬でも気温が朝方は10℃前後なんてザラにあります。「朝方寒くなって起きる」ことは当たり前に考えられる事なのです。
じゃあ、8月と9月は×なんじゃないの?
と思うかもしれませんが、考えてみてください。
どちらにせよ、寝る時は何か敷かなければ寝れません(下が固いから)。その時、通常の銀マットや登山用のマット(専門用語でクローズドセルと言います)や、空気を入れて膨らめるマット(専門用語でインフレータブルマットと言います)の内のどれかを【結局敷かなければならない】のです。

夏の暑い夜、ビールを飲んで、テントに入って横たわる時に
よくある銀マット?(汗をかいた身体がペタペタする)
登山用のマット?(僕はいつもこれを使っていました、でもペタペタします)
空気を入れて膨らめるマット?(素人さんはやたらコレを買いたがるけど、僕は全然おススメしません。
理由は3つ、毎回膨らめるのが面倒だから、絶対パンクして役に立たなくなるから、毎回収納する時に空気を抜いてたたむのがクソ面倒だから…。
最初の内はそれも楽しいんだろうけど、他の人がサッサとマット敷いて寝袋広げて「さぁ飲もう!」って言ってる時に「わたしゃなんでこんな毎回プープーと膨らめなきゃいかんのか…」と空しくなるのです。ええ、大人になるってそーゆーことです)

あとね、マットって意外にキャンプではたくさんのシーンで使うんですよ。
例えば、キャンプ場で「コテージ」に泊まる時、板の間の上にマットを敷いて寝ます。さらに、そこで「夕食」や「宴会」をする時に座布団代わりに敷くのが「マット」です。つまりくつろいでいる間中使うのがマットなのです。

僕が空気を入れて膨らめるエアマットをおススメしない理由の一つもそのためです。なんか尖ったものでパンクしちゃうマットの上で、包丁使って料理して、お酒飲んで、立ったり座ったり…、風船の部屋でハリセンボンを飼うようなもんで、時間の問題でパンクします。

あと、僕を含めて全国6500万人の【腰痛持ち】の方に、このマットは超おススメです。キャンプで寝ると腰が痛い、腰が冷える…、僕もそうです。

ただでさえ寒いところで寝るから腰に悪いのに…、座布団や敷布団が悪いと最悪です。(特に腰痛持ちにはエアマット最悪)、その点、特殊人工芝素材のこのマットは適度な弾力とバツグンの断熱性があるから、他のマットとは比較にならないほど、僕は「腰が楽」です。実体験です。腰痛持ち代表のハラユタカさんには心よりおススメできるマットです。

サイズは2種類、Sは一人用、Wは広めです、長さは同じです。
幅60cmのシングルはシンプルなソロキャンプに、幅90cmのダブルはファミリーキャンプやゆったりしたい人に。ファミリーキャンプだと数枚で敷き詰めると、もう「居間」ってレベルのくつろぎです。

僕は、今まで、キャンプでは、銀マットを敷いて、その上に登山用のクローズドセルのマット(僕が使うのは「サーマレストのリッジレスト」という名品です)を敷いて寝ていました。(夏ならどちらか1枚だけ・冬は二重か三重に敷きます)
でも、この開発した新しいマットを手に入れてから、これ一択です。

全然、寝心地がいい!
夏でも人工芝がベースだから、肌に張り付かず、肌とマットの間に空気が通るのでメチャクチャ快適です。
もちろん、キャンプの最高のシーズン、4月や5月、10月~12月の肌寒くて、夜にはダウンジャケットを着るくらいの星が綺麗なキャンプには超最高の使い心地です。
僕は、通常、寒いとイヤだからマットを二重で敷いて寝ることが多いです。

参考までに、僕が今まで使っているパターンは、
・カンタンなパッと寝て起きて撤収の時はサーマレストのリッジレスト1枚
・荷物は自分でザックで背負う登山の時もリッジレスト1枚です。
・2泊するキャンプでくつろぎたい時は二重(銀+リッジ)
と色々使い分けます。
※ちなみに、サーマレストのZライトという黄色い卵のケース式のマットも持っていますが、リッジの方が寝心地がいいし暖かいです。

でも、これからは、もう違います。
新しく開発したマット、これを使います。理由はカンタン、「ふかふかで温かくで、クッション性が良くてよく眠れるから」です。
これの上に、テキトーな銀マットでもいいし、リッジレストを敷くだけで「下手したら僕が家で寝てる敷布団と同じくらいなんじゃね?」と思っちゃうくらい寝心地がよろしいのです。

ホント言えば、テントの中に敷布団を敷いて寝ればいいと思うんだけど、実際やって見たこともあるんだけど、
・持って行くのがメンドクサイ(収納最悪)
・夜露とかで濡れたら干すのが大変(メンテ超大変)
・ダニとか虫とか布団の中に入ったら…(山は多い)
という点で常時使用するのは諦めました。

我ながら、何回も寝てみて、絶対いいじゃん、と思いながら、試作品で世界にまだ数枚しかないマットで何泊も昨年は使用して実験をしました。
人工芝を特殊開発してもらって、キャンプで寝る用の、特製のマットを作ってもらう。クチで言うのはカンタンだけど、販売までこぎつけるにはなかなか試行錯誤がありました。

最初のは、重すぎてダメで「こんな重くちゃキャンプに持ってきたくない!」とダダをこねて、何度も軽量バージョンをつくってもらいました。快適性と携帯性のギリギリの重さです。

人工芝の裁断した端からポロポロして、テント内を汚すのがイヤだ!と、素敵な赤い人工皮のステッチを周囲に丁寧にミシンで縫い付けてもらいました。(これ、けっこう難しくて大変らしい…でも大切なことです)。

今までのキャンプした時や、キャンプイベントなどで、参加者の皆さんに、テスターとして寝てもらいました。
思い出せる範囲だけでも、竹原君、鳥居君、ゼキさん、美鈴ちゃん、サトシさん、チャーハンさん、ニシバタくん、よしむーさん、ねりきりさんはじめ、たくさんのイベント参加者の皆様ありがとうございます。(開発中だから部外秘にしてね、とお願いをして秘密にしてくれていてありがとうございました、もう大丈夫だからね)。
(今週の炭焼の杜のアマゴ放流のキャンプイベントにも持って行くので見てくださいね。ぜひ実際にマットの上で寝転んでみてください)

たくさんのテスターの方に実際にテントの中で、一晩過ごして寝てもらって(ここ大事、寝転ぶだけと、テントで実際に朝まで寝てみるって全然違うと思う)「これイイネ~」という声を頂きました。HPでもテスターの声として紹介させて頂きます。ありがとうね。

試作を重ねて重ねて(けっこう地味な作業ですが僕はこーゆーことが好きです)
そうして、とうとう完成したマットを持って、マイナス7℃になった朝霧高原で最終テストとして、雪の中でキャンプをしたのです。(先日行った朝霧高原の雪のキャンプはその為でした)

結果は、
めちゃ快適!!
嬉しくなりました。
11時に寝て、朝の7時まで8時間、一度も起きることなく朝までぐっすりでした。

その時はマットは三重で寝ました、開発したマット+銀マット+Zレスト。
マイナス7℃で雪の上でグーグー寝れるマットってすごくない?

思うんですが、「防災」にも、このマットはぜったく役に立つと僕は思います。
よくニュースで見るのですが、「体育館」が避難所になって寝ますよね。体育館の床って知ってる?死ぬほど冷たいよ…、でも、配給されるのってなぜか「毛布」が多い気がするんだけど…。それを見る度僕は「マットどうすんだよ!!?」と思います。マット大事って知らんのかね?寝たことないんだろうな…防災の備蓄の購買担当の人は…体育館の床で…6月だろうが、床の上に毛布だけでなんて寝れるもんじゃないよ…、家の床でも敷布団無しで寝るなんて最悪ですよ。そんな時にこのマットがあればめちゃ嬉しいと僕は思います。

雪の上での雪中キャンプの最終テストを経て、僕らは販売を開始することにしました。
https://www.youtube.com/watch?v=Y5MKHMCXlqk

来週、月曜日、2022年2月28日にクラウドファンディングサイト「マクアケ」で先行発売。その後、店頭販売やアマゾンでの販売などの通販を開始していく予定です。

アウトドアの学校の生徒さんや、これを見ているキャンプ好きな方、キャンプやってみようかな?と思っている方に、ぜひ、試してもらいたいです。

僕のおススメは、先に書いたけど、「サーマレストのリッジレスト クラシック
ですが、それと、この新開発のマットの組み合わせがあれば真冬でもヘイチャラで眠れるはずです。
僕の知る限り、キャンプ用のマットで特殊配合の人工芝素材で作られたものはありません。つまり、キャンプ用素材で世界初に作られたマットを作ったことになります。

価格はサーマレストのリッジレストが、アマゾンで見たら5500円。僕の開発した特殊配合人工芝のマットが12,000円。

アウトドアの学校の生徒さんに僕がいつも言う言葉「悩んだら2個買え」です、下手な安売りのマットや、空気で膨らめるタイプのマットを買って「やっぱダメだコレ…、マツヤマさんの言ったとおりだ…」と新しく買い直す(無駄な金使い)ことを考えたら全然、安い買い物だと僕は思います。少なく見積もって10年使えます。マットなんてぶっちゃけ20年ぐらい使えます。「快適な睡眠のキャンプを10年する」ことを考えたら合計17,500円はとんでもなく安い買い物だと僕は思います。

まぁ、僕が今週もキャンプする2月の「炭焼の杜キャンプ場」や、静岡県西部の、「渚園キャンプ場」や「竜洋海洋公園キャンプ場」や「ならここの里」あたりでの秋や冬、春のキャンプなら、リッジレスト無しで、カインズホームに売ってる1000円の銀マット+新開発マットの組み合わせで十分です。その場合は1000円+12000円で13,000円。10年だからキャンプマットの快眠コストは1300円で1年使い放題です。

ガチで温かくて、ふかふかで、キャンプでぐっすり寝れる。
僕はホントに、心から、このマットいいなぁ…と思っています。
名前は、そのまま
【冬キャン極暖マット】(ふゆきゃん ごくだんマット)
と名付けました。そのままで分かりやすいでしょ?
一年中使えるんだけどね(笑)冬使えるなら春も秋も余裕でしょ?

いよいよ、来週の月曜に全国発売されます。
来週月曜、クラウドファンディングの予約注文開始で、先着何名に特別割引が適用されるはずです。なので、もう発表していい、と聞いたので、ここで先に公表しちゃうことにしました。
どうかなぁ…
売れると思います?
全国のキャンプ好きさんに、この暖かさと快適さを、ぜひ体験してもらいたいなぁ…。
ハラハラします。

キャンプ好きで腰痛持ちの人いるかなぁ…、その人には死ぬほど喜ばれると思うんだよね。コットで寝ると腰痛いしさ、ちなみにコットの下に敷くと最強に寝心地がいい。寒川さんがコッドに敷いていらっしゃる毛皮と同じ効果があるんだと僕は思います。

僕は、今、この【冬キャン極暖マット】を含めて、今年5つの新しいアウトドア道具をプロデュースして販売する予定です。
その中でもこの、「冬キャン極暖マット」は、僕が個人的に「絶対絶対使う!欲しいこれ!」と胸を張って言える。1年を通して活躍するものです。一年中使います。

あ、これも書いておかなきゃ、僕がこの「冬キャン極暖マット」を「絶対使わない!」というシチュエーションがあります。
それは「自分で自分の荷物(テント寝袋マット)を背負っていく登山でのキャンプ」です。(理由はリッジレストの方が軽いからです)。それ以外の車で行くキャンプの場合はコレ一択です、悩みません。

人工芝をアウトドアで寝る時用に魔改造、特殊配合してメチャクチャ使いやすいマットとしました。おかげで設置時間5秒です。めちゃ使いやすいのです。

僕が開発して、登山の時以外では、ガチに自分で使う、おススメマット【冬キャン極暖マット】が来週、月曜日、2022年2月28日に全国発売、に予約注文開始の予定です。
ご興味のある方はぜひ、詳細が載っているページhttp://www.danny.jp/wp/campmat を見てください。

お友達のキャンプ好き、アウトドア好きの皆様、アウトドアの学校の生徒のみなさま、腰痛持ちのジンギスカン好きのハラユタカさま、ぜひよろしくお願いします。

#アウトドアプロデューサー
#アウトドアプロデューサーのお仕事
#アウトドアの学校
#キャンプ
#冬キャンプ
#極暖マット
#防災キャンプ
#サーマレストのリッジレスト

5つのアウトドア用品をプロデュース

2022年1月30日
【今年、5つのアウトドア用品を販売します】
【どれも僕がホントにキャンプで欲しいものを開発しました】
【そのうち3つの商品の撮影】
【111カット】
【春までに販売する予定です】
【キウイフルーツカントリージャパン】
【フードコーディネーター、アシスタント、カメラマン、ディレクター】
【実際にキャンプしながら撮影】
【誰とどんな時を過ごすか?】

金曜に3つのアウトドア用品の販売用の写真と動画の撮影をしました。
場所は掛川のキウイフルーツカントリージャパン、アウトドアの先輩、平野さんがスプーン一杯から作り上げた日本最大のキウイフルーツ観光農園です。

いま、息子さんのこうし君がアフリカ大陸の青年海外協力隊から帰り、また新しいチャレンジを次々と仕掛けています。
今度、キャンプのジャンルにも挑戦するとの事で、撮影会場としながら現地視察も兼ねてキャンプでお泊りをして撮影しました。

ここ数年、僕にキャンプ場だけで無く「新しくアウトドアグッズを開発プロデュースしてくれませんか?」というお声を頂き、実はずっと、アイデア→試作→実験→改良→実験と繰り返ししていました。
長いものは以前「てんぐの小太鼓」を一緒に作ったナイトー工業さんの製品で開発と実験に2年以上かかっています。

「何か作ってくれませんか?」、「何を作れば売れるでしょうか?教えて下さい」という依頼に、僕が35年間キャンプして「ホントにずーっと欲しかったもの」を作ってもらう。それは大変だけれどとても楽しいことです。

作るだけでは、世の中に出して、多くの人に買っていただき、使ってもらえません。
魅力的な商品であり、使うとこんな素敵だよ!ぜひ買ってね。使ってみてね、使い方はこんな感じだよ!と多くのキャンプ好きな人に知ってもらう。買ってもらう。
そこまで行かないと、新しい商品を世の中に出す事にはならないのです。

どんな商品を作るのか?どんな商品がウケるのか?どう作れば良いか?幾らで?どう紹介すればいいか?どう売れば良いか?そんな事をプロデューサーとして考えるのも僕のお仕事です。

昨年末までに、3つの会社からご依頼頂いて作っている新しいグッズは5つ。そのうち3つの道具の撮影をキウイフルーツカントリージャパンで行ったのでした。

僕が用意した、どんな機能をどう見せるか?を考えて作った必要なシーンのカットは111カット。A3の紙一枚にビッシリになりました。

ロケーションを提供してくれたキウイのこうし君、アウトドアという限られた状況下で美味しそうな料理をセッティングしてくれるアウトドアフードコーディネーターのサトリカ先生、とんでもなく細やかな気配りでサポートしてくれる美鈴ちゃんがアシスタントに入ってくれて、怪しい風貌でスパスパと素敵なシーンを撮ってくれるカメラマンのトシタケ君、夕方に「オイースッ」と往年のいかりや長介さんばりの挨拶で登場し、めちゃ絵になる写真を撮るカメラマンのゼキさん「遊びに来ちゃいました^_^」とキャンプに来てくれるタケハラ君、こうし君のリクエストで元気に登場したハブカ。

朝から始めた撮影だけど、心の中では111カット1日でイケるかな?と思っていたのですが無事に終了。
魅力的で実力とクセのあるメンバーが揃って夜にはとても豪華な焚き火を囲んでのキャンプになりました。

アフリカをはじめ海外の発展途上国を渡り歩いたコウシ君と、野生児でありフィリピンから帰って来た羽深の青年海外協力隊のワイルドな経験トークをサカナに頭の上に綺麗な星が輝くまで話しました。

僕は思いました。
羽深も海外の大学の講師として英語で授業してた、ゼキさんの撮影教室、こうし君は農業の講師として多くの人を導いている、美鈴ちゃんは講演や有識者として活躍してる。タケハラ君の動画セミナーも大人気、サトリカ先生はアウトドアの学校の人気OG、トシタケ君に至ってはなんと森町の観光大使として任命されるという始末(やるなぁ森町)。
それぞれたくさんのファンがいる素敵な人たちがこうして焚き火を囲んで笑っている(皆さんは誰のファンですか?)
そんな贅沢なメンツが集まって、こうして仕事とプライベートと全部混ぜて笑って話してビールを飲んでこんな風に一緒に過ごす時間は本当にありがたい事だなと…。

アウトドアの学校で僕が大切な事だと信じて、生徒に必ず伝える言葉「どこに行くか?よりも誰と行くか?」
仕事の話、家庭の話、会社の話、将来の話、夢の話、面白い話、下品な話。

仕事とプライベートが混ざっているのが大人の人生。くつくつと煮たつ大きな鍋に入ったシチューに、ニンジンやジャガイモやお肉を入れてトロトロかき回すように、色々な人の話と笑顔が混ざって、僕は幸せな気持ちでテントの中の寝袋に潜り込んだのでした。

素敵な写真と動画がたくさん撮れました。
5つの新しい道具、どれも僕が本当に「キャンプでこんな道具があったら良いのに!」を形にしたものです。早くみんなにお見せしたり、全国に発売できるように頑張ります。

#アウトドアプロデューサー
#アウトドアの学校
#キウイフルーツカントリージャパン
#アウトドア
#キャンプ

【朝霧高原 英知の杜キャンプ場】トイレ設置と新サイトの視察

2021年12月21日
【朝霧高原 英知の杜キャンプ場】
【トイレ設置と新サイトの視察】
【富士山ドーン】
【来年 試験的キャンプ】
【ランチはえいちのむら】
【夕食さわやか】

今日は日帰りで朝霧高原、プロデュースしている英知の杜キャンプ場の新しく作るトイレと新サイトの視察。

さわやかに晴れ渡る空に富士山が映える。

設置するトイレの場所と新しく作るキャンプサイトの候補地を探して広い敷地内を延々と歩き回る。

紅葉樹の林は冬は葉が落ちるから明るいのだ。

景観とキャンプ地としてのロケーションを見ながら構想を練る。

トイレを設置する為の準備工事。

だだっ広い敷地内を歩き回り、キャンプサイトの候補場所を探す。

新しいキャンプサイトの候補地。
とんでもなく素敵なロケーション。ここで来年試験的に実際にキャンプしてみようと思っています。
きっとマイナス10度超えるので寒いと思う。でもこれも仕事なのだ。あーツライ(笑)

朝霧高原 英知の杜キャンプ場はプライベートを大切にするキャンプ場です。

「ファーマーズキッチンえいちのむら」のランチ、めちゃ美味しいメープルチキン。

ランチを食べてまたクルマを走らせて帰り打ち合わせ数件、疲れたから栄養補給に夕食はさわやかでハンバーグ。
お腹いっぱいです。

朝霧高原 英知の杜キャンプ場
https://www.bt-r.jp/aec/

「環境を考える防災キャンプ」

2021年12月20日
【環境を考える防災キャンプ】
【環境を考える講座】
【薪割りと自分で作る箸作り講座】
【骨折、止血、応急処置講座】
【ロープワーク講座】
【冬のキャンプのポイント講座】
【テント設営講座】
【クリスマスツリーを作ろう】
【ロケットストーブ てんぐの小太鼓を使った夕食つくり】
【アウトドア忘年会】
【アマゴの放流バケツリレー大会】
【気温マイナス4度】

2021年12月18日19日は「環境を考える防災キャンプ」と称してアウトドアの体験イベントを開催しました。

きっかけは炭焼の杜キャンプ場を運営する(株)山田のサイトウさんから、環境の体験イベントの運営を手伝って欲しいと相談を受けたのでした。
ならば、と、近年関心が集まっている環境と、冬でもやってくる災害に役立つ冬キャンプ、災害、山やアウトドアで役立つ、万が一の為の応急処置講座など、僕が受けたい!と思う事をカリキュラムに入れて、アマゴの放流、さらに、クリスマスだからみんなでクリスマスツリーを作って、その下で焚き火を囲んで忘年会をしよう!と盛り沢山の内容で行いました。


(冬キャンプ講座、ソロで冬キャンプをする時に必要な事、気をつける事を学んで体験します。)(お箸完成!太い人、細い人、どれも世界に1本の割りお箸です。)

当日は大寒波!笑えてくるくらいの寒さの中(寒かろうが災害はやってきますよね)装備を整えて受講生全員が朝までキャンプ、テントの中で一晩過ごす事ができました。

(とっさの時の命を救う応急処置講座。骨折の場合、止血の方法、頭の出血などなど様々なパターンを教わります。)

講師を勤めて下さった掛川市森林組合の榛村さん、株式会社山田の皆さん、斎藤さん、参加してくれた受講生の皆さん、お手伝いしてくれたスタッフの皆様本当にありがとうございました。

ポータブルロケットストーブ「てんぐの小太鼓」を使っての防災を意識した夕食(細い薪や割り箸でお湯を沸かす事ができる)や、新しく開発中のアウトドア道具の試作の実験もできました。
参加者7名、スタッフ約20名、中国の大富豪のソン・ジョンミンさんも加わって大賑わいのキャンプでした。

夜に、受講生がテントに入り、しばらくして、「みんな眠れてるかな?大丈夫かな?」と見回りに行った時、テントの周りを歩くとボリボリっと音がするほどの霜柱!そりゃマイナス4度だからそうなるね(笑)思わず笑っちゃうくらいの寒さの中でソロキャンプで寝た受講生の皆様お疲れ様でした。
こんな極寒のキャンプの経験をしたら、普通のキャンプは安心して眠れるようになると思います。

昼12時から翌日の昼12時までの24時間。
キャンプやアウトドア旅は朝、昼、夜ずっと一緒に過ごします。職業も年齢もバラバラな人と新しく出会う、楽しく過ごす、普通に生きていたら絶対に話す事のなかったであろう人と出会い、焚き火を囲んで一晩一緒にご飯を食べて、お酒を飲んで笑う。

僕はそんな時間が時々あると人生はもう少し豊かになれるのじゃ無いかしら?と、クリスマスツリーが見える赤いタープの中でみんなの笑い声を聞きながら思ったのでした。

メリークリスマス。
参加してくれた全ての方に感謝します。良いクリスマスをお過ごし下さい。

#アウトドアの学校