デザインの仕事は地味です

2024年1月18日

【コツコツやる】
【長くやる】
【デザインの仕事は地味です】

僕の仕事はデザインのお仕事
FBの投稿ではアウトドアや農業、キャンプ場作りの投稿が多いのですが、それは例えば「パン屋さんが毎日パンの投稿をしてても面白くないんじゃないの?」と僕は思うからです。
でも、いつもそんな投稿をしているので、「いつも楽しそうでいいね」と言って頂くこともあって嬉しく思います。だってさ、毎日「今日も原稿を書きました、まだ終わりません」、「今日も撮影をしました」とかだけだとやっぱり退屈ですよね。

デザインのお仕事で僕が主にやっているのはディレクターとして、デザインの方向性を決めたりするお仕事と、写真を撮る撮影のお仕事。それと文字を書くお仕事です。

文字を書くというのは、コピーを書いたり、説明文を書いたりするのですが、ディレクターとして使う写真を決めたりするのも僕なので、「この写真の上にこんな言葉が載るといいな…」とイメージして仕事を進めます。

キャンプ場を作るのもデザインとして、ココにこれを配置して、こう使ったら、ココから見たら、こう素敵に見えるはず。キャンプする人はこんなキャンプができるよね…、だからこうしてルールをこうして…とイメージを重ねていくデザインのお仕事です。

デザインの仕事は、地味です。
地味な作業の繰り返しです。
いつ終わるか?何か月、何年続ければ終わるか?分からないままコツコツ続けなきゃできません。それも好きなんですけどね。
集中して続けて、出来上がる頃にはまた別の仕事をしていることが多いのです。


アウトドアブランドのパンフのページをあけると出てくる言葉。

コピーを書いたり、文章を書いたりデイレクションするのも地味なお仕事です。インターネットで調べ、本を取り寄せてムツカシイ本を読んで調べたり、取材してテレコ(テープレコーダー使わないけど録音のことね)を回して色々な話を拾い集めたりしながら文章を組み上げていくお仕事です。そしてその文章がちゃんと写真と組み合わせて見た人が「いいな、素敵だな」と思ってもらえるように調整していくお仕事です。

道具の使い方で、そのシーンを思い浮かべる言葉。

どれも、コツコツやらないとできないお仕事です。
ひとりでやる、自分の頭の中だけの作業です。
だから、みんなとワイワイ過ごすアウトドアや旅が好きなのかもしれません。

みてるとなんだか欲しくなっちゃう説明文。このシャベルは大活躍します。

写真のファイヤバンクさんのパンフレットは昨年つくりました。
写真と言葉、見ているとキャンプに行きたくなる冊子を僕は作りたかったのです。見開きのページに書かれた一文や、見てるとワクワクするような商品の説明文を僕は書きたいのです。

超ストロングスタイルの法多山のおみくじ。すごい確率で凶が出て、その中の言葉も容赦ない。なぜ?その理由はHPに載っています。江戸時代から同じ確立なんだって。江戸時代は厳しいのです。これも伝承奇譚ではもっと深く掘り下げる予定です。
https://www.hattasan.or.jp/engi/01/

こんな仕事を、もう30年近く続けています。
昨日は法多山に行き、住職のオオタニさんから色々な歴史の話や八角堂の話、できてから1300年の話、60年に一度の御開帳のお話を聞きました。録音を文字に落とし、拾い集めてみる人が分かりやすい文章にします。
初詣で話題になった法多山の凶が多いおみくじのお話もHPに載っています。読んで頂けたら、ああ、そういう事ね、なるほどね、と分かってもらえるかと思います。
法多山のHPは昨年リニューアルしましたが作るのに数年かかりました、でも、まだ完成していません。

400年経ち続ける仁王門には不思議なことが、移築されたという説や、森町三倉から移築されたという伝もある法多山の境内を護る門の謎を、現段階で分かる限り解明し、未来につなげたいのです。

法多山1300年の歴史の中で伝えられた不思議な風習やミステリーなどをまとめた「法多山 伝承奇譚」というページを僕は作っています。
その中では「サイズが違う仁王が収められた築400年の仁王門の話」や、「奇縁により失われ現代で判明した5つそろいの国指定重要文化財 『金銅五種鈴(こんどうごしゅれい)』」の話とか、「誰も知らない地蔵堂のお話」とか、「60年に一度開かれる御本尊が眠る厨子の中に収められていた二つの像」の話、「法多山の山中に今も眠る大量の石仏の秘密」など、取材を進めて浮かび上がった歴史の謎や不思議な話などをまとめたいのです。

法多山のhpのTOPは今の季節は節分です。

なにせ歴史が長いから、僕も全然知らなかった事、謎やミステリー、不思議な話がたくさんあるのです、そういうの知りたくないですか?僕は知りたいです。調べていくと歴史の先達が残してくれた資料にすごく助けられました。
なので、僕も今の段階で改めて分かったことをできる限りまとめて残して、この先未来に新しい資料が出てきた時に役に立つようにしておきたいとも思います。

アウトドアブランド、「ファイヤバンク」のパンフレットの表紙はもちろん炎です。

なので、コツコツ進めるわけです。飽きずに長くやる。
素敵なもの、好きなものをあきらめずに追い求める。
僕のお仕事はそんな感じです。

今はそれと記念ポスターと市のイメージweb、ネット販売サイト2つ、工務店さんのHP、また別のお寺のサイトと観光冊子を作っています。

集中して作っていて、煮詰まったらお外に遊びに行く、
野外で遊んでいたり、旅に出ていると、ハッと気づくことがある。慌ててメモを取る。
僕にとってはアウトドアはそんな最高の時間だったりします。
お仕事を頂けるうちがありがたい。
頂いたお仕事をひとつづつ丁寧に進めます。

【びく石山静かな夜のキャンプ場】建設定例会

2023年12月22日

びく石山静かな夜のキャンプ場の建設定例会。

二階建ての管理棟に壁が貼られて建物の外観が見えて来ました。

管理棟の中のスイッチの場所やWi-Fiの位置を決めてます。

キャンプサイトに置かれたコンテナに階段が設置されました。

コンテナの上に登ってチェック。

コテージに露天風呂の浴槽が設置されました。(滋賀県まで視察に行って選んだもの)

コテージの庭には露天風呂が設置されます。ここはウッドデッキになります。

設置と水の給排水の打合せ

設計、建設、建築、上下水道、配管、電気、鉄加工、それぞれのスペシャリストが集まって相談しながら素敵なものを作り上げて行く。とても活気ある現場です。

僕はプロデューサーとして色々な話を聞きながらこうして欲しいとお願いしています。

水道タンク

こんなでっかい水道タンクなのか!

サイト内の第二トイレの浄化槽の設置も完了!

ビリー棟にも湯船が付いたよー!

各コテージごと、露天風呂の浴槽の色も違います。オーダーメイドです。

おっきな岸井さんと僕と2人で入ってみる!(笑)

もう少し、完成が楽しみです。頑張ります。

完成は3月。あと少しです。
ある程度形になったらテストのキャンプをする予定です。今から完成が楽しみなのです。

#びく石山静かな夜のキャンプ場

びく石山静かな夜のキャンプ場
静岡県藤枝市瀬戸ノ谷5610
https://www.bikuishi.jp/

キャンプ場再生・リニューアル
「0からキャンプ場をつくるホームページ」
https://www.makecampsite.jp/

【びく石山静かな夜のキャンプ場】点と点が線を作り、縁を作る

2023年12月3日

11月は毎週1回〜2回はキャンプしていました。

北海道から僕のプロデュースするキャンプ場「びく石山 静かな夜のキャンプ場」のコテージを作ってもらう為、北海道の夕張から来てもらっているビリーさんこと石谷 元晴さんと一緒に打合せをし、ご飯を食べて、来春の釣りの話をしました。

静岡のフライ仲間と一緒に何晩も過ごす事ができました。


一カ月バンで暮らしながらびっくりするくらい素敵なコテージをビリーさんは作ってくれました。

昨夜はせっかく静岡に来たからと、一緒に鰻を食べました。


帰りに偶然ジャイアンに会えて素敵な写真を撮ってもらいました。

ビリーさんは10年前に残間 正之さんの部屋のキッチンを作り、10年後にこうして僕と静岡でコテージを作ってくれました。

コールマンのツーバーナーでパスタを作るのがビリーさん流。いつもお裾分けをいただきました。

ビリーさんのパスタは美味しい。お裾分けをいただきます。

宴はいつも外の東屋で、何回もしていると席が決まってきます。

この日はゼキさんと牧野西端トシタケの北海道でビリーさんにお世話になってるみんなと。恒例の「仲間割れバトル」でたくさん笑わせてもらいました。

一つの毛布を二人で使う。仲良しか!?

製作中のコテージの中身を見せてもらう。ワクワクする🎵

繋げてくれた点と点が線を作り、縁を作る。
素敵な仲間たちの物語は今も続きます。

 

びく石山静かな夜のキャンプ場
静岡県藤枝市瀬戸ノ谷5610
https://www.bikuishi.jp/

キャンプ場再生・リニューアル
「0からキャンプ場をつくるホームページ」
https://www.makecampsite.jp/

【びく石山 静かな夜のキャンプ場】アウトドアプロデューサーのお仕事

2023年11月10日

【やっぱそこでいい】
もぅちょっい左、やっぱそこでいい!

「この池の向こうに、海上コンテナ置いてさ、上でキャンプできるようにしようよ♪夜になるとさ、池に灯りが反射して、水盆みたいになって絶対カッコいい景色になるよ♪」
→池を整備して重機が入れるようにしてコンテナ置くための土台作りの段階になった。

池の水を抜いてお掃除、この奥にコンテナが置かれプライベートキャンプサイトにするのだ!

「ええと、コンテナどこからどこまで?測って左右に立ってくんない?おお!左がアツミ君で右が和也さんね!美鈴ちゃん向こう行って立ってみてくんない?もちょい奥!そうそこ!」

ちょっと離れて見てもいい?
「んー…この位置かぁ…」
「ゴメン!アツミ君の方に2mズレてくれない?」
ああ、そうなるか…

「ありがとう!戻ってみてくれる?オケ!そこでいい!そこでちょうどいい。そこにコンテナ置けば美鈴ちゃんの位置でキャンプしてる人がこっちから見えないし、池からの映りもいい!そこで決定してください!そこで決定!ありがとう!!」
「うっス!じゃあ明日から、下地組んで土台の生コン入れるっす!」
「バッチリです!楽しみだねぇ♪」

配置してある石も極力利用する。素敵なサイトになるぞー♪ワクワク!

実際に、何回も何十年もキャンプしているからこそ、キャンプ場でお客さんが「何があったら嬉しいか?」「何が不必要か?」が分かります。

また、デザインや撮影のディレクターとしての20年の経験があるから、どこに施設をどう配置したら絵になるか?そして人が憧れるヴィジョンが実現するか?の判断や決断が出来ます。

キャンプ場を作る場合、往々にして「キャンプをした事が無い人(もしくは少しだけした事あるビギナー)が、こーしといたらいいんじゃないか?という「想像」で計画や配置や建設を進めているのが現実です。(だからたまにあるキャンプする人にとって「なんだコレ?」的なキャンプ場があるのです)

以前お願いしていて、完成した山の連なり通称「びく石アルプス」(松山命名)。コレだけではつまらない。真ん中の稜線に道を作って歩けるようにするのだ。

工事をしてくれるチームはそれを何度も体験してくれているので、工事期間中に、確認や現地での最終確認に呼ばれて位置や配置の角度の確認や最終決定をします。

たくさんのキャンプ経験を持つ。
現地でキャンプをする。
完成形とキャンプする人の体感をイメージする。

それは本当に大切な事です。

びく石山静かな夜のキャンプ場
静岡県藤枝市瀬戸ノ谷5610
https://www.bikuishi.jp/

キャンプ場再生・リニューアル
「0からキャンプ場をつくるホームページ」
https://www.makecampsite.jp/

 

#びく石山静かな夜のキャンプ場
#アウトドアプロデューサー
#アウトドアプロデューサーのお仕事

【びく石山 静かな夜のキャンプ場】ビリーさんが来てくれた!

2023年10月30日

北海道から来てくれた!
北海道、夕張からビリーさんが来てくれた。

僕のプロデュースしている藤枝市のびく石山静かな夜のキャンプ場のコテージの制作の為に、北海道夕張からビリーさんが来てくれました。これから1か月泊まり込みで素敵なコテージを作り上げてくれます。

ココだよー!ココがどうなるか?今から完成が楽しみです。

北海道のビリーさんの山小屋をキャンプ場に作って欲しい。
僕の無茶なリクエスト、2年越しの依頼を引き受けて下さりわざわざ資材を積み込み、フェリーに乗って、スペシャルゲストの北海道のアウトドアプロガイドみずき君と共にやって来てくれました。ありがとうー!

めっちゃ資材積み込んでる。ビリーさんは残間さんの部屋のキッチンを作った男!古材で素敵な味のある部屋を作ってくれるのです。

北海道から持って来た古材!どんな部屋になるのかしら?

ビリーさんのクルマはでっかい古いハイエース。
これから1か月バンライフで泊まり込みコテージの内装を創作します。僕はそんなライフスタイルもすごく素敵だと思います。

荷物がたっぷり、荷物を下ろして、ビリーさんの1か月の住まいになるバンライフです。

この日は建築チームが集まってキャンプ場でアウトドア歓迎会をしてテントで泊まりました。

プロデューサーとしてビリーさんのコテージは、今回のキャンプ場の目玉です。みんなにビリーさんの素敵な山小屋を体験してもらえるのが今から楽しみです。

ありがとうビリーさん!待ってたよ!
頼みます!

待ってたよ!来て欲しかった!ずっとお願いしていて、ついに願いが現実になりました。これだから人生は面白い!

大自然の男!佐藤みずき君は都会は苦手か!?

サトシさんの芋汁がめちゃくちゃ美味しい!何杯もおかわりした!

続々と集まるびく石建築チーム!楽しい夜です。

びく石山静かな夜のキャンプ場
静岡県藤枝市瀬戸ノ谷5610
https://www.bikuishi.jp/

キャンプ場再生・リニューアル
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#アウトドアプロデューサー
#アウトドアプロデューサーのお仕事
#びく石山静かな夜のキャンプ場

新聞と日の丸ワッペン

2023年9月20日
【新聞と日の丸ワッペン】

朝、栗拾いから帰るとLINEやメッセージが…、次々と写真の写メが送られて来た。
そうか…、新聞載ったのか…。

思えば「みふね」の大将がニヤニヤしながら「新聞に言ったけどいいら?」と聞いて来て「いーよー」と気楽に答えて記者さんに先日取材された。まさかこんな大きく載るとは…。
https://www.chunichi.co.jp/article/772367

写真でランタンを持っている理由。
事務所で記者さんと取材終わって「では写真を」「え?写真いらんでしょ?」「いや必要です」「ええー要らんやろ」の数度のやり取りの後、「なんかそれらしい物ないですか?釣り竿とか」「デザイン会社に釣り竿は置いてないねぇ…三階にはあるけど」「ええと…」「ならこれでどう?アウトドアぽくない?」(と事務所に置いてあった飾りのランタンを指さす)「いいですね!それで行きましょう!パシャリ!!!」という感じです。

取材では釣りだけではなく、アウトドアの学校やキャンプの話もしていたのです。

パスタに「日本代表だから日の丸作ってよ」と頼んだら素敵な「日の丸ワッペン」を今朝の栗拾いでもらいました!
さすが刺繍作家パスタ佐和子!作品が細かくて丁寧!
しかもちゃんとシャツに縫ってくれた…。ありがとう!

明日夕方、成田空港から出発します。

2023 MASTERS AND LADIES WORLD FLY FISHING CHAMPIONSHIPS
https://2023wffc.ca/