袋井は今宵も陽気に笑うのだ
旬彩酒房 杏あんず(ふくろい 居酒屋)
カウンターで地元のおじさん達が嬉しそうに顔を真っ赤にして飲んでいる。「さわいじゃってすみませんねぇ」と、女将が箸置きを並べてくれる。「もっと真面目に仕事しなくっちゃぁねぇ」と楽しくて仕方ない顔で笑う。女将が楽しそうに仕事をしているから、お客さんはうきうきして飲んで、食べて、良い顔で帰って行く。落ち着いた木の壁。丸い和紙のランプ。たくさんの酒瓶が並ぶ中、袋井の酒「国香(こっこう)」を見つけた。地元の酒蔵の瓶が並んでいると、愛が感じられて私は好きだ。常連さんがお座敷で寛いでいる。「袋井の飲み屋は常連で成り立っているんだよな。袋井は県内2位の人口増加率なんだぜ」なぜですか? と聞くと、「袋井の温暖な気候と子育てのしやすさだと思うよ。平々凡々なのがいいのさ」とワハハと笑った。肩肘張らないのんびりした雰囲気が袋井の良いところ。人を優しく受け入れる穏やかな風土が魅力なのかな? と思った。
カウンターは常連さんとカップル、座敷では仲間でワイワイ。親切なスタッフが心地良い。
旬彩酒房 杏(あんず)
電話/0538-42-0053
住所/静岡県袋井市高尾町14-1(袋井駅から徒歩4分)
営業時間/17:00~24:00(L.O.23:20) 定休日/月曜日