「環境を考える防災キャンプ」

2021年12月20日
【環境を考える防災キャンプ】
【環境を考える講座】
【薪割りと自分で作る箸作り講座】
【骨折、止血、応急処置講座】
【ロープワーク講座】
【冬のキャンプのポイント講座】
【テント設営講座】
【クリスマスツリーを作ろう】
【ロケットストーブ てんぐの小太鼓を使った夕食つくり】
【アウトドア忘年会】
【アマゴの放流バケツリレー大会】
【気温マイナス4度】

2021年12月18日19日は「環境を考える防災キャンプ」と称してアウトドアの体験イベントを開催しました。

きっかけは炭焼の杜キャンプ場を運営する(株)山田のサイトウさんから、環境の体験イベントの運営を手伝って欲しいと相談を受けたのでした。
ならば、と、近年関心が集まっている環境と、冬でもやってくる災害に役立つ冬キャンプ、災害、山やアウトドアで役立つ、万が一の為の応急処置講座など、僕が受けたい!と思う事をカリキュラムに入れて、アマゴの放流、さらに、クリスマスだからみんなでクリスマスツリーを作って、その下で焚き火を囲んで忘年会をしよう!と盛り沢山の内容で行いました。


(冬キャンプ講座、ソロで冬キャンプをする時に必要な事、気をつける事を学んで体験します。)(お箸完成!太い人、細い人、どれも世界に1本の割りお箸です。)

当日は大寒波!笑えてくるくらいの寒さの中(寒かろうが災害はやってきますよね)装備を整えて受講生全員が朝までキャンプ、テントの中で一晩過ごす事ができました。

(とっさの時の命を救う応急処置講座。骨折の場合、止血の方法、頭の出血などなど様々なパターンを教わります。)

講師を勤めて下さった掛川市森林組合の榛村さん、株式会社山田の皆さん、斎藤さん、参加してくれた受講生の皆さん、お手伝いしてくれたスタッフの皆様本当にありがとうございました。

ポータブルロケットストーブ「てんぐの小太鼓」を使っての防災を意識した夕食(細い薪や割り箸でお湯を沸かす事ができる)や、新しく開発中のアウトドア道具の試作の実験もできました。
参加者7名、スタッフ約20名、中国の大富豪のソン・ジョンミンさんも加わって大賑わいのキャンプでした。

夜に、受講生がテントに入り、しばらくして、「みんな眠れてるかな?大丈夫かな?」と見回りに行った時、テントの周りを歩くとボリボリっと音がするほどの霜柱!そりゃマイナス4度だからそうなるね(笑)思わず笑っちゃうくらいの寒さの中でソロキャンプで寝た受講生の皆様お疲れ様でした。
こんな極寒のキャンプの経験をしたら、普通のキャンプは安心して眠れるようになると思います。

昼12時から翌日の昼12時までの24時間。
キャンプやアウトドア旅は朝、昼、夜ずっと一緒に過ごします。職業も年齢もバラバラな人と新しく出会う、楽しく過ごす、普通に生きていたら絶対に話す事のなかったであろう人と出会い、焚き火を囲んで一晩一緒にご飯を食べて、お酒を飲んで笑う。

僕はそんな時間が時々あると人生はもう少し豊かになれるのじゃ無いかしら?と、クリスマスツリーが見える赤いタープの中でみんなの笑い声を聞きながら思ったのでした。

メリークリスマス。
参加してくれた全ての方に感謝します。良いクリスマスをお過ごし下さい。

#アウトドアの学校

【お知らせ】防災と森林と環境を考えるクリスマスキャンプ講座

2021118
【防災キャンプ体験のお知らせ】
1218日(土)19日(日)】
【参加者募集します】
【防災と森林と環境を考えるクリスマスキャンプ講座】【停電のコテージで防災体験宿泊してみよう】
【もしもの時の応急手当講座(止血・骨折編)】
【森林の働きと薪つくり講座】
【防災に役立つアウトドア講座】
【薪を使って食事を作ろう】
【ロケットストーブで調理体験の一泊二日】
【クリスマスツリーを作ろう】
【みんなで焚火を囲もう】
【炭焼の杜明ヶ島キャンプ場】

今回、共同遠州さんから、大きな災害が相次ぐ現代、それに対応する技術習得の機会を設けてほしいとご相談を受けて、ご協力させて頂くことになりました。

1218日(土)19日(日)に炭焼の杜明ヶ島キャンプ場にて「防災と森林と環境を考えるクリスマスキャンプ講座」と題して開催することになりました。

せっかくなら、アウトドアを楽しみつつ、いろいろ体験や勉強ができる体験がいいなと企画させて頂きました。

内容は、掛川市森林組合さんに、森や環境の話を聞き、一本の木から薪を作り、ロケットストーブで薪を使って、災害時の電気も使えない状況で薪だけでお湯を沸かしたり、調理したりする体験。
さらに、震災や万が一のケガの場合にどうやって応急処置をしたらいいのか?出血を止める方法や骨折やねんざの場合の固定方法を教わりながらやってみる体験。
僕は震災時に使えるアウトドア道具の話をするつもりです。

食事は震災状態の停電や断水を想定し食べることが出来る食材をアウトドアフードコーディネーターさんにセッティングしてもらったものを各自調理して自分たちで食べる体験です(食材は参加費に含まれます)。そしてクリスマスツリーをみんなで作って、焚火をかこんでみんなでカンパイ。寝るのは電気をカットした停電時を想定したキャンプ場のコテージで宿泊、翌朝はまた薪で調理して朝食を食べるプログラムです。

盛りだくさんですよね、なんだか面白そうじゃないですか?

僕は企画と運営と「防災に役立つアウトドア講座」をやります。

今回は、それぞれ、その道のプロが集まって、みんなに教えて、防災や万一のケガに対応する技術や、停電時の体験をしてみようという内容です。

また、「冬のソロキャンプをやってみたいけど、少し不安」という方にも、冬キャンプデビューのキッカケになればと思っています。

キャンプと言えば夏にするという人が多いのですが、災害はキャンプしやすい季節を選んで起こってはくれません。実際、東北の3.11も寒い冬でした。寒い季節にも震災は起こるのです。

エントリー希望にソロ希望が多いので11/9 1554参加ルールを変更しました)

参加方式は二種類あります。

A ソロキャンプ参加  参加条件キャンプ道具一式を持参できる方。テントサイトで自分のテントで一泊。

B コテージキャンプ参加 参加条件毛布やマットなど寝具と防寒具等持参できる方。電気を止めたコテージで宿泊。

ソロテントを持参してテントで寝たい方はソロテントで、テントが無いよ!でも参加したいよ!という方はコテージを用意するのでコテージで寝ればよし。

言っとくけどソロキャンプ、テント持って来ました!って言って、4人用とか6名用の巨大なテントを持ってくるのは無しね、スノピのアメドのMとか持ってくるのはNG、当然ランドロックも反則、コールマンのタフドーム300とかも無しでお願いします、ギリ下限はアメドのSとします。一人用もしくは二人用のテントで参加をお願いします。炭焼の杜は山間のこじんまりしたキャンプ場。そんな巨大なスペースはありません。

参加条件

・挨拶がキチンとできる人

・マナーを守れる常識を持つ人

・企画の趣旨を理解し、運営に協力してくれる方。

・心身が健康で全ての講座を積極的な姿勢で履修できる人

持ち物① (必須 無い方は参加できません)
・防寒具
・ライト(一人一個は必要です)
・タイツ
・手袋(軍手)
・椅子
・寝具(寝袋(布団でも可寝袋は希望者に3000円で販売いたします 要予約・レンタルはありません)+毛布(毛布も必要です)
・自分たちで飲む飲料(ソフトドリンク&アルコール類)
・クリスマスツリーに飾るキラキラグッズ
・ソロキャン参加の方はソロキャンプ道具一式

持ち物②(ある方は持参ください)
・マット
・テーブル
・ランタン
・食器
・鍋
・コップ
・その他(受付メールに詳細は記載します)

とさせて頂きます。

参加費用は、一泊二日の宿泊費(コテージ・テン泊同じ)、炭焼の杜の環境維持費500円、夕食朝食、保険、鍋窯食器・イルミネーション・ライト・燃料等、全てコミで、大人14500円、子供12500円です(大人は20歳以上、子供には0歳児も含みます)。

価格が安いのは、運営、協力と協賛に、共同遠州さん、炭焼の杜明ケ島キャンプ場の株式会社山田さん、てんぐの小太鼓のナイトー工業さん、掛川市森林組合さん、株式会社マツヤマデザイン、アウトドアの学校のメンバーなどが協力してくれているからです。(なので、今回はアウトドアの学校は主催ではなく、運営協力です)。

みんなで、防災や環境、森林のコトを学んだり体験し、焚火を囲んで過ごす寒い夜のクリスマス。

楽しそうじゃないですか?

みんなでクリスマスツリーを作って、イルミネーションの点灯式もやりましょう。

夜は僕たちスタッフと焚火を囲んでオトナの時間を楽しみましょう。おりしもシーズンはクリスマス焚き火を囲んでの忘年会ですね。

近日中に申し込みのフォームを作る予定ですが、ご希望の方は早めにコメントかメッセージでお申込み頂ければ最終申込受付完了は入金時となりますが、優先エントリーとさせて頂きます。

一緒に防災の冬キャンプやりませんか?

割ろうぜ!薪!

作ろうぜクリスマスツリー!

備えよう防災!

楽しもうぜアウトドア!

エントリーフォームはコチラです。

「防災と森林と環境を考えるクリスマスキャンプ講座」

https://www.md-f.jp/outdoor/contact/form02.html

防災キャンプ
防災宿泊体験
アウトドア防災

「てんぐの小太鼓」使い方動画

2021年11月4日

先日、キャンプしながら撮影した、焚火台、コンパクトロケットストーブ「てんぐの小太鼓」の動画を、編集してテロップを入れてユーチューブにアップしました。

焚火ビギナーが、基礎的な木を燃やす時に大切な要素、「乾いた木」「空気が流れる道」を体感しつつ、上手に木を気持ちよく燃やすことができるように動画で説明してみました。

中で炎と可燃性のガス(煙)がぐるぐる渦を巻いて二次燃焼しているところも映せました。

当たり前のことなんだけど、その基本を破っちゃって、一番大切なことに手を抜いちゃって、拾った湿った枝とかでムチャクチャがんばって「難しいですね」とかいう人が意外と多いのです。そこを頑張るなら基本に忠実にちゃんと準備しよう。

「てんぐの小太鼓」は本当にバランスがいいロケットストーブなので、ビギナーの方はこの動画のように、収納袋から出すところからスタートして、1分45秒で炎がボーボーとまでは行かないかもですが、たぶん3分とか5分くらいで気持ちよく炎が上がるはずだと思います。

この「てんぐの小太鼓」燃料は割り箸でOKなので、震災や台風、長期停電など、万が一の時に、電気やガスが来ない!備蓄の灯油もガス缶も切れた!って場合に、最後の最後に役に立つのはこういうものだと僕は思っています。シンプルなのが一番強い。

だって、万一の場合に備えて、てんぐの小太鼓と割り箸300膳(数百円ですよね)があれば、数食分のお湯が沸かせます。お湯が沸くってことはカップヌードルも暖かいお茶もコーヒーも飲めるってことです。

広い庭があったり、裏山からたくさん木を伐り出してこれるよ!とかいう人は不要でしょうが、街中にお住まいの方や、マンション住まいの方は、備蓄として割り箸300膳を3袋(900膳1000円もしないですよね)を用意しとけば3日は燃料に困らないはずです。
燃料も大切ですが、安心して火を使える器具ってなかなか無いですよね。

これ見てたら、なんだかキャンプに行ったり、焚火をしたくなりました。
そろそろ本格的に僕のキャンプシーズン。ゆったりと炎を見ながら、あったかいホットウイスキーが美味しい季節です。

一緒にキャンプに行きましょう。てんぐの小太鼓で沸かしたお湯でコーヒをいれて、久しぶりにのんびりやろうじゃありませんか。

磐田市の在宅医療クリニック

2021年11月2日
【訪問医療のことについて】
【在宅で医療を受けることについて考えてみた】
【思い出したり、想像してみた】
【きっと素敵なことだ】
【これからの選択枝としてアリだと僕は思う】
【そのために頑張っている人がいた】
【サンダーバードの秘密基地みたいな医院】
【オモシロイ人見つけた】
【磐田スゴイぞ】

昨日、ご縁があって、磐田市にある「在宅医療クリニック」を訪ねました。
病院なのかな…と思って行ったのですが、まず驚いたのは、僕が行ったのは18:30、普通の街の病院ならほとんど人がいない時間。
駐車場がいっぱい…。「なんだここ?」とビックリして入って行ったら、ほとんどはそこで働く人たちが、18:30にたくさんいて、大きな部屋で相談していたりする(後で分かったけど、明日の行動の予定や報告をしていた)。駐車場一杯の車はそこで働いている人たちの車だったのだ。

お医者さんの福本さんの話を聞いて、院内を見せてもらった。
2階建てで複雑な作り、いたるところに、訪問診療の為の機材やセットがあって、まるで緊急出動する為の消防署のようだ。
ここを基地として、エリアの患者さんのところに毎日出動し、患者さんを診療し、ネットを使い情報をシェアし、チームとして日々活動しているのだという。
福本さんはもともと外科の先生、大きな病院でムツカシイ手術をしたりしていたのだけど「在宅医療」の病院を作るべく、数年前に開業したという。

「在宅医療」って知ってますか?
僕は初めて話を聞いた時、「それは絶対いいことだ」とぼんやり思った。
昨日、改めて福本さんに話を聞きながら、聞いた後、頭の中でイメージしてみた。
あくまで素人の僕の想像だから間違っているところもあるかもしれない。
でも、聞いた話をつなげ、想像し、イメージしてみた。

歳をとって、例えばガンや大きな病気で、入院を長くしなければならない人がいる。ずっと入院している。
入院している理由は様々、長い人で数か月や一年病院のベッドで時を過ごす。そのままずっと病院に入院したまま亡くなっちゃう人もいる。
手術や集中治療室など、どうしても設備の整った病院に居なければならない場合を除いて、寝たきりのお年寄りや患者は「できることなら」自分の最も心安らぐ場所である「自宅」で過ごしたいと願うと思う。
そこに愛する家族、奥さんや子供がいるならなおさらだ、一人暮らしの人だって、自分の家が一番落ち着くかもしれない。僕ならそう思う。知らない人がたくさんいて一人より、居なれた自宅で一人の方がいい。漫画もあるしアマゾンプライムも見放題だ。
でも、ほとんどの人は、病院のベットで、知らない人に囲まれて、ベット回りの数メートルの自分のエリアで、長い時を過ごす。
出来ることなら自分の家に居たいよなぁ…。
そもそも気が落ち着くもん。
ましてや、誰にも訪れる「最後の時」を迎えるまでの、残された貴重な時間、それが数か月でも数年でも、数日でもいい、愛する人と過ごす、自分だけの空間「自分の家」に居れたらと、僕だったら思う。

でも、今のほとんどの病院や患者さんはできない。
なぜか?
それは、きっと、お医者さんもいて、看護師さんもいて、最新鋭の機械の揃った専門の場所である「病院」の方が効率的だし、診察するのに時間もかからないし、検査機器もあるし、合理的だからだ。
極端な言い方をしちゃうと(もちろんそれだけじゃないだろうけど)「治療する側にとって都合がいい、やりやすい」からだろうと思う。
だったら、お医者さんが、自宅に行っちゃえばいいじゃないか!?患者さんの様態にもよるけれど、自宅で病院に入院しているくらいの医療サービスを受けることが出来れば、患者さんは、病気の人は、寝たきりの人でも、自分の安心できる自宅という、一番心休まる空間にいることが出来るじゃないの?
やっちゃえ!
というのが、「訪問診療」なのだ。

昔は焼いたばかりのアツアツのピザがお店に行かなければ食べれなかった。自宅の居間で映画見ながらピザ食べるなんて無理だった。「ならば届けちゃえ」とピザーラやドミノが配達始めたから、僕は出かけるのが面倒な雨の日にアマプラで「ワイルドスピード」や「キングダム」とか「呪術廻戦」や「東京リベンジャーズ」を延々と見ながらピザを食べることが出来る。心休まるシアワセな時間である。
それを医療でやっちゃおう、というのが訪問診療なのだ。

あえてやり難いことをやる、診療する側からすると、あちこち場所を変え、移動し、決して十分なスペースや機材が無いアウェイで仕事をしなければならない。大変である。
もちろん、医療だから、ピザほど簡単ではない、様々な患者さんの様態があるし、専門医も必要だし、サポートするスタッフ、患者ごとに必要な治療するための道具や設備もバラバラ、巡回する為の車の移動ルートなど、課題はたくさんある。
それらを、工夫と最新のITと技術とチームワークで何とかしちゃおう!ということを福本さんはやっていた。

何のために?
それは、「その方が患者さんが安心するし、幸せだから」というのが答えだった。
その為に、設備やスタッフや法律や制度や認可や道具やコロナや災害時や、ありとあらゆる大変で面倒なハードルをえいえいとクリアしていくつもりだという。
素敵やんけ…。
あなた…、大きな病院で待ち構えて診察していることも出来たろうに…
わざわざ、先例の少ない、
困難なことにチャレンジして笑っている。
工夫したり、きっと口には出さないけれど失敗もあるだろう。
僕はこーゆー人が好きだ。

ここ数年、僕は親しく尊敬する人を立て続けに失った。
逝ってしまった。
さよならの時は誰にでも来る。
何でもないような、普通に流れていた時の、なんでもない会話の、愛しくなるような大切さを何度も噛みしめてきた。
川原に座って「なかなか釣れないっすね」とか言いながらペットボトルのお茶飲んで紅葉の葉がハラハラ落ちるのを見ていた時間や、朝、部屋を訪ねると米を炊いてくれ、一緒にコーヒーを飲みながら本の話や仕事の話をしてくれた時間。力強い掌でガシッと笑顔で笑ってくれたあの笑顔を僕が見たのは。
「病室じゃなかった」。
「その人がその人でいる為に、必要な空間」があるのだと僕は思う。
病気になっても、たとえ入院しなければいけないような病状であっても、自分の愛する場所、家や家族と共に過ごすことが出来るという選択枝があってもいい。
僕はそう思った。
その為に、いろいろ大変なことがあるけれど、その大変さを、困難をクリアするのをニカニカ笑って楽しんじゃう福本さんがいた。

テーマの一つに「防災」があるという、自宅で在宅医療サービスを受けている人を災害時にどう守るか?訪問医療を非常時にどう続けるか?僕のアウトドアの知識が少しでも役に立つなら力になりたいと思う。
いやはや、磐田に面白い人いる。こんな病院がある磐田すごいなぁと思った。
みなさんも、自分の時や、ご両親が入院するとかって時の為に、頭の片隅に置いておくといいと思います。
自宅で入院並みの医療が受けれる可能性のある「在宅医療サービス」ってのがあることを。
「こーゆーのもあるってことをお友達に伝えて下さいね」って別れ際に、福本さんが言っていました。だから書きました。秘密じゃないのね?言っちゃっていいの?モチロンです。という会話がありました。

いろいろ大変なこともあるけど、世の中は悪い事ばかりではない。
今日も「磐田在宅医療クリニック」では、福本さんが考えた、複雑怪奇な秘密基地みたいな医療の拠点から患者さんの自宅にお医者さんチームが今日も出動するのだ。がんばれ!僕は応援しているのだ。

磐田在宅医療クリニック
http://www.iwata-zaitaku.com/index.php

#磐田在宅医療クリニック
#在宅医療
#在宅医療支援
#訪問診療
#訪問看護
#磐田市

「アウトドアの学校」がくれたもの

2021年5月31日

【「アウトドアの学校」がくれたもの】
【なぜ「アウトドアの学校」をやるのか?】

僕はデザインの会社を経営しています。おかげさまでデザインのお仕事を頂いています。会社を創業して14年になります。

最近、メロンの温室でメロン栽培にチャレンジしています。今朝は9時から温室の中で汗びっしょりかいて苗の調整作業を教えてもらいました。

先週の水曜日「アウトドアぐるぐる回転寿司」で20名の受講生がきてくれました。土曜日、日曜日には「アウトドアの学校」の年間を通して行う最大のナンバーシリーズの二回目、三回目の講義がありました。

土曜日はギア講座として午前中3時間、僕は15名の生徒にアウトドアについてや、その道具のこと、アウトドアブランドの選び方、そのブランドの起源や特徴や買う時の秘訣などを講義しました。

ギア講座は、コップやバーナー、テントやライター、レインウェアまで、3時間やります。何から何まで話します。触ります。現物を実際に見て触るのが大事。
学校だから真剣に勉強したり、宿題も出ます。

午後はゼキさんの野外カメラ講座。

日曜日は選択の部活動として、登山部とフライフィッシング部に分かれ、僕はフライフィッシング部として一日、会場のセッティングとインストラクターとして、朝8:30から陽が落ちる20:00まで川にいました。

アウトドアを楽しむには、いろいろな道具が必要です。

「ぐるぐる回転寿司」では20人分5種類の講座を体験する為の、テント3つ・タープ3つ、椅子20人分、テーブル5台、ペグ50本、焚火台やコップや薪や安全を確保する器具を、アウトドアの学校では、土曜日のギア講座の為の、バーナー各種やレンタル希望のザック6セット、レインウェア7名分。

日曜にフライフィッシングを楽しむ為の参加者6人分のウェーダーと言われる胴長靴と竿10本、リール7個、屋外で開催する為の椅子10名分、テーブル、フライフィッシングの講義をお願いする講師への依頼と内容の調整、機材の打合せ、講義会場にするキャンプ場での場所確保、管理釣り場である川の予約、フライやフロータント、アウトドアギア講座の資料1人10枚×15名分の資料のプリントアウト、フライフィッシング講義で使う資料1人15枚×6名分の資料のプリントアウト(合計240枚!データを確認し、プリントアウトするのに2時間かかった(笑))

これらのどれか一つ欠けても「私のものが無い」と受講生が悲しんだり、講義に支障が出たり円滑に運営出来ません。

今日、温室から帰り、事務所について、車に積み込んだ山のようなアウトドア道具を、三階の「旅する会社」に運び込み、濡れたウェーダーを干し、マツヤマデザインでデザインの確認や写真のチェックと月末の請求書を作成し、月末の振込みを終えました。

今日、打合せとテントを借りに来たオオムラに「めっちゃ顔が疲れてますよ」「ヒゲに白髪そんなにありましたっけ?休んでますか?!」と言われました、うん、身体がなんか重い、背中も痛い。
そういえば、今週の土日も休みは無かった。来週の土日は、炭焼の杜で、フライフィッシング教室をお手伝いする予定なので土日はボランティアスタッフやってキャンプするつもりでした。

そうよね、普通の人は、月曜から金曜まで仕事して、土日はなんか、自分の好きなこととか、マッタリしたり、昼寝したり、カフェでお茶したり、テレビ見てごろ寝したり、映画見たり、「休んで」いたり、「身体を休めて」いるのかもしれぬ。
そういうことは最近した覚えがない。

月曜から金曜まで、一緒に仕事してるマサも高野も、金曜に「疲れたねー、やっと休みだね」とか言ってる。僕は「土日、アウトドアの学校なんだわ!」と言って、朝から晩まで野山で歩き回ったり、講義したりしてる。
そういや、疲れたな…。
そう思ったら、
「なんで僕は、『アウトドアの学校』なんてやってんだろ…」
と、自問自答しました。
うむむ、
そもそも、仕事じゃない、やらなくても誰も怒ったりしないのに、
参加費として、お金も頂くけど、そのお金で、道具買ったり、3階の機材置き場の家賃払ったり、フィールドのさくら咲く学校という廃校の桜の大木を護る桜基金や、炭焼のアマゴの放流基金に寄付しちゃってる。
そんなことを、休日を潰して、もう9年もやってる。
なんでだろ…。

そんなことを考えながら、事務所のソファで、伸びをしたら、土日の富士登山やフライフィッシングの講義を体験した生徒さんのフェイスブック記事が次々にアップされてきて、それを見ていたら、「なんでアウトドアの学校をやっているのか?」の答えがなんとなくわかってきました。
カンタンなことでした。


みんなが笑うから。
出来なかった事が出来るようになる、その嬉しさ。
知らない人と出会い、一緒にワクワクする夜や不安な朝を迎え、一緒に汗をかき、「うまくいかない事」を体験し、一緒に乗り越え、仲間になる。
知らないところに行って、やった事の無い体験をする。
みんながはしゃいでいる。のを見る。
その嬉しさ。
卒業した生徒がOB・OGとして参加してくれて久しぶりに会う。
仲間と再会する嬉しさ。
今年も受講生15人は、何かを学び、そして、きっと人生が少し変わる。
僕はそれがとっても素敵な事だな…と思うのです。
アウトドアの学校は、僕にいろいろな「こと」をくれました。

渉さんやゼキさん、チャーハンさんやよしむーさんをはじめとするアウトドアの仲間とチカラを合わせて講義を組み立てる楽しさを。
再会すると嬉しそうに手を振って笑って近づいてくる100名近い「アウトドアの学校」の卒業生を。
キャンプ場をプロデュースしてくれませんか?という最初の依頼のキッカケを。
アウトドアの専門家として「キャンプ大辞典」という本を書きませんか?という小川ましろさんからの依頼を。
「アウトドアライフプロデューサー」としての肩書を。
NHKの美の壺に出てくれませんか?という問合せを。
忘れられない、アウトドアやフライフィッシングの幾度もの旅を。
温室でメロンを栽培することに挑戦するのもアウトドアなんだ、という想いを。
アウトドアを通じて講演をしてくれませんか?という幾度もの問合せを。
この9年で出会ったたくさんのアウトドア仲間と過ごした時間を。
こころから信頼できる、かけがえのない仲間を。
カッコいい男の素敵な行動と、優しくて可愛らしい女の子の笑顔を。
憧れながら後を追った、忘れられない背中を。
山の中で、川で、デカイ声で腹の底から大笑いする瞬間を。
僕はいま「生きているんだ」という実感を。

たぶん、週末にずっと家で寝ていたり、一人きりで山に行っていたら、僕の人生は全然違っていた。
アウトドアの学校に入学した生徒さんに僕は第一回講義でこう言っています。
「アウトドアの学校に入ると、人生が1度変わるんだよ」と。
でも、気付きました。
「アウトドアの学校」で人生が変わったのは僕でした。
いつも、僕と遊んでくれてありがとう。
来月、2021年のアウトドアの学校の卒業式があります。
心からの感謝をこめて、学校を安全に、楽しく運営していきたいと思いました。

【アウトドアの学校 特別編】「ぐるぐる回転寿司」

2021年5月27日
【アウトドアの学校 ぐるぐる回転寿司】
【無事に開催出来ました】
【アマゴの放流イベントも】
【山に太鼓が響き渡る】
【僕は焚火担当でした】
【てんぐの小太鼓を燃やしていると時間が経つのを忘れる】
【参加してくれた皆様ありがとうございました】

梅雨の合間のびっくりするくらいの青空の下、昨日2021年5月26日に「アウトドアの学校 特別編 アウトドアぐるぐる回転寿司】が開催されました。

完全初心者でも参加できる。持ち物は「お弁当だけ」の講座。
テントにタープ、色々なアウトドア道具を持ち込んで、ぜーんぶ使って、ゼキさんのアウトドア写真教室や、渉さんのザイルで山を降りる教室、サトリカ先生の野外のティータイム教室、マサ先生のテント設営教室、僕の焚火教室の5講座を一日で体験できるというムチャな、そして、バリエーションに富んだ企画でした。
平日開催なのに、定員20名のところなんと予約満員という結果になりました。

1講座づつ、チームに分かれて次々にぐるぐる回る回転寿司システム。
初めての講座システムでしたが、結果とっても刺激的な一日になりました。

昼休みには、受講生の太鼓のプロ奏者通称「太鼓の岡田さん」による太鼓演奏や、放課後には、炭焼の杜明ヶ島キャンプ場のみなさんが「マツヤマさんの生徒さんが来てるなら何かやらないと!!」というご好意でアマゴの放流体験まで用意してくれるという盛り沢山の一日になりました。

僕の担当は「焚火」、プロデュースした「ポータブルロケットストーブ てんぐの小太鼓」を使っての焚火の練習体験や、焚火台での火の起こし方と注意点、片付け方。キャンプで火を囲んで過ごす時間の不思議さ。などをお伝えさせて頂きました。

梅雨の合間の、奇跡のような気持ちいい快晴の空。元気でとても素敵な笑顔の受講生の皆さん。

 

持ち物がシンプル!
最後の()の注釈が無いと誤解される可能性があるのがこの企画の弱点です。

手前の緑のヒルバーグの4500のタープはサトリカ先生のティータイム教室の会場、奥の赤いロウ引きの防炎のタープは僕の焚火教室の会場です。

ポータブルロケットストーブてんぐの小太鼓で上手く焚火を燃やすコツを身につけます。

渉先生のザイルで崖から降りる体験教室は大人気。

全講義終わった後はアンケート。
一番面白かった講座は?も書くのです。
一日を振り返る大切な時間。

アンケートはホームページでみなさんに紹介させてもらいます。

講師3人、偶然カップヌードルの大中小が揃う事件。

今回の講師の5名。左からマサ先生、渉先生、サトリカ先生、ゼキ先生、マツヤマ先生。お疲れ様でした。受講生のみんなに満足頂けたかな?って最後に話していました。

主催し、運営した側とすると、これ以上ないくらい素晴らしい日に、受講生全員がとても協力的で、みんなで成功させようとして下さった気持ちが本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。

何をするか?どこに行くか?だけでなく、誰とするか?は、アウトドアの楽しみを大きく変える最大の要因です。

笑顔で協力してくれて、一緒に過ごして下さった受講生の皆様。
二つ返事で引き受けてくれたアウトドア仲間。
お友達に紹介してくれた何人もの仲間やアウトドアの学校の卒業生のみんなやFB友達の皆さん。
会場や用具の手配など様々な協力してくれた多くの方に心から感謝します。